コスパがよく使いやすいと評判の、パイロット フレフレオプト。インターネット上には高評価のレビューが並ぶ一方、「グリップがかたくて指が疲れる」といった気になる口コミもあり、購入をためらっている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、パイロット フレフレオプトを含むシャーペン35商品を実際に使ってみて、握ったときのフィット感・書き心地・芯の折れにくさを比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
パイロットのフレフレオプトは、機能性にこだわる方には物足りないでしょう。振ると芯が出てくるタイプではあるものの、芯折れ防止・自動芯回転などの機能はついていませんでした。
また、芯の折れにくさも平均レベル。普通に書くぶんには問題ありませんが、筆圧が強い方・芯を長く出したい方は力の入れすぎに注意が必要です。
一方、握りやすさ・書きやすさを重視する方にはおすすめ。段差のないなだらかな形状で、握ったときのフィット感は優秀です。グリップ部分はラバー素材で滑りにくく、快適に書き進められました。また、書き続けても疲れを感じにくいのもメリットです。
機能面では物足りないものの、シンプルなつくりで使う人を選びません。コスパもよいので、使いやすいシャーペンを探している方には、試してみる価値があるでしょう。
創業100余年の老舗国内メーカー、パイロットコーポレーション。万年筆からその歴史をスタートさせ、現在はさまざまな文具用品を展開しています。
特に、シャーペンには39種類ものシリーズがラインナップ。今回紹介するフレフレオプトシリーズは、色だけではなく、デザインまで選べる自由度が話題です。
芯を出すときは、パイロット独自のフレフレメカが活躍。ペンを振るだけ芯が出てくる振り子式で、出すときに手を移動する必要がないのが嬉しいポイントです。
キャップ部分を押して芯を出す、一般的なノック式シャーペンとしても使えます。
10万回はさんでも壊れないと謳われるリフトクリップにも注目。
バネ式で大きく開くため、バッグ・ノート・ポケットなどいろいろなところにしっかりはさめます。ハードに動いても落ちないので、なくす心配も少ないですよ。
カラー・柄は全部で10種類と充実しているのもポイント。キュートな水玉模様のドット・植物をモチーフにしたエッジング・流水を思わせるさわやかなウォーターなど、かわいいものからクールなものまで幅広いラインナップが魅力です。
なお、今回の検証で使った色はすでに廃盤となっています。色やデザインが新しくなっていくのも、楽しみのひとつですね。
今回はパイロットのフレフレオプトを含むシャーペン全35商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:握ったときのフィット感
検証②:書き心地
検証③:芯の折れにくさ
まずは、シャーペン選びのなかでも重要な、握ったときのフィット感を検証します。
文房具の専門家にご協力いただき、グリップの素材・重心・軸の太さなどをチェックして点数化しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
握ったときのフィット感は4.1点と、おおむね良好です。
ボディに段差がなく、なだらかな形状で握りやすいと好評。ペン先に向かって少しずつ細くなっていくので、人に合わせて持つ場所が選びやすいのもメリットです。
また、グリップがラバー素材で滑りにくいのも嬉しいポイント。ラバーにはかたさがあり、つかみやすいのも良い点です。
グリップの幅が狭いので、手の小さい方が書くのにもぴったりですよ。
続いて、書き心地の検証です。
芯の出方はスムーズか・ペン先はコントロールしやすいかなどをチェックして、評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
書き心地は4.0点と、こちらも優秀です。
ペン先には安定感があり、快適に書き進めることができました。機能が多いシャーペンはペン先が不安定になりやすいですが、フレフレオプトはつくりがシンプルで、ガタつく要素がありません。
グリップには強度があり、疲れを感じず書き続けられるのも良い点です。
また、芯が減ったときのペン先と紙面との擦れも、あまり気になりませんでした。
最後に、芯の折れにくさを検証します。
約45度の角度から筆圧をかけ、どの程度の力で芯が折れるか測りを使ってチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
芯の折れにくさは3.0点と、平均レベル。2ノックぶん出すと、705gほどの力で折れてしまいました。
普通に書くぶんには問題ありませんが、筆圧が強い方・芯を長く出して使いたい方は力の入れすぎに注意が必要です。心配な場合は、芯折れ防止機能がついたものを選ぶのがよいでしょう。
パイロットのフレフレオプトは機能性にこだわる方には力不足でした。最後に、他のおすすめ商品もご紹介したいと思います。
芯折れを気にせず書き続けたいなら、ぺんてるのオレンズネロがおすすめ。芯折れ防止機能に加えて、紙面からペン先を離すと芯が出てくる自動芯繰り出し機構も搭載しています。12角形のグリップは非常に握りやすく、快適に書き続けられます。価格は高くなりますが、機能性にこだわるなら要チェックですよ。
クルトガのアップグレードモデルも、高性能ないちおしシャーペン。パンチング加工された金属グリップが特徴で、滑りにくくフィット感も抜群です。自動芯回転機構・芯折れ防止機能もついていますよ。重心が低いので、ペン先のコントロールもスムーズです。
グリップの素材 | ナイロン、鉄 |
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重量 | 18g |
書き心地 | スルスル |
全長 | 143mm |
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グリップの硬さ | ハード |
最大径 | 10mm |
軸の素材 | プラスチック軸 |
検証で使用した芯の太さ | 0.5mm |
芯径のラインナップ | 0.2mm、0.3mm、0.5mm |
芯の出し方 | 自動芯出し式、ノック式 |
特徴 | シンプル、かっこいい |
消しゴム付き | |
クリップ付き |
ぺんてる オレンズネロ PP3005-Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
グリップの素材 | 金属 |
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重量 | 15.9g |
書き心地 | カリカリ |
全長 | 141mm |
---|---|
グリップの硬さ | ハード |
最大径 | 10.7mm |
軸の素材 | プラスチック |
検証で使用した芯の太さ | 0.5mm |
芯径のラインナップ | 0.5mm、0.3mm |
芯の出し方 | ノック式 |
特徴 | シンプル、かっこいい、おしゃれ |
消しゴム付き | |
クリップ付き |
クルトガ アドバンス アップグレードモデル 0.5mm M510301P.43をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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