使いやすさにこだわったプロ仕様のストレートアイロン、ラディアント シルクプロヘアアイロン radiant LITE。「小回りがきいて前髪や後れ毛に使いやすい」と評判ですが、実際のところ口コミどおりか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のストレートアイロンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ストレートアイロン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ラディアント シルクプロヘアアイロン radiant LITEは、髪のダメージを抑えられるのは利点ですが、強いクセ毛には物足りません。実際に160℃に設定した本商品を毛束に使ってみると、使用前より平均17.95%しか伸びず、ストレートヘアにはなりませんでした。比較したなかには1〜2回通すだけでクセを伸ばせたものもあったのに対し、こちらは何度もヘアアイロンを髪に通す必要がありそうです。
商品を通したあとの毛束の光沢感も、使用前と比べて平均10.99%しかアップせず。比較した全商品の平均値13.46%(※2024年12月時点)を下回り、本商品だけでツヤ髪を目指すのは難しいといえます。立ち上がりが遅い点もネック。電源を入れ、160℃に達する合図があるまでにかかった時間は平均約2分と長めでした。その際のプレート温度は平均133℃と、設定した160℃と誤差があったのも気がかりです。
プレートの耐久性も気になります。160℃に温まった本商品のプレートを2H・6H・9Hと硬さが違う鉛筆で擦ると、爪程度の硬さの2Hでもわずか20回でコーティングが剥がれました。比較した商品内には100回耐えられたものもありましたが、こちらは傷つきやすいため、爪が当たらないように注意が必要です。
100℃以下の低温設定や、マイナスイオン機能などの便利機能は少ないものの、誤作動防止機能・オートオフ機能など安全面に配慮した機能があるのはポイント。360度回転するコードやスリムヘッドを採用していることにより、操作性も高く評価されました。「小回りがきいて前髪や後れ毛に使いやすい」との口コミにも頷けます。本体は軽量で手が疲れにくく、ロングヘアの人が使いやすいのも利点です。
ダメージの受けにくさの検証でも高評価を獲得。商品を300回通したあとの毛束の表面を、電子顕微鏡で確認すると、おおむねキューティクルが整っていました。比較した商品内にはキューティクルが全体的に開いているものもありましたが、こちらは「ダメージを大幅に抑えられる」との謳い文句にも納得です。とはいえ、素早くクセ毛をサラツヤヘアにしたい人はほかの商品をチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にラディアント シルクプロヘアアイロン radiant LITEと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのストレートアイロンと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
ラディアント シルクプロヘアアイロン radiant LITEのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
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手頃な価格でお試ししたい人に!髪の傷みを抑えてツヤが叶う
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ダメージレス&ツヤ感アップ!ブリーチ毛の人におすすめ
今回ご紹介するのは、プロ仕様のヘアアイロンを提供するラディアントシリーズから、「誰でも気軽に、簡単に」をコンセプトに誕生したラディアント シルクプロヘアアイロン radiant LITE。プロが求める機能はそのままに、自宅でも使いやすいように改良された商品です。
搭載されているシルクプレートが特徴。シルクにより髪の滑りをよくすることで、最小限の力で髪に効率的に熱を入れられるよう配慮されているつくりです。プレートの金属表面が直接髪に当たらない設計を採用し、髪の水分の蒸発を防ぐことで、「ダメージを大幅に抑えられる」と謳っています。
フリーボルト(100〜240V)で海外でも使用可能。使用後にすぐにしまえる耐熱キャップも付属され、旅行にも持っていきやすい仕様です。本体カラーは2色展開。インテリアになじみやすいグレージュと、アクセントになるレッドを好みにあわせて選べます。
販売元は、理容室・美容師が使うプロのための美容器具メーカーB next。美容師さんの「これがほしい」という意見を重視して商品を開発している会社です。
ストレート力は低めです。実際に本商品を160℃に設定し、カールされた毛束に2回通してどのくらい伸びたかチェック。3回実施し平均値を算出します。
その結果、使用前と比べて長さが平均17.95%しか伸びませんでした。比較した全商品の平均値33.49%を大幅に下回り(※2024年12月時点)、強いクセ毛の人には向いていません。比較した商品内ではプレートが硬めのものより、柔らかめのものがストレート力が低い傾向があり、柔らかめのプレートの本商品も例外ではありませんでした。
使用後にツヤ感があまりアップしなかったのも気になるところ。本商品を160℃に設定し、毛束に5秒間かけて2回通しました。合計10束分の光沢を専用機器で測定すると、光沢は商品を使用する前の毛束と比べ、平均10.99 %しかアップせず。見た目からもツヤ感はほとんど感じられませんでした。
比較した絹女~KINUJO~ ストレートヘアアイロンは平均16.51%ツヤ感がアップしたのに対し、こちらは全商品の平均値13.46%(※2024年12月時点)も下回っています。なかには通すだけで天使の輪ができたものもあったことをふまえると、ツヤ感は物足りないでしょう。パサつきが気になる髪には、仕上げにヘアオイルを併用してください。
プレート面は傷がつきやすく、耐久性は高いとはいえません。
160℃に設定し温まった本商品のプレートを2H・6H・9Hと硬さが違う鉛筆で擦ると、爪程度の硬さの2Hでもわずか20回でコーティングが剥がれました。硬い樹脂程度の硬さの6Hは19回、ガラス程度の硬さの9Hは8回しか耐えられず。比較した商品には9Hでも100回耐えられたものが多かったのに対し、日常使いで傷がつく可能性が高いといえます。
比較したなかで耐久性が高い傾向があったのは、表面がつるんとした塗布コーティングのプレートを搭載したもの。本品のようなシートで巻かれているタイプは傷つきやすく、こちらも同様です。コーティングが剥がれると、髪が引っ掛かり髪の傷みの原因にもなるので、爪やコームなどが当たらないように注意して使用しましょう。
立ち上がりが遅く、使えるまで時間がかかるのもネックに。商品を160℃に設定し、160℃に達した合図があるまでの時間を3回計測したところ、平均2分1秒かかりました。
比較した全商品の平均約1分(※2024年12月時点)の2倍以上の時間を要するため、忙しい朝や前髪だけサッと直したいときは煩わしく感じる可能性があります。時間に余裕がないときは、メイクやブラッシング・ブロッキング前に電源を入れて温めておくなど、待ち時間を短縮する工夫が必要でしょう。
さらに、160℃に達した合図があったときに実際のプレート温度を3回測っても、平均133℃と低めに。設定した温度と誤差が出る可能性があるため、しっかり髪に熱を伝えたい場合は、思っているよりも少し高めの数値に設定してもよいかもしれません。
上位商品と比べると便利機能は少なめ。比較した半数以上の商品に搭載されていた、マイナスイオンが利用できません。毛流れを整えるサイドコームも非搭載。立ち上がりの時間がかかるうえに、設定温度までの目安がわかるリアルタイム表示もないので、待ち時間が長く感じる場合があるでしょう。
100℃以下の温度を設定できない点も気になるところ。ブリーチ毛は熱のダメージに弱いので、ブリーチやカラーを繰り返している人は低温で利用できる商品がおすすめですが、本商品は130〜220℃の間でしか設定できません。閉じた状態をキープする、ロック機能がないのも気がかり。付属のキャップを使用すればすっきり収納できるものの、比較したなかでワンタッチで閉じられた商品より、手間がかかります。
一方、1時間後に自動で電源が切れるオートオフ機能があったのは利点です。比較した商品の半数以上になかった、設定温度以上にあがるのを防止する温度ロック機能も搭載。最後のスイッチ操作から5秒後に自動にロックがかかる誤作動防止機能もあり、ヤケドや事故を防ぐ工夫が施されています。
ストレートアイロンで懸念されることが多い、髪へのダメージを抑えられたのは利点です。実際に本商品を人毛の毛束に300回通したあと、電子顕微鏡で髪の表面のキューティクルの状態を確認。すると、チェックした3本中2本は、全体的にキューティクルが閉じている状態で、高評価を獲得しました。
比較した商品内には3本ともキューティクルが開いていたり禿げていたりする商品があったことをふまえると、優秀な結果です。「ダメージを大幅に抑えられる」と謳うだけあって、おしゃれをしながら髪の傷みを抑えたい人にもぴったりでしょう。
使い勝手は良好です。細部のスタイリングがしやすいよう、スリムヘッドを採用。ヘッドには丸みがあるので、比較した丸みがない商品よりカールを作りやすいでしょう。コードが360度回転し、手の動きを妨げにくいのも利点。「小回りがきいて前髪や後れ毛に使いやすい」という口コミにも納得です。
コードを除く本体重量は、200gと軽量で疲れにくいのもうれしいポイント。比較したなかで長時間使いやすいとされた260gより軽く、手に負担がかかりにくいといえます。持ち手は硬めではあるものの、幅は最大5.3cmとほどよい太さも好評。ロングヘアの人や毛量が多い人にもってこいです。
温度調整はボタン式を採用。比較したダイヤル式の商品より、温度を調整しやすいのも長所です。ボタンの位置も外側にあり操作中でも押しやすく、はじめて使用する人にも向いているでしょう。
重量 | 196g |
---|---|
プレートの硬さ | 柔らかめ |
コーティングの種類 | シート |
ヘッドに丸みあり | |
熱電対が160℃に到達するまでの時間(実測値) | 121秒以上 |
良い
気になる
全長 | 約29.9cm |
---|---|
プレートの幅 | 24mm |
設定可能温度 | 130℃、160℃、180℃、200℃、220℃ |
海外対応 | |
マイナスイオン機能 | |
開閉ロック機能 | |
オートオフ機能 | |
温度ロック機能 | |
サイドコーム | |
360度回転コード | |
付属品 | 耐熱キャップ、取扱説明書 |
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ラディアント シルクプロヘアアイロン radiant LITEは、公式サイトで販売されています。値段は2024年12月時点で16,500円(※公式サイト参照)です。公式サイトでは送料無料。ストレートアイロンだけでなく、カールアイロンやドライヤー、ヘアオイルなどさまざまなヘアケア用品が販売されているので、あわせてチェックしてみてください。
楽天市場やYahoo!ショッピングなど、大手ECサイトにも取り扱い店舗がありました。イベントや貯めているポイントを利用してお得に購入したい人は確認してみましょう。
最後に、クセ毛の人にもぴったりなストレート力が高かった商品をご紹介します。
美しいストレートヘアを目指すなら、ヤーマン スムースアイロンフォトイオンがおすすめです。検証では強いカールも2回通せばおおむねストレートになり、ツヤ感も平均17.11%アップ。簡単にサラツヤヘアを目指せます。プレートの耐久性も高め。立ち上がりもスピーディだったため、朝も使いやすいでしょう。
初心者には、elims マイナスイオン ストレートアイロンがうってつけ。低価格帯ながら設定温度は80~200℃までと幅広く、温度ロック機能も完備しています。ストレート力も十分で、クセの強い毛束に2回通すとおおむねストレートに。髪へのダメージも少なかったため、カラーをしている人にもぴったりです。
重量 | 279g |
---|---|
プレートの硬さ | 硬め |
コーティングの種類 | 塗料 |
ヘッドに丸みあり | |
熱電対が160℃に到達するまでの時間(実測値) | 46秒 |
良い
気になる
全長 | 28.7cm |
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プレートの幅 | 25mm |
設定可能温度 | 140℃、150℃、160℃、170℃、180℃ |
海外対応 | |
マイナスイオン機能 | |
開閉ロック機能 | |
オートオフ機能 | |
温度ロック機能 | |
サイドコーム | |
360度回転コード | |
付属品 | 説明書 |
重量 | 265g |
---|---|
プレートの硬さ | 硬め |
コーティングの種類 | 塗料 |
ヘッドに丸みあり | |
熱電対が160℃に到達するまでの時間(実測値) | 35秒 |
良い
気になる
全長 | 30cm |
---|---|
プレートの幅 | 26mm |
設定可能温度 | 80℃、85℃、90℃、95℃、100℃、105℃、110℃、115℃、120℃、125℃、130℃、135℃、140℃、145℃、150℃、155℃、160℃、165℃、170℃、175℃、180℃、185℃、190℃、195℃、200℃ |
海外対応 | |
マイナスイオン機能 | |
開閉ロック機能 | |
オートオフ機能 | |
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付属品 | 説明書 |
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