軽量で吸引力も高いと人気の、東芝 紙パック式クリーナー VC-PJ9。「軽くて使いやすい」といった高評価な口コミがある一方で、「パワーが弱い」「ヘッドが大きいのが気になる」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、東芝 紙パック式クリーナー VC-PJ9を含むキャニスター掃除機全31商品を実際に使って、吸引力の高さ・操作性のよさ・ゴミ捨ての楽さ・静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
東芝のVC-PJ9は、高い吸引力とお手入れの手軽さを重視する人におすすめです。実際に使ってみると、たった1往復でカーペットや畳の目に入り込んだ小麦粉までしっかり除去。床・ゴミの種類を問わず端まできれいに仕上がるので、家のいたるところで活躍するでしょう。
シール弁付きの紙パックで、ゴミが舞いにくいく本体が汚れにくいのも利点です。ヘッドブラシは手で取り外せるうえ、絡まったゴミも簡単に落とせました。ゴミ捨て・お手入れが楽にできるので、毎日気兼ねなく使い続けられそうです。衛生面が気になる人にもぴったりですよ。
また、ヘッドの可動域が広く操作性も良好。左右に振りやすく水平近くまで倒れるので、ソファ下も奥までスムーズに入れられました。本体重量は2.3kgと軽く、持ち上げて使うシーンでも負担になりにくいでしょう。ヘッドは若干大きめですが、不便を感じるほどではありません。
価格は2~3万円ほどと、比較的手が届きやすい値段。吸引力・取り回し・お手入れのすべてが高評価だったことを考慮すると、コストパフォーマンスは優秀です。キャニスター掃除機選びで迷っているなら、ぜひ試してみてください。
今回ご紹介するのは、2021年5月に発売された東芝の紙パック式クリーナー VC-PJ9。自走式のカーボンヘッドを搭載し、軽い操作で微細なチリまでしっかり除去できると謳われています。
本体サイズは幅21×奥行32.3×高さ19.4cmで、重量は2.3kg。軽量かつコンパクトで、持ち運びしやすいのもうれしいポイントです。
ハンドル部分には、握りやすいラウンド形状の「らくわざフリーグリップ」を採用しています。ハンドルを左右に向けるだけでヘッドが連動して動くため、手元で操作しやすいのが魅力です。
ヘッド部分は、約6.5cmの隙間に入り込める床ピタ設計。ソファの下やベッドの下にある程度の高さがあるなら、楽に奥まで届けることができます。
本体に2WAYブラシがついているのも注目ポイント。ヘッドや延長パイプを取り外すだけで、高い場所やソファの上も手軽に掃除することが可能です。
付属品として、すき間ノズル・シール弁付トリプル紙パック(VPF-5)1枚がついてきます。すき間ノズルは、窓枠のお手入れなどにも重宝しますよ。
集じん方式は紙パック式で、容量は1.2L。紙パックにはホースと密着するシール弁がついているので、ゴミが漏れにくく衛生面が気になる人にもよいでしょう。
また、ヘッドの浮き具合やゴミのたまり具合に応じてパワーを自動調整する、エコモードも搭載しています。強モード使用時と比べると、消費電力量を約45%削減できますよ。
カラーは、鮮やかな赤色が目を引くグランレッドの1種類です。
また今回の検証では、同じ東芝からVC-PJ9の旧モデルであるVC-PH9や、サイクロン式のトルネオV VC-CF30もピックアップ。興味がある人は、あわせて確認してみてくださいね。
画像はトルネオV VC-CF30
今回は、東芝 紙パック式クリーナー VC-PJ9を含むキャニスター掃除機全31商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:吸引力の高さ
検証②:操作性のよさ
検証③:ゴミ捨ての楽さ
検証④:静かさ
まずは、吸引力の高さの検証です。
マット・フローリング・畳に一定量のゴミを撒き、最大モードでブラシを1往復させます。ゴミの吸引具合を確認して、評価を行いました。
<使用したゴミの内容>
フローリングは、ざらつきがほとんどないほどきれいになりました。画像からも、端までゴミひとつないきれいな仕上がりが見てとれます。
奥にゴミが入り込みやすいカーペットも、端まできっちり吸引。ほかの商品では小麦粉の取り残しが多かったなか、白さすら残さず掃除できているのが好印象です。
床の種類を問わずさまざまなゴミに対応できるので、家のどの場所でもきれいな仕上がりが期待できるでしょう。
次は、操作性のよさを検証します。
以下の4つの箇所でキャニスター掃除機を実際に使用し、取り回しのよさや追従性に着目して評価しました。
<使用箇所>
ヘッドの可動域がとても広く、操作性も優秀です。
取っ手が床につくほど水平に倒せるため、ソファ下も楽に掃除できました。左右に振りやすく浮きもないので、隅々まで楽に掃除ができます。
イスの下を掃除する際も、よく曲がって快適に動かせました。ただしヘッドが若干大きく、複雑な箇所で細かく動かそうとすると、時おり浮いてしまったのが惜しいところです。
自走式のため軽い力で安定して動かせるのもメリット。高い吸引力ながら床に張り付かないので、力の弱い人でも軽々操作できるでしょう。
本体・ヘッドともに軽く、持ち上げながらの掃除もラクラクです。狭い段差でも難なく動かせました。
ヘッドはやや大きいものの、曲がりやすさと軽い本体で快適に取り回しできますよ。使い勝手重視の人でも満足できるクオリティといえます。
続いて、ゴミ捨ての楽さの検証です。
実際にゴミを処理してみて、ゴミが捨てやすいか・手入れはしやすいかを軸に評価を実施しました。
<チェック箇所>
取り外し方も、フタを開けて押さえをずらし紙パックを引くだけとシンプルでした。
ヘッドブラシのお手入れもスムーズです。ヘッド部分を裏返す必要なく、手で簡単にブラシを取り外せたのがよいところ。絡まったゴミもスムーズに掻き出せました。
ゴミの捨てやすさに加えてお手入れもしやすく、掃除機を清潔に保ちたい人にもよいでしょう。小さな子どもがいるファミリーにも活躍しますよ。
最後は、静かさを検証します。
稼働音の大きさも気になるところですよね。そこで最大吸引力のモードで稼働させ、1m離れた距離からの騒音を測定しました。なお、騒音計にはTASI TA8000 SERIESを使用しています。
最大モードで稼働したときの騒音値は80.3dB。全体平均が約85dBだったことを考慮すると、キャニスター掃除機としてはそれほど大きくないといえます。
とはいえ、80dBは飛行機の機内と同レベルの騒音です。集合住宅に住んでいるなら、夜間の使用は控えるなど注意してくださいね。
最後にほかの魅力的な商品もご紹介します。
操作性にとことんこだわるなら、三菱電機のBe-K TC-FD2Bがおすすめ。ヘッドが左右によく動き、入り組んだ箇所でもしっかりゴミを吸い取れました。ヘッドが床から浮かず水平を保てるので、ゴミの取りこぼしも少ないでしょう。カーペットの中の小さなゴミまで除去できる、吸引力の高さも魅力です。
同じく三菱電機のBe-K TC-FM2Xも、使い勝手に優れた1台。本体の追従性がよく、小回りがよく利くのがメリットです。検証では、狭い隙間までぐんぐん入り込み軽い力で動かせました。床材問わず強力にゴミを除去し、吸引力も申し分ありません。排気がきれいになる機能も搭載されています。
カラー | プレミアムゴールド |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
コードレス対応 | |
総重量 | 3.8kg |
集じん方式 | 紙パック式 |
紙パック1枚あたりの価格(目安) | 不明 |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | |
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | |
騒音値(公称値) | 58~65dB |
騒音値(実測値) | 65~約58dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.5L |
消費電力 | 1,000~約300W |
吸込仕事率 | 500~約100W |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | |
付属品 | 2WAYロングノズル、紙パック(MP-9) |
本体重量 | 2.4kg |
本体幅(公称値) | 21cm |
本体奥行(公称値) | 32.3cm |
本体高さ(公称値) | 21cm |
三菱電機 紙パック式掃除機 Be-K TC-FD2Bをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
カラー | ダークシルバー |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
コードレス対応 | |
総重量 | 3.8kg |
集じん方式 | 紙パック式 |
紙パック1枚あたりの価格(目安) | |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | |
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | |
騒音値(公称値) | 58~64dB |
騒音値(実測値) | 88.5dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.5L |
消費電力 | 300~1000W |
吸込仕事率 | 100~500W |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | サッシノズル、紙パック |
本体重量 | 2.4kg |
本体幅(公称値) | 21cm |
本体奥行(公称値) | 32.3cm |
本体高さ(公称値) | 21cm |
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