シマノ アイスボックスELの口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

保冷力の高さは高評価です。実際に容量の40%にあたる保冷剤を入れ、28℃の部屋に12時間放置した結果、庫内の平均温度は16.33℃を維持。夏場のキャンプに使えるほどの保冷力を発揮しました。

比較したところ、断熱材に本商品のような真空断熱パネルやポリウレタンを使っているものは、保冷力が高い傾向が。逆に発泡スチロール素材のものは庫内温度が平均20℃前後と高く、保冷力が物足りない結果でした。

本商品であれば、暑い時期に生鮮食品を傷ませることなく保冷できるでしょう。水抜栓からぬるくなった水を捨てることで、冷たさを保つ効果も期待できますよ。

フタをスムーズに開けられるのも大きな魅力。左右どちらからでも開けられる両開き型のフタを採用しており、片手で簡単に開閉できました。向きを気にせず設置できるうえ、荷物を持っているときや子どもを抱っこしているときでも中身を取り出しやすいでしょう。

左右のレバーを同時に上げれば、フタを完全に取り外せるのもポイント。狭いスペースでも大きな物の出し入れがしやすく、お手入れも楽に済ませられますよ。

なお、比較したなかで両開き型を採用しているのは本商品のみでした。なかには両手で力を込めてフタを開ける必要があった商品も。対してこちらは、片手がふさがりがちなファミリーキャンプや釣りなどのシーンにぴったりです。

本体サイズは実測値で幅41.3×奥行28.5×高さ32.4cmと、車の後部座席の足元に収まるほどコンパクトなのもよい点です。比較したなかには幅が50cmを超える大きめの商品も複数あったのに対し、荷物が多くなりがちなキャンプにも持っていきやすいといえます。

重量は4.21kgと軽く、ハンドルもついているため、車への積み込み時もそれほど困ることはないでしょう。ただし底面にキャスターはついていないため、キャンプ場まで距離がある場合はキャリーカートで運ぶのがおすすめですよ。

容量17Lとコンパクトながら、飲料を入れるのに十分な広さがあるのも長所です。庫内の高さは実測値で24.8cmと、500mLペットボトルを立てて収納できるスペースがありました。幅も34.7cmあるので、2Lサイズも横に寝かせて入れられますよ。

比較したほかの商品と同じく仕切り板はないものの、使用するうえで困ることは少ないといえます。お茶やジュースなどのドリンクをたくさん冷やしておきたいときにも重宝するでしょう。

天板は平らなので簡易的なテーブルとして使用可能。比較した一部商品のようなドリンクホルダーやフチがない分、衝撃を与えると転がり落ちる可能性はあるものの、一時的に小物を置くのには十分使えるでしょう。

公式サイトでの価格は33,550円（※2024年11月時点）とかなり高級なのがネック。比較した多くの商品が1万円以下で購入できたなか、コストを抑えたい人には手が出しにくいでしょう。

とはいえ、保冷力の高さ・使い勝手・持ち運びやすさの3拍子がそろった魅力的な1台です。予算に余裕がある人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。