国内累計販売台数が150万台を突破しているスマートリモコン、SwitchBot ハブミニ。インターネット上では「初期設定が簡単」と評判ですが、「細かいトリガーの設定ができない」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
SwitchBot ハブミニは、初期設定が簡単で、多くの家電と連携しやすいものがほしい人におすすめ。リモコンの登録方法は準自動マッチング式に対応し、適当なボタンを押した際に表示されるパターンから選べばOKです。プリセット登録済みのメーカー数も、テレビとエアコンは100社以上・照明は41社と比較した商品内でも多く、大手メーカー以外でも楽に登録できるでしょう。
「手軽にスマートホームを実現」という謳い文句どおり、スマートホーム化のしやすさも高評価。なかには連携できるスマート製品がないものもありましたが、本品はスマートライト・スマートロックなど幅広い製品と連携可能です。Amazonアレクサ・Googleアシスタント・Siriショートカットにも対応し、音声操作もできますよ。
使い勝手も良好です。iPhone・Androidともに、ホーム画面上にアプリのショートカットを表示するウィジェットを設定可能。比較した非対応の商品とは異なり、アプリを探す手間がかからずサッと操作できるのがメリットです。家電の一括操作もシーン設定から手動で実行できました。
赤外線の強度も悪くなく、10畳以下の部屋であれば使えそうです。実際にテレビから一定の距離を離して使ったところ、真正面は10m、真横・斜め後ろ・真後ろは7mまで反応しました。ただ15畳以上のリビングには少々力不足なので、部屋の形状や広さを事前に確認し設置場所を考えておきましょう。
「細かいトリガーの設定ができない」との口コミどおり、家電を作動させるためのトリガー(条件)を1つしか設定できないのもネック。位置情報と時刻は設定できるものの、温湿度・人感で指定するなら追加オプションの購入が必要です。「初期設定が簡単」との口コミどおりの商品ではありますが、1台で条件を細かく設定したいならほかのモデルも検討してください。
実際にSwitchBot ハブミニと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのスマートリモコンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
SwitchBot ハブミニの購入を迷っている人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
SwitchBot
思いどおりに家電を自動操作!初期設定も簡単なベストバイ
そもそもスマートリモコンとは、スマホから家電を操作できるようにするアイテム。家電の赤外線信号を学習させるとスマホからでもリモコン同様の操作が可能になり、リモコンを探す・取りに行くといった手間が省けます。また、スマートタイプではない家電を音声で操作できるようになる点もメリット。購入前に置く場所を考えておくと設置もスムーズでしょう。
今回ご紹介するSwitchBot ハブミニは、国内累計販売台数が150万台を突破した看板商品です。家電の赤外線リモコンやSwitchBotシリーズ製品をアプリに登録・連携しておくと、外出先からでも家電スイッチのオン・オフ操作が一括で可能に。外出中はこまめに電源を切って省エネ対策に、長期旅行中は照明をつけて防犯対策にも活用できると謳っています。
販売元のSwitchBotは、IoTスマートホームデバイスの企画から販売までを行っているスマートホームブランドです。2016年のブランド誕生以来、世界100か国以上の国と地域で展開するまでに成長。誰もが上質でスマートな暮らしを送れるよう、スマートホームが身近になるような製品作りを目指しています。
SwitchBotは展開している商品数が多いので、複数の商品と連携できるのが強みです。
本体サイズは実測値で幅65.3×高さ65.3×奥行20.7mm、重量は37gです。パッケージには、本体のほかにUSBケーブルと取扱説明書が付属します。
カラー展開はホワイト・ブラックの2色。テレビ台が黒の場合、ハブミニもブラックを選ぶとインテリアにより馴染みます。どちらもシンプルなデザインなので、お部屋の雰囲気を邪魔しないでしょう。
SwitchBot ハブミニには、本品以外に2商品がラインナップしています。以下にそれぞれの特徴を紹介するので、参考にしてくださいね。
1つ目は、ハブミニ Matter対応モデル。Matterとはスマートホームの新しい標準規格で、異なるメーカーのスマート家電に互換性を持たせるためのもの。Matter対応のハブミニに連携すれば、SwitchBotアプリ以外にもAppleのホームアプリ上での操作が可能になります。
2つ目は、ハブミニが全面的にバージョンアップした次世代機のハブ2。ハブミニとの大きな違いは、温度・湿度・照度を計測できるセンサーが本体に元々搭載されている点です。スマートアラート機能もあり、温湿度に異常があるとアプリで通知されるほか、ハブ2本体が音と光で知らせる機能を備えています。Matterにも対応していますよ。
また、SwitchBot ハブミニの接続端子はMicro USBですが、Matter対応モデルとハブ2の接続端子はUSB Type-Cに変更されているので覚えておきましょう。
今回は、SwitchBot ハブミニを含む人気のスマートリモコンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のスマートリモコンを比較検証したところ、SwitchBot ハブミニには4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
実際に初期設定を行ったところ、楽に済ませられました。リモコンの登録方法は準自動マッチング式に対応し、適当なボタンを1つ押すだけでいくつかのパターンが表示されます。該当するリモコンを探し当てる完全マッチング式には及ばないものの、ボタンを1つずつ登録する必要がある手動式よりは段違いに楽ですよ。
プリセット登録済みのメーカー数が、テレビとエアコンは100社以上、照明は41社とかなり豊富なのも利点。比較したほかの商品には、エアコン・テレビ・照明でそれぞれ20社以下のものがあった点を思うと、大手メーカー以外の商品でも簡単に設定しやすいのが強みです。
初期設定が簡単で複数のメーカーに対応しているため、スマートリモコンをはじめて触る人にもおすすめです。
スマートホーム化のしやすさは、比較したなかでもトップクラスの高評価に。Amazonアレクサ・Googleアシスタント・Siriショートカットに対応しており、声をかけるだけで手軽に操作を行えます。
幅広い製品と連携できるのも利点です。一部商品には連携できるスマート製品がないものもありましたが、本品はスマートライト・見守りカメラ・スマートカーテンなどと連携可能。リモコンがない製品もスマホ操作や自動運転が可能になり、「手軽にスマートホームを実現」という謳い文句にも頷ける結果です。
一方で、新規格「Matter」には非対応。とはいえ、先述したとおり別売りでMatter対応モデルが販売されているので、新規格対応の商品がほしい場合は検討してみてください。
音声アシスタントに対応をしていると、スマホでの操作が必要ありません。
家電を操作するまでの工数が少なく、使い勝手も優秀です。iPhone・Androidともに、ホーム画面上にアプリのショートカットを常に表示する機能「ウィジェット」に対応。なかには非対応だったり、iPhone・Androidのどちらか一方でしか使えなかったりするものもありましたが、本品ならアプリを探して開く手間がかからず直感的に操作できます。
ショートカット画面と家電の一括操作は、「シーン設定」から手動で実行できます。ワンタッチで操作できた上位商品には届きませんが、普段使うぶんには大きな問題にはならないでしょう。
赤外線の強度も悪くありません。実際にテレビの真正面・真横・斜め後ろ・真後ろに設置して使ったところ、真正面は10m、それ以外は7m離れていてもテレビを作動させられました。10畳以下の部屋やワンルームには重宝しそうです。
ただ比較した商品の半数以上は、角度を問わず10m離れた場所にも赤外線が届きました。対して本品は、15畳以上の広いリビングなどには向かないでしょう。広めの部屋で使う場合は、部屋の形状をよく確認し設置場所をあらかじめ決めておくなど工夫してくださいね。
SwitchBot ハブミニにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
自動化のしやすさはいまひとつな評価に。温度・湿度・人などを感知するセンサーがなく、家電を作動させるための条件(トリガー)が限られるのがネックです。「細かいトリガーの設定ができない」との口コミは否定できません。
作動させるタイミングは、位置情報と時刻でのみ設定可能。日時は1分単位で設定でき、日の出・日の入り時刻も指定できますが、たとえば「午前7時に室温が15℃以下なら、暖房をONにする」といった設定は不可能です。
比較した半数以上の商品はトリガーを3つ以上設定でき、好みのタイミングで家電を自動制御できました。本品で同様の操作をしたいなら、オプションの購入を検討してくださいね。
温度でエアコンの設定をしたい場合は、別売りの温度センサーが必要です。
リモコンの設定方法 | 自動マッチング式、手動マッチング式 |
---|---|
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
照度センサー機能 | |
人感センサー機能 | |
トリガー(環境設定)の個数 | 1個 |
良い
気になる
本体幅 | 65.3mm |
---|---|
通信規格 | 不明 |
赤外線の有効範囲(公称値) | 半径15m/インジケーター面:30m |
本体奥行 | 20.7mm |
本体高さ | 65.3mm |
携帯端末の対応OS | iOS、Android |
本体重量 | 37g |
GPS連動機能 | |
トリガー(機器設定)の個数. | 3個以上 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
5,286円
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販売価格:5,339円
ポイント:53円相当
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ここでは、SwitchBot ハブミニのデメリットが気になる人にもおすすめの商品をご紹介します。
広い部屋で使用したい人には、赤外線強度の高いNature Remo 3がおすすめです。
内蔵センサーの搭載数は、温度・湿度・照度・人感の4種類と比較したなかでもトップクラス。1つずつしか設定できないのは惜しいとはいえ、オプションを購入することなく、条件設定できるのはメリットです。
リモコンの登録方法は自動マッチング式で、大手メーカーの家電なら簡単にリモコン登録できるでしょう。Amazon Alexa・Googleアシスタント・Siriでの音声操作にも対応し、手軽にスマートホーム化できますよ。
Nature Remo 3は部屋ごとの設定ができない点には、注意が必要です。
ハブミニよりも値段は上がるものの、より高性能なものを求めるなら選択肢に入るでしょう。
SwitchBot ハブミニの取扱店舗は、家電量販店や総合スーパーなどです。正規販売代理店の一覧は、公式サイトから確認できますよ。
インターネットで注文するなら、SwitchBotの公式サイトで購入可能。価格は税込5,480円(※執筆時点・公式サイト参照)です。公式サイトで購入すると以下の特典がありますよ。
<特典>
このほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトでも取り扱いがありました。ECサイトのなかには公式ショップも確認できたので、ぜひチェックしてみてください。
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