「からまないブラシ」でお手入れがしやすいと評判の、パナソニック サイクロン掃除機 MC-SR39K。インターネット上では「音が静か」など高評価の声が見られる一方、「吸込力が弱い気がする」「ゴミ捨ての際の手順が多い」などの口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、パナソニック サイクロン掃除機 MC-SR39Kを含むキャニスター掃除機全35商品を実際に使ってみて、吸引力の高さ・操作性のよさ・ゴミ捨ての楽さ・静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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本コンテンツに記載の検証結果は2022年12月までの情報です
目次
パナソニックのMC-SR39Kは、吸引力と手入れの簡単さを兼ね備えた1台です。実際に掃除してみると、ほかの商品では吸い残しが多かったカーペットのゴミも、わずか1往復でほぼ吸引。畳では目に入り込んだ小麦粉まですっきり除去できました。吸引力を指摘する口コミもありましたが、紙パック式に負けないパワフルな性能といえます。
お手入れのしやすさも優秀です。ダストケースの取り外しは2工程で済み、ボタンを押すだけで手を汚さずにゴミを捨てられます。メーカー独自の工夫により、ヘッドに髪の毛がほとんど絡みつかないのもメリット。集じん容量は0.25Lと少なく紙パック式よりゴミ捨ての回数は増えますが、そこまで手間と感じませんでした。
操作性もよく、自走式パワーブラシが軽いかけ心地をしっかりアシスト。カーペットでも張り付かずスイスイ前進しました。可動域が広くスイングもスムーズです。机や椅子の下でもヘッドが浮かず、細部まできれいに掃除できました。運転音も全体平均を大きく下回る76.8dBと、かなり控えめですよ。
価格は執筆時点で40,000円ほどで販売されています。安くはありませんが、低価格帯の商品と比べると、ハウスダスト検知センサーやからまないブラシなど機能は豊富です。ただヘッド部分がやや重く、階段で持ち上げる際に負担を感じたのが惜しい点。段差で使うことが多い人は、ほかの商品も検討してみてください。
お手入れの手間を減らす独自技術「からまないブラシ」が売りの、パナソニック MC-SR39K。ここからは改めて、どのような商品なのかを詳しく解説していきます。
キャニスタータイプからロボット掃除機まで数多くの掃除機を展開する、パナソニック。今回ご紹介するMC-SR39Kは、パナソニックの特許技術を駆使した「からまないブラシ」が売りのモデルです。
中央に向かって細くなる円錐形のブラシが2個搭載されており、髪の毛やペットの毛を中央の空間に寄せて自動で吸引する仕組み。ローラーにも表面がなめらかな特殊加工を施すことで、従来モデルから99%以上毛が絡みつかないと謳われています。ヘッドのお手入れの手間を少なくしたい人にうれしい1台ですよ。
集じん方式にはサイクロン式を採用。メタル素材を使用した独自の「ダブルメタル」がダストボックス内部の目詰まりを抑え、強力な吸引力が99%以上持続するといわれています。これにより、ダストボックスとクリーンフィルターのお手入れが約2年間不要になるのも大きな魅力ですよ。
ホース内部に搭載された高速赤外線センサー「クリーンセンサー」も注目したいポイントです。人の目には見えない、約20μmのダニのフンや死骸を検知してランプを点灯。ゴミが多いと赤、きれいになると青と色分けされており、ハウスダストの有無をひと目で確認できるのが利点です。
本体サイズは幅23.8×奥行32.7×高さ29cmで、本体のみの重量は2.6kgと軽量。ホース・延長管・床用ノズルを含んだ重量は4.2kgです。カラーは高級感あるブラウンで、どんな部屋にもマッチしますよ。
今回は、パナソニック MC-SR39Kを含むキャニスター掃除機全35商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、吸引力の検証です。マット・フローリング・畳の3か所の床に5種類のゴミをまき、最強モードで1往復させたときの吸引具合をチェックしました。
結果、どの床材でも強力にゴミを吸い取り掃除性能は優秀です。「吸込力が弱い気がする」との口コミがありましたが、畳では目に入り込んだ小麦粉まですっきり吸引できました。カーペットでは端に小麦粉を取り残してしまいましたが、ほかの商品と比べるときれいな仕上がりです。
それぞれの床材を細かく見てみると、フローリングでは紙パック式に負けないパワフルな吸引力を発揮。部屋の角に細かなゴミが残りましたが、1往復でここまで吸えれば十分といえます。
カーペットでも、お菓子のクズや毛糸などの大きなゴミはほぼすべて除去できました。端に小麦粉が残ったものの、カーペット全体が白いままだったほかの商品と比べると優秀な結果です。食べこぼしが多い小さな子どもがいる家庭にも重宝しますよ。
畳では目の中に入り込んだ小麦粉も残さず除去し、トップクラスの高評価を獲得。上の画像からもわかるとおり、わずか1往復しただけで何も残さずきれいに仕上がりました。和室が多い家庭でも大活躍するでしょう。
次に、操作性のよさを検証します。
ソファの下・イスの下・床・階段の4か所で使ってみて、追従性や取り回しのよさをチェックしました。
操作性も上々です。かけ心地が軽いローラー付きの自走式パワーブラシにより、カーペットでもヘッドが張り付かずスイスイ進みました。紙パック式よりコンパクトなサイクロン式のため、追従性も良好です。
さらに、目に見えないハウスダストを検知して知らせるクリーンセンサーも搭載。ヘッドの可動範囲も広いので、家具の下にある細かな粉じんゴミもすっきり吸い取れるでしょう。
<モニターコメント>
テレビ台とソファの下を掃除してみると、前進する際に少しだけ抵抗を感じました。ただ後ろ方向へ引き戻す際の動きはスムーズで、負担なくかけられます。
机・椅子の下では、ヘッドが浮いてかけにくい商品があったなか、水平をキープしてスムーズに動かせたのが利点です。可動域が広いので、左右に振る際も楽にスイングできました。
一方で、階段での操作性は上位商品には一歩及ばず。本体を左手で持ちながら掃除したところ、本体自体は軽いものの、右手で持っているヘッド部分が重く動かしにくいと感じました。
ホース・延長管・床用ノズルの3点を合わせると1.6kgあり、連続して持ち上げるにはやや負担がかかる印象です。階段では延長管の長さを短くしたり手を持ち替えたりと、ひと工夫必要でしょう。
続いて、最大モードで稼働させたときの運転音の大きさもチェックしました。結果、騒音値は76.8dBと検証したなかでもトップクラスの小ささ。この値は本体から1mの位置での計測値なので、実際に感じる音はもう少し抑えらますよ。
ただ環境省によると、75dB前後は地下鉄の車内と同レベルといわれています。静かとはいえないので、とくに集合住宅にお住まいの人は早朝・深夜の使用は避けるのがよいでしょう。
<参考データ(執筆時点)>
毎日のように使う掃除機は、お手入れのしやすさも気になるところ。そこで最後に、ゴミ捨てと掃除の手順を確認してメンテナンスの楽さを評価しました。
結果、手入れのしやすさは高評価を獲得。ダストケースの取り外しは2工程で済み、あとはボタンを押すだけで手を汚すことなくゴミを捨てられました。お手入れブラシ付きで、ダストケースをサッと掃除できるのもよいところ。ゴミ捨ての目安を示すラインが記載されているなど、大手メーカーらしいきめ細やかな工夫があったのも好印象です。
ヘッド部分は手動で分解できるのもうれしいポイント。さらに「からまないブラシ」により、髪の毛がヘッドに絡みにくく手入れの手間もかなり抑えられますよ。
どれだけゴミを吸えるかを表す集じん容量は、0.25Lとかなり少なめ。一般的にサイクロン式は紙パック式と比べて集じん容量が少なく、頻繁なゴミ捨てが必要です。
ただ紙パックを買う必要がないため、ランニングコストがかからないのはメリット。ゴミ捨ての手間が気にならない人にはおおすすめです。
三菱電機のBe-K TC-FD2Bは、強力な吸引力と取り回しのよさを両立した1台です。検証では、カーペットの奥に入り込んだゴミまでパワフルに吸引。操作性も非常に優秀で、ソファの下でもヘッドが浮かず、持ち上げる必要がある階段での掃除もスムーズでした。紙パック式でお手入れが楽なのも魅力です。
東芝のVC-PJ9は、ゴミをパワフルかつラクラク吸引する自走式パワーヘッドを搭載。カーペットでは、小麦粉の白さすら残さないほどの高い掃除性能を発揮しました。フローリングや畳もきれいに掃除できており、吸引力はトップクラス。段差がある場所でもスムーズに操作できますよ。
カラー | プレミアムゴールド |
---|---|
タイプ | キャニスター |
弱モード搭載 | |
バッテリー着脱可能 | 不明 |
電源コード | |
総重量 | 3.8kg |
集じん方式 | 紙パック式 |
紙パック1枚あたりの価格(目安) | 不明 |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | |
強モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
連続使用時間(実測値) | 不明 |
標準モードの連続使用時間(実測値) | 不明 |
強モードの連続使用時間(実測値) | 不明 |
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | |
充電時間(実測値) | 不明 |
騒音値(公称値) | 58~65dB |
騒音値(実測値) | 65~約58dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
最弱モードの運転音 | 58dB |
集じん容積 | 1.5L |
集じん容積(実測値) | 1.5L |
タンク容量 | 1.5L |
消費電力 | 1,000~約300W |
吸込仕事率 | 500~約100W |
コードレス対応 | |
ダストステーション付き | |
液晶ディスプレイあり | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
お手入れが必要なフィルターの数 | 5個 |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
乾湿両用 | |
ブロア機能 | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
隙間に差し込み可能(10cm) | |
本体だけで自立可能 | |
モップ自動洗浄機能 | |
モップ自動乾燥機能 | |
スチーム機能 | |
洗剤自動投入機能 | |
床乾燥機能 | |
アプリ連携対応 | |
付属品 | 2WAYロングノズル、紙パック(MP-9) |
ハンディ重量 | 不明 |
本体重量 | 2.4kg |
本体幅(公称値) | 21cm |
ヘッドの重量(実測値) | 不明 |
本体奥行(公称値) | 32.3cm |
本体高さ(公称値) | 21cm |
本体幅(実測値) | 21.0cm |
本体奥行(実測値) | 21.0cm |
本体高さ(実測値) | 32.3cm |
スタンドの幅(実測値) | 不明 |
スタンドの奥行(実測値) | 不明 |
スタンドタイプ | 不明 |
スタンドの高さ(実測値) | 不明 |
バッテリー電圧 | 不明 |
バッテリーの互換性あり | |
保証期間 | 1.0年 |
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カラー | グランレッド |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
ヘッド種類 | モーター式カーボンヘッド |
充電時間(公称値) | 不明 |
騒音値(実測値) | 65dB~約61dB |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.2L |
消費電力 | 870W~約120W |
吸込仕事率 | 350W~約20W |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ゴミセンサー付き | |
付属品 | すき間ノズル、シール弁付トリプル紙パック(VPF-5) |
本体重量 | 3.7kg |
本体幅(公称値) | 194mm |
本体奥行(公称値) | 323mm |
本体高さ(公称値) | 210mm |
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