
電気代を滞納するといつ止まる?滞納後の流れや対処法を解説
電気代の支払いをうっかり忘れたり、お金が足りなくて期限をすぎてしまったりしたときに、「電気はいつ止まるんだろう」と不安になりますよね。滞納し続けるとどうなるのか、追加費用は発生するのかなど、気になることも多いでしょう。
そこで今回は、電気代を滞納したときに電気は何日で止まるのか、具体的な日数や送電停止までの流れをわかりやすく解説します。万が一支払えないときの対処法や、強制解約のリスクも紹介するので、今後の対応の参考にしてくださいね。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また通信サービスだけでなく、ファイナンシャルプランナーの視点含めて電気代など固定費支出見直しのガイドもしている。
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電気代を滞納した場合、電気はいつ止まる?

電気代を滞納した場合、検針日の翌日から数えて約50日で電気が止まります。電気料金の支払い期限は検針日の翌日から30日目に設定されており、その期限を過ぎても約20日間の猶予があるのが一般的。ただし、猶予期間中に届く書面に記載された最終期限までに支払いが確認できなかった場合、電気が止められる仕組みです。
送電停止の前に、「送電停止通知書」や「お支払いのお願い」といった書面が自宅に届きます。書面には「○月○日までに支払いが確認できない場合は送電を停止します」という具体的な日時が明記されているため、見落とさないようにしてください。もし書類が届いた場合は、速やかに支払いを行いましょう。
主要電力会社の送電停止までの目安は、以下のリストをチェックしてください。
【主要電力会社の送電停止までの目安期間】
- 北海道電力:支払い期限から20日程度
- 東北電力:支払い期限から20日程度
- 東京電力エナジーパートナー:支払い期限から20日程度
- 中部電力ミライズ:支払い期限から20日程度
- 北陸電力:支払い期限から20日程度
- 関西電力:支払い期限から20日程度
- 中国電力:支払い期限から20日程度
- 四国電力:支払い期限から20日程度
- 九州電力:支払い期限から20日程度
- 沖縄電力:支払い期限から20日程度(一部地域は30日目)
電気代を滞納し続けるとどうなる?
電気代を滞納すると、複数のステップを経て送電停止に至ります。滞納から送電停止までの流れを見ていきましょう。
①支払い期限を経過すると延滞利息が加算される

支払い期限の翌日から10日以内に支払いが確認できなかった場合、延滞利息が発生します。延滞料金は「滞納した電気代×年利×滞納日数÷365日」で算出され、年利は東京電力エナジーパートナーや関西電力などの主要な電力会社では10%を採用しているケースがほとんどです。
例えば、1万円を30日間滞納した際の利息は、1万円×年利10%×滞納日数30日÷365日=約82円。少額に見えるかもしれませんが、未払いの期間が長引くほど負担は増えるため、早めの支払いを心がけてください。
口座振替や振込用紙で支払っている場合、滞納しても原則として信用情報に傷がつく心配はありません。信用情報機関が管理する情報には、公共料金の滞納データが登録されないためです。
一方、電気料金をクレジットカード決済に設定しており、カード会社への支払いが滞った際は記録が残ります。将来的にローンやカードの審査へ悪影響を及ぼすリスクがあるため、注意が必要です。
②送電停止の通知が届く

電気代を滞納し続けると、自宅に送電停止を予告するハガキや封書が届きます。単なる支払いの督促状ではなく、期日までに未払いの料金を支払わなければ電気の供給を断つという、最終的な警告です。送電停止の予定日が明記されているため、必ず中身を確認して破棄しないようにしてください。
通知が届くタイミングや実際に送電が停止される時期は、契約している電力会社ごとに異なります。通知には最終的な支払い期限が記載されており、その日までに電気代を精算すれば供給は止まりません。
③送電が停止される

送電停止予告通知に記載された期限をすぎても支払いが確認できない場合、送電停止通知書に記載されている期限日の翌日以降に電気が止められます。
電気を復旧させるには、電気代を精算したうえで、電力会社へ送電再開の依頼を行う必要があります。入金を済ませれば自動的に通電するわけではないため、支払い後は速やかにカスタマーセンターなどへ連絡を入れてください。
スマートメーターが設置されている場合は、連絡後から数十分〜数時間で復旧可能です。従来型のメーターが設置されている場合は作業員による現地対応が実施されるため、復旧に数営業日かかる場合があります。
また、長期間滞納した場合は、再開時に保証金を求められるケースも。保証金は将来の電気料金の未払いに備えて電力会社が一時的に預かるお金であり、過去に滞納を繰り返している人も対象になり得ます。余計な出費や手続きを増やさないためにも、送電停止予告通知が届いた段階で早急に支払いを済ませましょう。
④送電停止後も滞納を続けると強制解約になる

送電が停止されたあとも滞納を続けていると、電力会社から契約を強制的に解除されます。送電停止は一時的な処置ですが、強制解約は契約そのものが消滅する最終措置です。
契約を解除されると、滞納分を精算・送電再開依頼をするだけでは電気を使えるようにはなりません。復旧させるには、未払い料金をすべて支払ったうえで、改めて電力会社と再契約を結ぶ手間が発生します。
電気代を滞納したときの対処法は?
ここからは、電気代を滞納したときの対処法を解説します。料金の支払いに困っている人は、ぜひ参考にしてください。
契約先の電力会社に連絡をする

電気代の支払いがどうしても難しいときは、まずは契約している電力会社のWeb・電話窓口へ早急に連絡を入れましょう。支払い期限の延長や電気料金の分割払いは原則として対応していないケースが多いものの、やむを得ない事情がある場合、個別で対応してもらえる可能性があります。
生活保護を受給中・申請中の人や、重い疾病で一時的に支払いが困難な人など、特定の事情がある場合に限り相談を受け付けている電力会社もありますよ。自分が対象になるかは、契約している電力会社に問い合わせてください。
公的機関の支援や制度を利用する

生活費が不足して電気代の支払いが難しい状況であれば、各自治体が設置している公的機関の支援や融資制度の活用を検討してください。自立相談支援機関では、専門の相談員が家計の立て直しや専門機関と連携した生活再建の手助けを行っています。
一時的に数万円程度のまとまった現金が必要な人は、社会福祉協議会が実施している「緊急小口資金」などの福祉資金貸付制度を利用してください。無利子で資金を借りられる可能性があり、生活を維持するための緊急的な金策として有効でしょう。
電気料金の滞納にとどまらず、日々の食費や家賃の支払いも困難で生活を維持できないほど困窮している場合は、生活保護の申請も選択肢に入ります。国が定める最低生活費に収入が満たない人に対して、健康で文化的な最低限度の生活を保障しつつ、自立を助長するための公的な制度です。
いずれの支援や融資制度も、居住地域の自治体に相談窓口が設けられています。まずは現状を打ち明けて、利用できる仕組みがないか問い合わせましょう。
お金を用意する

手元の不用品を売却すれば、電気代の支払いに必要な現金をすぐに用意できます。着なくなった洋服や使っていない家電などをリサイクルショップに持ち込めば、その場で現金化が可能です。商品の状態や需要によっては希望する金額に満たない場合もあるため、あくまで一時的に資金を集める手段として捉えておきましょう。
短期間でまとまった金額を稼ぎたい人は、即日払いの単発バイトを検討してください。面接や履歴書が不要なケースも多く、その日のうちに給与を受け取れる求人が豊富にそろっています。体力を使う仕事や夜勤のシフトが多いため、自身の体調やスケジュールを考慮して無理のない範囲で応募することが大切です。
どうしても資金が不足している場合は、カードローンの利用も選択肢に入ります。多くの会社が即日融資に対応しており、急な出費にも柔軟に対応できる点が特徴です。利用する際は、翌月以降に無理なく返済できる計画をあらかじめ立てたうえで、必要最小限の金額のみを借り入れるように心がけてください。
強制解約になった場合は滞納分を支払ったあとに再契約する

電気料金を滞納して強制解約になった場合は、未払い金の支払いと新しい契約の申し込みが必要です。まずは手元にある支払い用紙を利用するか、電力会社に問い合わせて過去の料金をすべて精算してください。強制解約は契約自体が終了した状態であるため、お金を支払うだけでは通電が再開されない点に注意しましょう。
料金の精算が完了したあとは、電力会社へ改めて再契約の手続きを行ってください。ただし、過去に強制解約の履歴がある人は、同じ電力会社での再契約を断られるケースも珍しくありません。万が一再契約が認められないときは、速やかにほかの電力会社へ連絡し、新規契約の手続きを進めてください。
今後の負担を減らすために、電力会社の見直しも検討しよう
























































