オルゴ ドングリジャー JD-33をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
どんぐりの形をしたスープジャー、オルゴ ドングリジャー JD-33。インターネット上では「かわいくて使いやすい」と評判ですが、「保温力はかなり低い」などの気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、オルゴ ドングリジャー JD-33を含むスープジャー全37商品を実際に使って、保温力・保冷力・密閉性・食事のしやすさ・洗いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
- はじめに結論！飲み口の鋭さは気になるが、保温力と密閉性は優秀。ユニークなデザインも目を引く
- オルゴ ドングリジャー JD-33とは？
- 容量は330mL。保温も保冷もできてメニューの幅が広がる
- カラーは全5色。秋らしい暖色系をラインナップ
- 実際に使ってみてわかったオルゴ ドングリジャー JD-33の本当の実力！
- 保温力の高さが魅力。保冷力もまずまずで、食べごろをキープしやすい
- 漏れは一切なく、液だれもしない
- 飲み口の鋭さは気になるが、スプーンを使うと食べやすい
- 汚れを残しにくい構造。フタの内側を分解できて洗いやすい
- オルゴ ドングリジャー JD-33の価格比較
- オルゴ ドングリジャー JD-33はどこで買える？
- 温度をキープするには？
- オルゴ ドングリジャー JD-33に入れてはいけないものは？
- 保温・保冷力が優れた、こちらの商品をチェック
はじめに結論！飲み口の鋭さは気になるが、保温力と密閉性は優秀。ユニークなデザインも目を引く
オルゴ ドングリジャー JD-33は、保温力に優れたかわいいスープジャーです。どんぐりをモチーフにしたかわいいデザインが特徴的。肝心の保温力も優秀で、実際に熱湯を入れて6時間後の温度をチェックすると、-33.4℃の低下にとどめました。比較した商品には40～65℃下がったものもあったのに対し、真空二重構造によりしっかりと温度を維持できていました。
保冷力はまずまず。実際に冷水を入れて6時間おくと、6.2℃上昇しました。比較した全商品の平均+6.19℃（※執筆時点）とほぼ同じ結果です。密閉性は高く、中にミネストローネを入れて振っても一切漏れなかったので、移動が多く液漏れが心配な人にもうってつけですよ。
「フタの内側が分解できて洗いやすい」とアピールしているとおり、洗い物も簡単でした。比較したなかには、フタが凹状で溝に汚れが溜まりやすかったものもありましたが、細部まで洗えて衛生的です。本体の底も洗いやすく、洗い物が楽になるでしょう。
一方で、飲み口が鋭いのは気になりました。樹脂製のカバーがなく、金属部分に直接口をつけるため、口あたりがやさしいとはいえません。口径はそこまで広くないものの、スプーンを入れて具材を食べるのはスムーズだったので、大きめの具材を入れたい人向けといえます。
なめらかな口当たりの商品がよい人や、より保温力に優れていて食べごろをキープできるかという点を重視したいなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
オルゴ ドングリジャー JD-33とは？
そもそもスープジャーとは、外出先でもあたたかい料理を楽しめるアイテム。お弁当に向かない、カレーやうどんなども持ち運べます。保温だけでなく保冷機能もついていれば、夏に冷やし中華や冷製スープなども楽しめて、年中活躍しますよ。
今回ご紹介するオルゴ ドングリジャー JD-33もその1つ。名前のとおり、どんぐりの形をモチーフにつくられた商品です。フタの開けやすさにこだわりつつも上部には飾りをつけ、ころんとかわいらしいデザインに仕上げています。
販売元は、創業100周年を超えた魔法瓶メーカーの老舗、オルゴ株式会社です。
容量は330mL。保温も保冷もできてメニューの幅が広がる
サイズは直径9×高さ12.3cm、上部の飾り部分を含めると高さは15.3cmです。重量は約235g、容量は330mLのみを販売しています。
本体はステンレス銅を使用した真空二重構造で、保温効力は6時間で58度以上・保冷効力は11度以下。保温・保冷の両方に対応しているので、温かいスープはもちろん、サラダやデザートも入れられますよ。
フタに使われる栓とパッキンは、公式オンラインショップで販売しています。本体ごと買い替える必要はなく、紛失したときや汚れが落ちにくくなってきたときも、パーツ交換ができるのはうれしいですね。
カラーは全5色。秋らしい暖色系をラインナップ
カラーは、クリーム ・イエロー・レッド・マルーン・オレンジの5色展開です。どんぐりモチーフの商品らしく、カラーも秋らしい温かみのあるラインナップです。
スープジャーの容量違いは販売していませんが、同じどんぐりの形のマグボトルを販売中。容量は180mL・280mLの2種類、カラーはスープジャーと同じ5色から選べます。色違いで並べてもかわいいので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。
実際に使ってみてわかったオルゴ ドングリジャー JD-33の本当の実力！
今回はオルゴ ドングリジャー JD-33を含む、スープジャー全37商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 保温力・保冷力
- 密閉性
- 食事のしやすさ
- 洗いやすさ
保温力の高さが魅力。保冷力もまずまずで、食べごろをキープしやすい
まずは、スープジャーに欠かせない保温力・保冷力の検証です。
本体の8分目まで熱湯と冷蔵庫で一晩冷やした冷水を入れて、フタを密閉します。6時間後に温度を確認し、スタート時点との温度差が少ない商品を高評価としました。
熱湯は、6時間経過後でも57℃と高めの温度を維持
検証の結果、保温力は高評価を獲得。スタート時点で92.7℃だった熱湯は、6時間後でも59.3℃をキープしました。一般的にスープや汁物をおいしく感じられるとされる57℃以上を維持しており、昼食時でもあたたかいまま食べられるでしょう。
今回比較した商品には温度が40～65℃程度下がったものもあるなか、温度差は33.4℃と真空二重構造の効果を実感できる結果に。「保温力はかなり低い」という口コミを払拭しました。
冷水を6時間放置しても、約6℃しか温度は上がらず
保冷力もまずまずの結果です。スタート時点で7.1℃だった冷水は13.3℃まで上昇。比較した商品には8～16℃まで上がったものもあるなか、温度差は全体平均の+6.19℃（※執筆時）とほぼ同じ、+6.2℃に抑えられました。
スープジャーを選ぶときは、長時間放置しても雑菌が繁殖しやすい20～40℃にならないかを確認することが重要。本商品は保温時59.3℃・保冷時13.3℃だったので、入れる前にしっかり加熱したり冷やしたりしておけば、食べごろをキープできるでしょう。
漏れは一切なく、液だれもしない
次に、密閉性の検証です。
中にミネストローネを入れたスープジャーを上下左右50回ずつ振っても、漏れは一切ありませんでした。フタ裏に隙間がある構造のため、液だれも起きていません。
今回比較した商品のほとんどが、同様に密閉性が高いという結果になりましたが、フタ裏に隙間がないと液だれしやすい傾向が。気になる人は、選ぶ際のポイントとしてみてくださいね。
飲み口の鋭さは気になるが、スプーンを使うと食べやすい
続いては、食事のしやすさの検証です。
実際にミネストローネを入れて確かめたところ、飲み口が薄くて鋭いのが気になる結果に。今回の比較では、飲み口に丸みをつける・樹脂製のカバーをつけるなどの工夫を施しているものほうが、口あたりがやさしい傾向がありました。
とはいえ、スプーンを入れて具材を食べるのには支障はありません。口に返しがあり、口径が広いとはいえないものの、大きめの具材も入れやすいでしょう。
汚れを残しにくい構造。フタの内側を分解できて洗いやすい
最後は、洗いやすさの検証です。
サッと洗える構造なのかを確認したところ、フタも本体の底も洗いやすいことがわかりました。少し力は必要でしたが、フタの内側のパーツも分解できるため、細部まで汚れを残しません。「フタを分解できて洗いやすい」という謳い文句どおりの結果です。
今回の比較では、本商品と同じ分解ができるタイプやフタが凸状のものだと洗いやすい傾向が。商品購入時の参考としてみてくださいね。
オルゴ ドングリジャー JD-33の価格比較
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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コジマYahoo!店4.62(207,230件)
オルゴ ドングリジャー JD-33はどこで買える？
オルゴ ドングリジャー JD-33は、楽天市場・Yahooショッピングなどの大手ECサイトで購入できます。また、オルゴ公式オンラインショップであるALLGO生活 夢グッズでも購入が可能です。パッキンのみの販売も行っているので、パーツを紛失しても本体ごと買い替えなくて済みますよ。
＜販売価格＞
- ドングリジャー：税込2,530円
- パッキン：税込462円
執筆時点での公式サイトの価格です。
公式オンラインショップでは、簡易包装でのギフトラッピングにも対応しています。商品のパッケージが家の形をしたかわいいデザインなので、プレゼントをお探しの人もぜひ選んでみてはいかがでしょうか。
温度をキープするには？
保温・保冷の効果を持続させるための方法は、2つあります。
1つ目の方法は、使う前に予熱・予冷をしおくこと。温かいものを入れる前は熱湯を、冷たいものを入れる前は冷水を注いでおくと温度を維持しやすくなります。
2つ目の方法は、保温・保冷機能のついたポーチに入れること。ポーチさえ用意しておけば、事前準備ほど手間がかからないので続けやすいですよ。ほんの少しの工夫でおいしさが変わるので、ぜひ試してみてくださいね。
オルゴ ドングリジャー JD-33に入れてはいけないものは？
食材が傷んだり、容器が破損したりしないよう、入れてはいけないものもしっかり確認しておきましょう。ドングリジャーの取扱説明書に記載されていた、入れてはいけない飲食物についてご紹介します。
＜入れてはいけないもの＞
- ドライアイスや炭酸飲料：炭酸ガスによって容器内の圧力が上がり、容器破損などに繋がる
- 生もの・果汁など：変質しやすいため
- 加熱されていない乳製品など：変質や腐敗の原因となる
サラダや果物は入れてもOKですが、新鮮なものを選び、しっかり洗って冷やしてから入れましょう。乳製品や冷製スープは、加熱処理を行っていれば入れられます。購入後は取扱説明書をしっかり読み、正しく使用するようにしてくださいね。
保温・保冷力が優れた、こちらの商品をチェック
最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
象印のSW-KA40は、口径が広く具材を食べやすいのが魅力。飲み口もやさしく、直接口をつけて飲みやすいですよ。肝心の保温・保冷力は、比較した商品のなかでもトップクラス。洗うフタパーツが2つしかなく、毎日の手入れも楽ちんです。どれにすべきか迷ったら、まず検討してみてくださいね。
デザイン性にもこだわりたい人は、KEYUCAのTasp フードジャーをチェック。細長い形状とマットな質感が特徴的な商品です。保温・保冷力に優れるだけでなく、密閉性も高く液漏れは一切しませんでした。スリムでかさばりにくいので、小さめのバッグに入るものをお探しの人にぴったりですよ。
| サイズ | 9.5×9.5×12.5cm |
|---|---|
| 重量 | 320g |
| 容量 | 400mL |
| 本体素材 | ステンレス鋼 |
| 保温力（メーカー記載） | 64℃以上（6時間） |
| 保冷力（メーカー記載） | 9℃以下（6時間） |
| 食洗機対応 | |
| パーツの別売り | |
| 電子レンジ対応 | |
| 容量展開 | 小さめ（300mL）、普通（400mL）、大容量（520mL） |
| 特徴 | おしゃれ |
象印 ステンレススープジャー SW-KA40をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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