テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
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Xiaomi TV A Pro 43は、明るい部屋でもきれいな映像を楽しみたい人におすすめです。実際に測って画面表示性能を数値化したところ、最大輝度321.62cd/m2・コントラスト比3911:1と高性能でした。比較したなかにはメリハリに欠ける商品もあったのに対し、こちらは非常に明るく明暗差もはっきりしています。色域が広く正確性にも優れており、色彩豊かで立体感のある映像を楽しめます。
4K画質を感じられるのも魅力です。映画・ネット動画・スポーツ動画のどのコンテンツを視聴しても満足度は高く、髪の毛や肌質など細部まで再現されていました。「色が不自然」との口コミに反し発色は自然で、視聴したモニターからは「目が疲れにくい」との声も。サッカーの映像は残像感が少なく、素早い動きもなめらかに描写できました。
音質がよいのも魅力です。「音がくぐもる」との口コミどおり、少しセリフがこもるシーンもありましたが、声のニュアンスまで再現されています。オーディオ・ビジュアル専門家の折原さんからは「画面サイズ以上に臨場感のあるサウンド」とのコメントも。比較した商品には音場が狭いものもありましたが、こちらはスケール感まで楽しめます。
リモコンはシンプルで使いやすく、反応も良好です。主要な動画配信サービスにワンタッチでアクセスできるショートカットボタンがあり、操作性も申し分ありません。Google TV内蔵のため、好きなアプリをダウンロードすることもできますよ。立ち上がりも十分な速さで、テレビは約4.01秒・YouTubeは約2.92秒で起動しました。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
映画館にいるような没入感のあるサウンドを体験できるよう、高音質サラウンド技術Dolby AudioやDTS-X、3Dサラウンド技術のDTS Virtual:Xを搭載。音の臨場感を高める機能も充実しています。スマホの画面をテレビに投影することも可能です。
メタルフレームを使用したボディは継ぎ目がなく、インテリアになじみやすいシンプルなデザイン。壁掛けにも対応しています。なお、詳細なスペックは以下を参照してください。
販売元は、スマートフォンやウェアラブル端末などを取り扱う、総合家電メーカーのXiaomi(シャオミ)。Xiaomi TV A Proシリーズは、部屋のサイズに合わせて選べる32・43・55・65V型が用意されています。
後継モデルの「Xiaomi TV A Pro 43 2025」との主な違いは5点です。
Xiaomi TV A Pro 43のディスプレイは、細部のディテールも鮮明に表現できるDolby Visionに対応。12Wのスピーカー2つと3.5mmのイヤホンジャックがついています。数値が高いほどリアル近い映像表現が可能になるDCI-P3は90%です。
2025シリーズは、Dolby Vision非対応・イヤホンジャック非搭載。スピーカーも8W×2台とスペックは控えめです。一方で色域の広さを示すDCI-P3は94%と高く、メーカーは「リアルなカラーを映し出す」と謳っています。
価格は、2024版が税込54,780円、2025シリーズが税込39,800円(※2024年9月時点・公式サイト参照)。後継モデルのほうが1万円以上安いので、予算を抑えたい人は後継機を選ぶのもよいでしょう。
画面表示性能は高評価を獲得しました。解像度は4Kと高く、高精細な映像を楽しめる仕様です。
色の表現力にも優れており、映画/シネマモードに設定して色域の広さを専用ツールで測定したところ、69.96%を記録しました。制作者の意図した色とのズレも少なく、色差はΔE5.12という結果に。比較したところ、色域・色差については商品による大きな差はなかったものの、多彩な色を正確に再現できるのはメリットです。
映像のリアリティを高めるコントラスト比が3911:1と高いので、明暗差もしっかり表現できます。最大輝度321.62cd/m2と非常に明るく、視認性がよいのも特徴的。比較した商品には最大輝度が200cd/m2以下と低く、部屋の明るさに負けて画面が見えにくいものもありました。
発色も良好です。「少し暗め」「白っぽく見える」との指摘はあったものの、明暗は表現されていました。「暗いシーンでも色が潰れない」と評価した人もいます。
ノイズもさほど気になりません。明るい部分の表現力にやや欠ける影響で「ノイズのように見える」との意見は出ましたが、オーディオ・ビジュアル専門家の折原さんは「人の輪郭を見てもノイズの出方を見ても特別なクセがない」とコメントしました。
<映画の画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
実際に視聴したところ、ベゼルレスデザインにより没入感が高まる印象はありませんでした。ただし、国内の4Kテレビと比較しても同等以上といえる解像感のため、没入感よりも臨場感を得やすいでしょう。
ネット動画は、色のバランスが良好でした。「色が不自然」との口コミがありましたが、オーディオ・ビジュアル専門家の折原さんは「不自然な偏りがない」とコメント。やや明るさ・鮮やかさに欠けるため、モニターからは「少しくすんで見える」との声があがったものの、「見ていて疲れない色感」と評価した人もいます。
比較した一部商品のように常にノイズが生じることもなく、4Kならではの画質を感じられる解像感でした。「カメラが引くと立体感に欠ける」との意見も寄せられましたが、人物の肌や建物の輪郭がくっきりと再現されています。
<ネット動画の画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
オーディオ・ビジュアル専門家の折原さんは、「色が忠実でバランスよく再現されている」とコメント。鮮やかさは少し物足りないものの、芝生やユニフォームの色が自然できれいに映っていました。
<スポーツ動画の画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ライブ映像を視聴しても満足度は高く、華やかなサウンドを楽しめます。オーディオ・ビジュアル専門家の折原さんは、「画面サイズ以上に臨場感のあるサウンド」とコメントしました。比較したなかには音場が狭い商品もありましたが、こちらはスケール感や音の移動感まで感じられますよ。
低音の迫力も十分です。映画館で見るほどではないものの、モニターからは「ジェット機の音に迫力がある」との意見も挙がっています。音の臨場感や没入感を高める高音質サラウンド技術Dolby AudioやDTS-X、3Dサラウンド技術のDTS Virtual:Xが搭載されており、音質を向上させる工夫も見られました。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「DTS Virtual:X」「Dolby Atmos」といった、サウンドバーなどのオーディオ機器に多い機能が搭載されています。しかし、チューナーレステレビのスピーカーレベルだと、音質を向上させる機能による違いは感じられませんでした。
モニターからは「ボタンに表記がなく不親切」「設定・ホームボタンなどが横一列になっているので、少し差別化してほしい」との指摘もあがりましたが、普段からテレビを使っていれば問題なく操作できるでしょう。
リモコンの反応も良好で、サクサク操作できました。モニターからは「ラグがない」「リモコンと画面の動きがしっかりと連動している」と、満足度の高い声が寄せられています。
コメントは一部抜粋
YouTubeは、わずか約2.92秒で起動。待たされている感覚が少なく、すぐに見たいコンテンツを再生できます。
Google TVを搭載しており、好きなアプリをストアからダウンロードできる点も魅力。音声操作に対応しているので、ハンズフリーでの操作も可能です。なお、詳細なスペックは以下を参照してください。
比較したなかには横から見ても変化が少ない商品もあったのに対し、きれいに見える角度が限られるのは惜しいところ。家族や友人と一緒にテレビを楽しみたい人や、家事をしながら視聴する機会は多い人には不向きです。
サイズ展開 | 32V型、43V型、55V型、65V型 |
---|---|
コントラスト比 | 3911:1 |
最大輝度 | 321.6cd/m2 |
良い
気になる
画面の種類 | 4K液晶テレビ |
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本体幅 | 95.7cm(スタンドを含む) |
本体奥行 | 24.4cm(スタンドを含む) |
本体高さ | 60.9cm |
重量 | 6.9kg(スタンドを含む) |
画面サイズ | 43V型 |
テレビ本体の起動時間 | 4.0秒 |
アプリの起動時間(YouTube) | 2.9秒 |
Dolby Atmos対応 | |
映像配信サービス | YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、DAZN、Hulu、TVer、Disney+、U-NEXT |
音声操作 | |
色域の広さ | 69.9% |
色の正確さ | ΔE5.12 |
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GEOのTGEOS-5000STKは、家族みんなできれいな映像を楽しみたい人におすすめです。画面表示性能が高く、最大輝度は352.83cd/m2と比較したなかでもトップレベルでした。明るいところでも色をはっきりと認識でき、横から見てもきれいな画質を維持できます。
やや赤みが強い印象ですが、色鮮やかで明暗差をしっかり表現できるのも特徴的。解像度が高いので、映画を見てもノイズは目立ちません。ネット動画も鮮やかで視認性は良好でした。スポーツ動画もアップで見る分には残像感が気にならず、派手な色もくっきり描写されています。
内蔵スピーカーの音もよく、セリフや歌声がこもらず聞き取りやすいですよ。低音がよく響く、音の広がりも十分。臨場感のあるサウンドを楽しめました。
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