ダイソー スキレットをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
コスパがよいと評判の、ダイソー スキレット。インターネット上には高評価な口コミが多い一方で、「熱ムラが気になる」「焼き目がつかない」など気になる声もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、ダイソー スキレットを含むスキレット全22商品を実際に使ってみて、料理のおいしさ・熱ムラの少なさ・保温性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
高校時代に家庭科教員の夢を持ち、食物栄養学科に進学。アルバイト先のレストランで料理を作る楽しさに触れ料理教室の講師を目指す。20代にイタリアンレストランで料理の修行、料理教室勤務を経て独立。その後カフェの立ち上げ、イベントケータリングやwebや雑誌などの料理監修を手がける。2013年より家庭料理を中心とした料理教室「キッチンスタジオ 人形町キッチン」を設立。近年では食味検証や調理道具、調理家電検証などの専門家として活動し、食にまつわる幅広い分野に精通している。
すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】保温性は普通で少し熱ムラもあるが、値段を考慮すると満足度の高いスキレット
ダイソー スキレットは保温性が及第点レベルで、特別優れているとは言えません。料理が急激に冷めてしまうわけではないものの、今回検証した商品の中にはより熱をキープしやすいものもありました。
また料理の出来栄えに影響するほどではありませんが、若干の熱ムラが出たのも気になります。食材を入れる前に、まずはしっかりと温めましょう。
一方で、料理がおいしく仕上がるのはよい点。胡椒の香りが立ち、牛肉の表面にはこんがりとした焼き目がつきました。切ってみると断面には少し赤みが残っていましたが、安さを考慮すると満足できる焼き上がりと言えます。
これからスキレット料理を試してみたいという方は、ぜひ候補に入れてみてください。
ダイソー スキレットとは
さまざまな生活雑貨を販売している100円均一ショップ、DAISO（ダイソー）。日本国内だけでなく、アメリカ・韓国・オーストラリアなどにも店舗を構えており、多くの支持を集めています。
今回ご紹介するのは、税込330円で手に入る大人気のスキレットです。
低価格でありながら、本格的な鋳鉄でつくられているのが特徴。IH・ガスどちらにも対応しており、場所やシーンを選ばず活躍します。
使う前に、油をなじませてシーズニングをしましょう。まずはタワシと食器用洗剤で洗い、表面に塗られた錆止めを剥がします。そしてコンロで水分を飛ばした後、全体に薄く油を塗ってください。
使うたびに油がどんどんと馴染み、焦げ付きにくくなっていきます。
サイズはS・Mの2種類。今回は、Mサイズを検証に使ってみました。
なお、Sサイズは税込220円とさらに安い値段で購入できますよ。料理や人数にあわせて使い分けてみてくださいね。
実際に使ってみてわかったダイソー スキレットの本当の実力！
今回は、ダイソー スキレットを含むスキレット全22商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1～5点の評価をつけています。
検証①：料理のおいしさ
検証②：熱ムラの少なさ
検証③：保温性
検証① 料理のおいしさ
はじめに、料理家の風間さんにご協力いただき、料理のおいしさを検証します。
牛モモ肉を焼いてステーキをつくり、試食してみました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 焼き目が美しくなく、焼き加減が悪い。おいしいと感じない。
- 焼き加減が悪く、あまりおいしいと感じない。
- 平均点な仕上がりだが、フライパンでの調理時とあまり変わらない。
- 焼き加減もよく、おいしい。
- 焼き目も美しく、焼き加減もよい。おいしい。
低コストとは思えない香ばしい焼き上がり！
料理のおいしさは4点と高評価。胡椒の香りが立ち、牛モモ肉の表面にはこんがりと焼き目がついています。他の商品と比べても劣らない焼き加減で、値段のわりにはとてもおいしく仕上がりました。
切ってみると断面に少し赤みが残っていたので、気になる人は長めに焼きましょう。
検証② 熱ムラの少なさ
続いて、熱ムラの少なさの検証です。
ガスコンロで200℃まで温めた後、サーモカメラで撮影して熱ムラがあるかどうかをチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 一点にのみ熱が集中する。/焼き目がまだら模様になる。
- 全体が温まるが温度差がかなりある。
- 全体が温まるがやや温度差がある。
- 熱ムラはほぼなく、全体的にあたたまる。
- 熱ムラは一切なく、全体的に高温にあたたまる。/均一に焦げ目が付いている。
大きな熱ムラは見られず、均一に火が通る
熱ムラの少なさは4.5点で合格点をマークしました。持ち手付近に若干の熱ムラがあったものの、料理の仕上がりにはあまり影響しないでしょう。
野菜やお肉など、さまざまな食材を均一に焼き上げることができそうです。
検証③ 保温性
最後は、保温性の検証です。
200℃まで温めてコンロの火を止め、5分間放置します。そして、温度の下がり具合をチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
- 下がった温度は121℃以上
- 下がった温度は120℃以内
- 下がった温度は110℃以内
- 下がった温度は100℃以内
- 下がった温度は90℃以内
このレベルの保温性があれば、特に問題なし
保温性は3.5点で、まずまずの評価です。コンロの火を止めて5分経つと、温度が約104℃低下しました。かなり冷めにくいとは言えないものの、このレベルの保温性があれば特に問題はないでしょう。
保温性にこだわるなら、こちらもおすすめ
ダイソー スキレットは値段のわりに優秀でしたが、もう少し保温性がほしいところ。最後に、他のおすすめ商品もご紹介します。
LODGE（ロッジ）のスキレットは、熱をしっかりとキープしてくれるのが魅力。コンロから下ろして5分経過しても、下がった温度は約97℃だけでした。工場出荷時に油慣らしされており、シーズニング不要ですぐに使えるのもよい点です。
CHUMS（チャムス）のスキレットも、保温性が優れています。ステーキにはしっかり焼き目がつき、断面もきれいなピンク色に仕上がりました。熱ムラも少ないので、食材に均一に火が通すことができます。
| 表面加工 | 不明 |
|---|---|
| 直径 | 不明 |
| 全長 | 26cm |
| 重量 | 839g |
| 本体素材 | 鋳鉄 |
| 対応熱源 | ガス、IH |
| フタ付き | 不明 |
ロッジ スキレットをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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