象印マホービン ステンレスクック＆フードジャーをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

温度低下はわずか21.4℃にとどまり、高い保温力を発揮しました。

96.8℃の熱湯は6時間後も75.4℃と高温を維持。熱々の料理を楽しめるでしょう。40℃以上温度が下がった商品も多いなか、かなり優秀な結果となっています。持ち歩き時間が長いシーンに重宝するでしょう。

保冷力においても非常に秀でていました。10.1℃だった冷水は、6時間経過しても11.9℃でした。ほとんどの商品が5℃以上上昇したのに対し、本商品は1.8℃しか上がっていません。

本体を上下左右の50回ずつ振っても、中身のミネストローネが漏れることはありませんでした。密閉性に優れているため、移動の多い日も安心感があります。

ただし、フタを開ける際に水滴が数滴垂れるため注意が必要です。とくに熱いものを入れたときは、開封時のやけどに気をつけてくださいね。

大きなスプーンを使わないと、うまく食材を書き出せませんでした。本体サイズが大きめで深さがあるわりに口が小さめなので、お弁当用のスプーンではうまく食べられません。

750mlの大容量なので、フードジャーから直接食べることは想定されていないと考えられます。1人で使う場合は、大きめのスプーンかカップを用意するのがおすすめです。

一方、フタの開けやすさはまずまず。手の小さい人だと開けづらい可能性はありますが、すべらないように若干の凹凸がついています。検証時はスムーズに開けられたので、たっぷり食べたい人や複数人でシェアしたい人は、候補に挙がるでしょう。

洗うのに時間はかかりますが、細かい部分まできれいに洗えました。サイズが大きいうえに分解パーツが多いため、サッと洗えるとはいえません。フタの構造が入り組んでいて、水がたまりやすいのも気になりました。

とはいえ、しっかり分解して洗えば汚れは残りません。衛生面の不安なく使い続けられるのは、大きなメリットです。