「寝ている間に集中補修するヘアオイル」と謳う、ロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイル。「ドライヤー後につけると朝広がりにくくて気に入っている」と評判ですが、「香りが濃い」といった気になる口コミもみられ、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の10つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のヘアオイルとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ヘアオイル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
本記事における「サロン専売品」とは、主に美容院で販売されている商品のことを指し、ランキングではECサイトで取り扱いがあるものも紹介しています。
目次
良い
気になる
ロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイルは、ナチュラルなスタイリングが好きな人におすすめです。実際にマネキンの髪をスタイリングすると、適度なツヤ感・束感を出せました。比較したほかの商品にはサラッと仕上がるものもあったなか、しっとり感が強く、動きのあるおしゃれなスタイルを作れます。
塗布後は髪がまとまりやすく、スタイリング時はもちろん、ドライヤー前の濡れた髪につけて乾かしても毛先までおおむね広がりを抑えられました。容器がスポイトタイプで少量ずつ出して使えるのも便利です。洗い流すとシャンプー液だけでするんと落ちたため、洗浄力がマイルドなシャンプーでも落としやすいでしょう。
一方で、髪を補修する成分が見当たらなかったのは気になります。比較したほかの商品には、熱に反応して髪を補修するヒートケア成分や髪の内部からダメージを補修する加水分解タンパク質などを配合し、外部と内部の両方からアプローチできるものも。ダメージケアには物足りないため、ハリ・コシのある髪を目指したい人には不向きといえます。
サラサラのテクスチャで髪になじませにくいのもネックです。モニターからは「塗った感覚を得られない」との指摘も。また「香りが濃い」との口コミどおり手に出すとバニラの甘い香りが強く感じられ、万人受けするとはいえません。モニターのなかでも「毎日使いたくなるような香り」「香りに飽きそう」と好みがわかれました。
公式サイトでの販売価格は容量50mL入りの場合で3,630円と、比較した全商品のなかでも高めです(※2024年12月時点)。毎日使う用としては手を出しづらいでしょう。少量つけるだけでこなれ感のあるスタイルを作れるのは魅力ですが、髪のダメージを補修したい人や香りにこだわる人はほかの商品もチェックしてみてください。
<おすすめの人>
<おすすめできない人>
実際にロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイルと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したヘアオイルと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイルの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
I-ne
ケアもスタイリングもこれ1本!毛先までしっとりまとまる
ジョンマスターオーガニックグループ
軽いテクスチャながら髪をしっとりまとめる。ダメージで広がる髪に
ネイチャーラボ
アウトバスケアにもスタイリングにもおすすめ。広がりやすい髪の人に
髪をきれいに整えるには、髪質にあったヘアケアアイテムを使うことが大切です。ヘアオイルはヘアミルクに比べてテクスチャが重い傾向があり、髪にまとまり感を出せます。髪がゴワつきやすい剛毛の人はヘアオイル、髪がオイルの重みで潰れやすい軟毛の人にはヘアミルクを選ぶのがおすすめですよ。
今回ご紹介するのは、植物素材を使用したスキンケアアイテムを手がけるロクシタンのインテンシヴリペア ヘアオイル。ツヤ感・うるおい感のある指通りのよい髪に導くため、ヘアコンディショニング成分のアーモンドオイル・キャロットエキスなどを配合しているのが特徴です。
ヘアコンディショニング成分として、アンジェリカエッセンスオイル・ヒマワリ種子油も使用しており、髪の内部・外部両方のダメージに働きかけます。内容量は50mL・100mLの2種類です。イランイランなど厳選したエッセンシャルオイルによる、爽やかなアロマティックハーブの香りを楽しめますよ。
今回は、ロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイル含む人気のヘアオイルを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のヘアオイルを比較検証したところ、ロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイルには5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
スタイリング時の乾いた髪につけると、まとまり感のある見た目に。実際に塗布前後における毛束の幅の変化を測定したところ、根元は平均-3.33%にとどまりましたが、中間は平均-23.74%・毛先は平均-31.17%もダウンしました。
3か所の平均値は-19.41%と比較した全商品の平均である-19%(※2024年12月時点)とほぼ同等だったため、本品においても髪の広がりを抑える効果が期待できます。髪がうまくまとまらず、スタイリングが決まらない人におすすめです。
ドライヤー前の濡れた髪に塗布して乾かしたあとも、まとまり感を十分得られます。実際に濡れた毛束に塗布して乾かしたところ、幅は根元で平均-12.73%・中間で平均-21.52%・毛先で-3.51%と抑えられていました。
3か所の平均は-12.59%と比較した全商品の平均-14.57%(※2024年12月時点)には届かなかったものの、根元から中間部にかけてボリュームはダウンしています。毛先は少し広がりやすかったため、多めにつけるとよいでしょう。
スタイリング時の仕上がりもきれいです。実際にスポイト半量分をマネキンに使うと、髪にしっとり感が出て、ほどよいツヤ感を演出できました。
比較したほかの商品にはサラッと仕上がるものもありましたが、束感を作りやすく、自然にこなれ感を出せます。髪が広がりやすいパーマスタイルの人におすすめです。
ただし、つけすぎると重く見える可能性も。ベタつきを防ぐため、仕上がりを見ながら少量ずつつけるとよいでしょう。
髪に蓄積しにくく、洗い流すのも簡単。検証では、本品を垂らして一晩放置したスライドガラスを用意。スライドガラスをシャンプー液で洗浄したあとに上から水滴を垂らし、その水滴の高さからヘアオイルの残り具合をチェックしました。
その結果、水滴の高さは比較した全商品の平均である0.9mm(※2024年12月時点)よりも低い、平均0.5mmを記録。洗浄力がマイルドなシャンプーでもしっかり落とせるでしょう。
容器がスポイトタイプのため、使いやすいのもうれしいポイントです。フタとスポイトは一体化しており、急いでいるときでもすぐに中身を取り出せます。
比較したなかでも容器がボトルタイプの商品は中身がドバッと出やすい傾向があったのに対し、フタ部分を押したり離したりするだけで簡単に量を調節できました。少量ずつ使えますよ。
ロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイルにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
補修成分の評価はいまひとつ。実際に理系美容家の箱崎かおりさんが成分表を確認したところ、目立った内部補修成分・外部補修成分は見当たりませんでした。
ドライヤーなどによる熱に反応し、髪を補修するヒートケア成分・髪の内部に働きかける加水分解タンパク質などを配合した上位商品に比べると、補修効果は期待できません。パーマやブリーチを繰り返して傷んだ髪のケアには不向きです。
テクスチャはかなりサラッとしており、髪になじませにくいのも気になるところ。
比較したほかの商品には軽めのテクスチャながらほどよいとろみがあり、髪全体へスムーズになじませられたものもあったなか、実際に使用したモニターからは「塗った感を得られない」「手からこぼれそうになった」との指摘が寄せられました。
<なじませやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
香りの感じ方はモニターによって好みがわかれる結果に。メーカーは「爽やかなアロマティックハーブの香り」と謳っていますが、手に出すと口コミどおりバニラのような甘い香りを強く感じます。
モニターからは「毎日使いたくなるような香り」と好意的なコメントがあがる一方で、「香りに飽きそう」「お香みたい」といった指摘も寄せられました。甘い香りが好きな人向きといえます。
比較した商品内にはドライすると香りが落ち着くものもありましたが、本品はドライ後までしっかり残りました。香りを長く楽しみたい人であれば心地よく感じるでしょう。
<香りについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
公式サイト・ECサイトでの販売価格が内容量50mLの場合で3,630円(※2024年12月時点)と高めなのもネック。比較した商品内では2,000円以下で購入できるものが多かったことをふまえると、毎日使うものとしては手が出しづらい価格帯です。
自分へのご褒美やロクシタンが好きな人へのプレゼントには候補の一つになるでしょう。
メインのオイルの種類 | エステル |
---|---|
補修成分 | |
テクスチャ | 軽い |
良い
気になる
内容量 | 50mL |
---|---|
おすすめの使い方(メーカー推奨) | アウトバストリートメント |
容器の形状 | スポイト |
ヘアアイロン前の使用可能 | |
購入できる場所 | 直営店 |
毛束の変化率(ドライヤー前) | -12.59% |
毛束の変化率(スタイリング時) | -19.41% |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
3,594円
(最安)
販売価格:3,630円
ポイント:36円相当
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3,597円
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販売価格:3,630円
ポイント:33円相当
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販売価格:4,880円
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ここでは、ロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイルのほかにおすすめの商品をご紹介します。
サロニアのスタイリングオイルは、アウトバスオイルとしても使えます。実際に濡れた毛束に塗布して乾かすと、塗布していない状態と比べて毛先までしっかりまとまり感がありました。補修成分も配合されているため、ダメージケア効果も見込めますよ。
髪になじませやすく、テクニック不要でスタイリングできたのも利点です。つけすぎには注意が必要ですが、ほどよいツヤ感・束感を作れました。香りも爽やかで強すぎないため、万人受けしやすいでしょう。
ダイアンのダメージ補修ヘアオイルは、傷んだ髪をしっかりケアしたい人におすすめです。外部補修成分の18‐MEA代替成分とヒートケア成分に加えて、髪内部のダメージに働きかけるCMC類似補修成分も配合していました。高いヘアケア効果が期待できます。
髪のまとまりやすさの評価も高く、乾いた髪・ドライヤー前の濡れた髪のどちらに使っても毛先まで広がりを抑えられていました。ECサイトでの販売価格は内容量65mL入りで1,300円台と手頃なので、毎日気軽に使えますよ。
ロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイルは洗い流さないトリートメントのため、タオルドライした髪や乾いた髪に使用します。
手のひら全体に伸ばしたあと、髪の中間から毛先にかけて手櫛でなじませましょう。つけすぎを防ぐため、少量ずつ取り出すようにしてくださいね。(参照:ロクシタン公式サイト)
ロクシタン インテンシヴリペア ヘアオイルは、全国にある実店舗や百貨店などの取扱店舗にて販売されています。取扱店舗は公式サイトから探せるので、実物を見て検討したい人は足を運んでみてください。
近所に取扱店舗がない人には、公式オンラインショップやAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトで購入するとよいでしょう。公式オンラインショップでの販売価格は以下のとおりなので、ぜひ参考にしてみてください。
<公式サイトでの販売価格>
価格は2024年12月時点のもの
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