




「ダメージを抑えながら髪を美しく整える」と謳う、リファ ストレートアイロン プロ。口コミでは「温度が上がるのが速い」「軽くて使いやすい」と評判です。しかし、「スタイリングに時間がかかる」との気になる声もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のストレートアイロンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ストレートアイロン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

大手化粧品メーカーにて7年間、スキンケア・メイクアップ製品など幅広いカテゴリーの新商品・技術開発に従事。なかでもファンデーションやアイシャドウ、口紅などの技術開発を専門とし、日本国内はもちろん海外市場向けの商品開発も多数経験。 現在はマイベストで年間300点以上のコスメを比較検証。開発現場で培った知識をもとに、成分や処方の背景をふまえながら、専門的な内容もユーザーにわかりやすく伝えることを大切にしながらコンテンツを制作している。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
リファ ストレートアイロン プロは、髪へのダメージは抑えられるものの、ストレート力は低めです。実際にコテで巻いた40cmの人毛毛束にストレートアイロンを2回通す検証を3回行ったところ、通す前よりも平均21.53%しか伸びませんでした。比較したなかには2回通すだけでほとんどきれいに伸ばせたものもありましたが、こちらはストレートになるまで何度もアイロンを当てる必要がありそうです。
使用後のツヤ感も物足りません。人毛毛束に2回通したあとの光沢の測定を8回行ったところ、通す前と比べて数値は平均14.44%の上昇にとどまりました。比較したなかには23%程度アップし、健康的なサラサラ髪を演出できる商品も。対してこちらは、見た目のパサつき感が気になる可能性があるため、ヘアオイルなどと併用するのがおすすめです。
プレートの耐久性もいまひとつ。2Hの鉛筆で15回擦ると、コーティングが剥がれました。比較したなかには100回擦っても無傷なものもありましたが、こちらは爪やコームなどの硬いものを当てないように注意しましょう。温度は5段階で調節可能。しかし、100℃未満の低温モード・マイナスイオンモード・リアルタイム温度表示といった便利な機能は非搭載です。
とはいえ、電源や温度調節ボタンを押しやすく、使い勝手は申し分なし。「軽くて使いやすい」という口コミどおり、本体も約216gと軽量です。髪が多くスタイリングに時間がかかる人も、手が疲れにくいでしょう。「温度が上がるのが速い」という口コミに違わず、余熱にもあまり時間はかかりません。約42秒で160℃に到達したため、忙しい朝もサッと使えそうです。
「キューティクルを傷つけにくい」という謳い文句どおり、300回通した人毛毛束のキューティクルはきれいに整っていました。髪の傷みにくさを重視する人には選択肢になるでしょう。ただし、「スタイリングに時間がかかる」という口コミがあるように、強いクセ毛を素早くセットしたい人はほかの商品も検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にリファ ストレートアイロン プロと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのストレートアイロンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
リファ ストレートアイロン プロのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
テスコム
手頃な価格でお試ししたい人に!髪の傷みを抑えてツヤが叶う
リュミエリーナ
ダメージレス&ツヤ感アップ!ブリーチ毛の人におすすめ
今回ご紹介するリファ ストレートアイロン プロは、70以上のサロンとの共同開発で生まれた商品。動かす速度や力加減によって髪へのダメージを軽減するプロのコントロール技術を再現するために、メーカー独自のカーボンレイヤープレートを採用しているのが特徴です。
プレートは、高密度炭素・ヒーター・低反発コートの三層構造。高密度炭素が髪に均等に熱を与え、低反発コートが髪がつぶれないように圧を抑える仕組みです。柔らかく美しいストレートヘアに仕上げるため、2つのプレートには素早く温度を感知して昇温させるヒートセンシングというセンサーも搭載しています。グリップ力にもこだわっており、独自開発したバネによってプレートに圧をかけやすいよう工夫。本体は丸みのある形状で、ストレートヘアだけでなく、大きめのウェーブやショートやボブのワンカールにも対応します。
その使用感は多くのユーザーから評され、ベストコスメにも選出されました。
<受賞歴>
リファは、愛知県名古屋市に本社を構える株式会社 MTGが展開する美容ブランド。既存の枠にはまらず新しい美容習慣を届けたいという想いのもと、シャワーヘッド・ローラー美顔器・ヘアケアアイテムなどを幅広く展開しています。
リファ ストレートアイロン プロの前モデルは、「リファ ビューテックストレートアイロン」。現在でも公式サイトで販売されています(※2024年10月時点)。
「ストレートアイロン プロ」との主な違いは、海外対応かどうか。「ストレートアイロン プロ」は海外でも変圧器なしで使えるマルチボルテージ仕様なので、旅行に持って行きたい人におすすめです。また、前モデルに比べ最短立ち上がり時間も短縮されてます。価格は1,000円アップしていますが、より毎日使いしやすい仕様に改善されているため要チェックです。
マイベストでは「強いクセもしっかりとストレートになる」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を毛束の伸び率が40%以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「キューティクルがダメージを受けにくい」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「ツヤが出やすい」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準をツヤの増加率が20%以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「コーティングプレートが傷つきにくい」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「素早く温まり立ち上がりが速い」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を測定器の先端に取り付けた熱電対の温度が160℃に達するまでの時間が、35秒以下と定めて以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「直感的に操作でき、髪全体にストレートアイロンをかけても疲れにくい」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「ストレートアイロンを使ううえであるとよい機能が充実している」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
人気のストレートアイロンを比較検証したところ、リファ ストレートアイロン プロには4つの気になる点がありました。購入を検討中の人は、しっかり確認しましょう。
肝心のストレート力は物足りません。実際にコテで巻いた40cmの人毛毛束を吊るして長さを測定。160℃に設定したストレートアイロンを毛束の根元から毛先まで5秒かけて2回通す検証を3回行ったところ、通す前と比べて平均21.53%しか伸びませんでした。比較したなかには40%以上伸びたものがあったことを思うと、いまひとつの結果です。
比較したところ、押しても沈まない硬めのプレートの商品は、力がしっかりと加わり強いクセ毛も毛先までストレートにできる傾向が。対してこちらは柔らかめのプレートです。挟む力が弱く、何度もアイロンを当てる必要があるでしょう。「スタイリングに時間がかかる」という口コミがあるように、クセが強い髪には不向きです。
使用後のツヤ感も控えめです。160℃に設定したストレートアイロンを使って、根元から毛先まで5秒かけて2回通した際の人毛毛束の光沢の数値を専用の機械で8回計測。すると、通す前と比べて数値は平均14.44%の上昇にとどまり、目視ではほとんど変化を感じられませんでした。
比較したなかには23%程度アップした商品もあったため、評価が伸び悩む結果に。パサついた見た目が気になる場合は、ヘアオイルなどを併用するとよいでしょう。
比較したなかにはガラスと同程度の硬度である9Hの鉛筆で100回擦っても傷がつかないものもありましたが、こちらは長く愛用するとプレートが劣化する可能性があります。プレートが剥がれて滑りが悪くなると髪への摩擦が増えるので、コームなどの硬いものがプレートに当たらないように注意が必要です。
とはいえ、開閉ロックや温度ロック機能があるのは便利。約60分で電源が自動で落ちるオートオフ機能もあるので、切り忘れを防げるでしょう。
リファ ストレートアイロン プロには気になる点がある一方で、よい点も3つありました。ぜひメリットにも注目してくださいね。
比較したなかにはキューティクルが全体的に毛羽立ったり剥がれたりしたものもありましたが、こちらはパーマやカラー後にも使いやすいといえます。ストレート力よりも髪の傷みにくさを重視する人には選択肢になるでしょう。
使い勝手は良好です。電源や温度調節はボタン式で本体の外側についてるので、スムーズに押せました。コードも360度回転し、サイドやうしろの髪など位置を変えながら使っても絡みにくいでしょう。
持ち手の幅も4.8cmと手になじみやすいサイズで、本体も約216gと軽量です。比較した商品には250gを超えるものも多々あったなか、こちらは毛量が多くスタイリングに時間がかかる人も手や腕が疲れにくいといえます。「軽くて使いやすい」との口コミにも納得。携帯用にも便利ですよ。
立ち上がりにも、あまり時間はかかりません。
実際にストレートアイロンを160℃に設定して、プレート表面の温度が設定温度に達するまでの秒数を3回計測しました。すると、平均して約42秒で160℃の設定に到達。30秒で180℃に温まるという公称値とはやや異なるものの、遅すぎるほどではありません。ただし、160℃に達した合図があったときの実際のプレートの温度は平均135℃と低めだったため、希望の温度より1つ設定をあげて使用するか少し長めに待つのもよいでしょう。
比較したなかには、「絹女~KINUJO~ ストレートヘアアイロン」をはじめ立ち上がりに120秒以上かかった商品も。対してこちらは、サッと使いはじめられます。「温度が上がるのが速い」という口コミどおり、忙しい朝も頼りになりそうです。
| 重量 | 216g |
|---|---|
| プレートの硬さ | 柔らかめ |
| コーティングの種類 | シート |
| ヘッドに丸みあり | |
| 熱電対が160℃に到達するまでの時間(実測値) | 41秒 |
良い
気になる
| 全長 | 27cm |
|---|---|
| プレートの幅 | 25mm |
| 設定可能温度 | 140℃、160℃、180℃、200℃、220℃ |
| 海外対応 | |
| マイナスイオン機能 | |
| オートオフ機能 | |
| 開閉ロック機能 | |
| 温度ロック機能 | |
| サイドコーム | |
| 360度回転コード | |
| 付属品 | 説明書、専用キャップ |
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(1,437件)
リファ ストレートアイロン プロはダメージが気になる人には候補になりますが、ストレートになるまでに時間がかかるのがネック。ここでは、ストレート力に期待できると評価された商品を2点ご紹介します。
ヤーマンのスムースアイロンフォトイオン YJHB0Lは、髪へのダメージを最小限に抑えながら美しいストレートヘアが目指せる一品。実際にコテでクセづけした人毛毛束は2回商品を通しただけで、おおむねストレートに整いました。
少ない回数で仕上げられるうえに、200回ヘアアイロンを通したあとのキューティクルの状態も良好。カラーやパーマを繰り返している人も、髪への負担を抑えられるでしょう。
耐久性も申し分なし。硬い樹脂と同程度の6Hの鉛筆でプレートを100回擦っても剥がれませんでした。マイナスイオンやリアルタイム温度表示といった便利な機能も搭載。電源を入れて約47秒で予熱が完了するので、待ち時間も少なく済みます。
Bioprogramming HAIRBEAURON 4D Plus ストレート HBRST4D-G-JPは、ツヤ感のある洗練された印象の仕上がりが叶います。検証では2回通しただけで、ツヤの数値が使用前に比べて平均23.04%もアップしました。
ストレート力も優秀です。プレートのクッションが硬く、カールした毛束に2回通すだけで約47.5%も長さが伸びました。立ち上がりにはやや時間がかかるものの、温めている間に髪のブロッキングなどをして効率よく準備すれば、忙しい朝もスタイリングを時短できるでしょう。コーティングプレートの耐久性も高く、傷つく心配は少なめです。
温度は100~180℃の間で5段階に調節できるうえ、40・80℃の低温モードを備えている点も魅力。髪の状態に合わせて使えますよ。4万円台(※2024年10月時点・バイオプログラミング公式サイト参照)とやや高価格ですが、予算を上げられるなら検討してみてくださいね。
リファ ストレートアイロン プロは、公式サイトで購入できます。価格は23,000円(※2024年10月時点・リファ公式サイト参照)で、送料・代引き手数料は無料。ラッピングサービスも行っており、プレゼントにもぴったりです。1年保証もついているので、保証書などはなくさないように保管しておきましょう。
ヨドバシカメラやビックカメラといった実店舗での販売は確認できませんでしたが、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでは取り扱っていました。販売店によって値段や送料が異なるので、しっかり検討してくださいね。
<ストレートヘア>
①髪をブラシで梳かして、ピンでブロッキングする
➁幅約5cmの毛束を取る
③アイロンプレートの中央に毛束をはさむ
④一定のスピードでゆっくり毛先までアイロンを滑らせる
⑤ブロッキングした下の髪から順に➁~④を繰り返す
⑥髪全体がストレートに仕上がったらスタイリング剤で整える
<カールヘア>
①髪をブラシで梳かして、ピンでブロッキングする
➁約3cmの毛束を取る
③カールをつけたい位置をプレートではさむ
④本体を半回転~1回転する
⑤ブロッキングした下の髪から順に➁~④を繰り返す
⑥仕上げにヘアスプレーやワックスなどで整える
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