
【電気代が高すぎておかしい】超高騰の理由と節約対策を専門家が解説!この夏、さらに値上げって本当!?
今年も非常に暑い夏になりそうですが、そうなると気になるのが電気代。ただでさえ電気代が高いなか、クーラーをはじめとした夏物家電が活躍すればするほど、家計への負担もどんどん膨らんでいきます。
しかし、そんななか「2026年6月から電気代が高騰する!」という情報が飛び込んできました…!もしその情報が本当なら「どこの電力会社が一番安いの?」「どれくらい上がるの?」「そもそもなんで上がるの?」と、気になることはたくさんありますよね。
そこで今回は、一般社団法人エネルギー情報センターで理事を務める江田健二さんに徹底取材!今回の高騰の理由や電気代の見直し方などをわかりやすく解説していただきました。電気代高騰の不安を少しでも和らげたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1977年生まれ、富山県砺波市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。東京大学 Executive Management Program(EMP)修了。アクセンチュア株式会社に入社。エネルギー/化学業界を担当し、電力会社・大手化学メーカー等のプロジェクト等に参画。2005年同社を退社後、ITコンサルティング、エネルギー業界の知識を活かし、RAUL株式会社を設立。 一般社団法人エネルギー情報センター理事、一般社団法人サステナビリティコミュニケーション協会理事、ASIA WOMEN LEADERS FORUM アドバイザー等を務めている。Yahooニュース公式コメンテーター。オンライン番組「プロジェクトE~エネルギーDX・GX時代を切り開く」パーソナリティ。

2021年にマイベスト入社後、家電製品・アウトドア用品など、生活や趣味に関わる幅広い商材のコンテンツ制作に携わる。「こだわりがある商品だからこそ、違いをはっきり説明して、選ぶ人が納得して購買できる情報を届ける」を心掛け、情報発信を行っている。
この夏、電気代がめちゃくちゃ高くなるらしい…!
毎年のように「高騰」とニュースで耳にする、電気代。夏はエアコンをはじめとした家電をフル稼動させる季節なので、どうしても電気代が嵩みがち。そんな時期に直撃したのが、今回の電気代高騰のニュース。
ウクライナショックで急激に高騰して以降、電気代が高くなるのは毎年恒例のようになった今、そんなに驚きがないという人もいるかもしれません。しかし、今回の高騰は最近の価格上昇よりもよっぽど影響が大きいとのこと…!
そこで、電気代がなぜ上がるのか、どれくらい上がるのか、そしてどのように対策すればよいのか、など気になることを取材で掘り下げていこうと思います!
話し手:江田健二さん

今回お話を伺ったのは、江田健二さん。
エネルギー業界への深い造詣があり、今回の高騰の背景や電力プランの見直し方などを初心者にもわかりやすく説明してくださいました。
2026年6月から電気代が急上昇!?その背景には何があった?
本日はよろしくお願いします。今回はこの夏から電気代が高騰すると予測されていて、さっそく6月からとんでもなく値上がりするという情報を耳にしたんですが、そもそも何が原因なんでしょうか…?
よろしくお願いいたします。簡単に説明しますと、大きな原因の1つはイラン情勢の不安定化により発生している「ホルムズ海峡危機」ですね。それによって燃料の価格が上がってしまい、電気の市場価格が一気に高騰しているのが現状です。
なるほど。最近イラン情勢が生活に直結していて、いかに原油が重要なのかを改めてひしひしと感じています…。
ところで、イラン情勢の不安定化は3月ごろから始まっていると思うんですが、その影響がなぜこの6月というタイミングにきているんですか?
おっしゃる通り、実は原油価格は軍事攻撃が報道された直後の3月ごろからもうすでに値上がりしていたんですが、日本の電気代はそこで上がった価格を電気代に置き換えて計算をして反映するまでに2~3か月ほどかかるんですよね。
そうなんですね!それでその3か月後にあたる、この6月から価格が一気に上がってしまうということなのか…!
そういうことです。ナフサ不足でさまざまな資材の価格に影響が出ている、という件が話題になったかと思うんですが、それと同じことが電気代でも起きていると考えていただければイメージしやすいと思います。
「電気代高騰」って、ここ数年よく聞いていて、同じような悲鳴が何度も上がっていた記憶があるんですが…。なんでこんなに上がってばっかりなんですか…。
そうですね…。最近一番大きかったものでいうと、いわゆる「ウクライナショック」ですかね。あのときも一気に価格が高騰して、その後も割と電気代が高いままではあったんですが、直近で言うと値上がりのトレンドはゆるやかで、「高いながらも安定している」という状態でした。
ただ、今回はその高くなっている電気代がさらにグンと値上がってしまう状況になっているぞ、という話です…。
「終わりの始まり」ですね…。ちなみになんですが、具体的にどれくらい高くなるんですか?
そうですね、電力会社さんやプランによって違うので明言はできないんですが、電気の市場価格で言うと昨日のピーク時間帯の価格が昨年同日比で約3倍になっているエリアもあるんで、6月から一部時間帯の市場価格が昨年の3倍以上になる地点が出てくる可能性もありますね。
取材日は2026年5月26日
ええ!?もうすでに高くなり始めてたんですか!?
しかも3倍って…。全然気づいてなかった…。
気づかないのも無理はないです。電気はその場で支払って使っているわけではないんで、価格が上がっている実感が伴うのは実際に請求書が届く翌月なんですよね。
なので、6月に電気をたくさん使ってしまって、7月に届く請求書の額を見てその高騰っぷりに気づいたとしても、そのころには7月ももうすでにガンガン電気使っちゃった!となると8月に届く請求書も…。
恐ろしい話だ…。しかも、引き落としにしていて見過ごしてしまって、気づかぬうちにとんでもない高額の電気代を支払ってしまっている、という人も多そうですね。というか、それが僕です。
きっとそういう人は多いと思うんで、この記事をきっかけにして事前に対応するのが吉だと思います。
そうですね、この仕事をしていてよかったです…。
ただ、少し気になったことがあって、電気代が高騰することが分かった今、とにかく節電しなきゃ!と思っているんですが、この夏めちゃくちゃ暑くなるという予報もされていますよね…?そうなったら、命を守るためにも節電とか言ってられないのではないか、とも思ったんですが。
おっしゃる通り、節電するにも限界はあると思うので、この電気代高騰の荒波を乗り越えるなら、節電だけでなく電気料金プランや電力会社の見直しもおすすめですよ。
電力会社とプランを見直すのが吉!おすすめは?

プランや電力会社の見直しはしたほうが良いんだろうなとは思うんですが、電気の価格自体がそもそも高くなるなら、どこもそんなに変わらないのではないでしょうか?プランで少しでも基本料金を安く抑えるとか、そういう対策をしていくということですかね?
たしかに全体の電気料金が高くはなるんですが、実は料金プランには「市場連動型」と「燃料費調整額型」の大きく2つのプランがありまして、どちらのプランで契約しているかによって影響の大きさが異なるんです。なので、まずはそのプランを確認するところから始めましょう。
自分がどっちのプランなのか、全く知りません…。引っ越して、そこで契約した電力会社から紹介されたプランでなんとなく支払ってました。
その2つにはどういう違いがあるんですか?
まず「市場連動型」は、文字通り「市場の価格に連動して単価が変わるプラン」のことで、ウクライナショック以降に各電力会社がこぞって導入し始めました。その後の2025年まで、電気の市場価格が少し安かったこともあって、これまでは「市場連動型」と呼ばれるプランのほうが安いことがほとんどでした。
一方の「燃料費調整額型」は、簡単に言うと「1kWhあたり〇〇円」という電力量単価が固定されているプランのことを指します。ただし、市場の価格よりも少し割高の価格帯で設定されていることが多く、最近ではあまり選択肢に入ることがありませんでした。
しかし、今回はその市場価格が高騰するので、市場の影響を受けにくい燃料費調整額型のほうが安くなる可能性が高いと見込まれています。
なるほど、そんな違いが…!僕は引っ越したときに、おすすめのプランはこちらです、と紹介された電力会社のプランを契約したので、おそらく市場連動型かなと思います。安いな!と思った記憶があるので。
最近お引っ越しされたのであれば、おそらくそうなのではないかなと思います。市場が安かった2025年ごろは、各社が市場連動型を推していたんです。そのほうがお客さんもうれしいですしね。
しかし、市場価格が高騰する今回のケースの場合は、仮に乗り換えたばかりでも見直すのがおすすめですね。
燃料費調整額型は、これまでは割高だったんですが、市場の価格が例外的に高騰している現状であれば、市場連動型よりも安く収まる可能性が高いと思います。
でも、燃料費調整額型って電力会社は大丈夫なんですか?市場価格よりも安く提供している場合もある、ってことですよね…?
そういう場合ももちろんあると思います。ただ、燃料費調整額型と呼ばれるとおり、「燃料費調整額は状況に応じて変動しますよ」ということがあります。その場合の燃料費調整額に上限があるものとないものがあるので、契約の際に必ず確認しましょう。
今回に関しては、市場価格が高くなっているので、市場連動型よりも燃料費調整額型のプランの方が負担を抑えられる場合があります。それくらい今回の高騰幅は大きいので、市場連動型のリスクを考慮するなら燃料費調整額型を検討するのがおすすめですよ。
なるほどです。ちなみに、自分は一人暮らしで会社勤めなので、家にいるのは夜遅い時間くらいなんですが、それでも燃料費調整額型のほうが良いんでしょうか?
そういう方は現在契約しているプランによるので、慎重に確認するべきだと思います。迷わず燃料費調整額型にすべき人は、1日の電気の使用量が多い自覚がある方ですね。とくに夕方が高くなるので、その時間帯に電気を使うことが多い人は要注意です。
電気代のピークは夕方なんですね!ごめんなさい、本当に何も知らなかったんで今日とても勉強になってます。
そうなんです。エリアや天候にもよるんですが、日中は太陽光発電も使えるので電気が安い傾向があります。なので、夕方に洗濯機や乾燥機を回したり、ということもあるかと思うんですが、市場連動型の人は可能な限り日中にそれらを終わらせておくのも電気代を抑えるコツですね。
となると夕方に家にいることがほとんどないんで、僕は市場連動型のほうが合っている可能性もありますか?
もちろん、その可能性も大いにあるので、必ず現在の契約プランと使用状況を確認してから行動に移すようにしたほうが、より損をしない選択ができるかなと思います。
ただ、現状を鑑みると、ほとんど家にいなくて寝に帰るだけという人以外は燃料費調整額型を検討していいかなと。普段割高になりがちですが、そもそもの市場価格が高いときはデメリットというデメリットも特段思いつかないので。
もうそんなレベルで高騰するくらい、現状がピンチということはひしひしと伝わってきました。これまで無頓着でしたが、さすがに今回は見直そうと思います。
電気代が高いのはいつまで続く?

今回のお話を受けて、燃料費調整額型に切り替えたいと思った読者の方も多いと思うんですが、価格が落ち着いた場合には割高となると、いつかは切り替える必要があるということですよね?
切り替えタイミングとしてはイラン情勢が落ち着いたその3か月後を目途に切り替えていくのが良いんでしょうか?
実はそうとも言い切れません。今回はこのタイミングで取材していただいたので、このようなお話をさせていただいているんですが、これが半年前におすすめを聞かれていたら「市場連動型が間違いなくおすすめ!」って言ってたと思うんです。こんなことが起きるなんて、まったく予想できなかったので。
いや、むしろ予想してたら怖いです。
なので、将来的にどっちが得か、いつ切り替えるべきかは明言できません。ただ、現状は燃料費調整額型のほうが安くなる人が多いかな、ということですね。
強いて予測するのであれば、軍事攻撃が終結した瞬間にマーケットが落ち着くか、というとそんなことはなさそうなので、もし燃料費調整額型に切り替えるという人は2026年いっぱいはそのままでも良いのかなと思いますね。これもあくまで予測でしかありませんが。
たしかに、そんなスピード感で都合よくホルムズ海峡も元通りになった!という状況も考えにくいので、その3か月後にすぐ解約!は早計かもしれませんね。
そのころには冬が来て、また電気代のピークが来ますから、改めて見直すことを忘れないようにしましょう。
電気代って契約時にしっかり見ていたら、それが最善策かと思ってしまって、見直そうと思ったことがなかったんですが、実は時勢に合わせて頻繁に見直していくべきなんですね。
ちなみに電力会社の契約ってすぐできるものなんですか?
契約は非常に簡単です。契約したい電力会社を見つけたらそこに連絡すればOKで、現在契約しているところに連絡する必要がありません。あとの手続きは代行してくれるので、最短で2週間ほどで切り替わりますよ。
ただし、次回検針日のタイミングによっては切り替えまでに1か月ほどかかってしまうこともあるので、切り替え手続きは早めに済ませるのがおすすめです。
あ、そうなんですね!今契約している電力会社に連絡したら、なぜ解約するのかを聞かれたり、「こんなプランもありますよ」と断りにくいセールストークを始められたり、といったことがありそうで苦手だなと思っていたんで、とてもありがたいです。
「見直す」とは具体的にどんな行動をすればいい?

かなり不安になったので電気代を見直す気にはなったんですが、冷静に考えてみると自分は具体的に何をすればいいのか全然わかっていないことに気が付きました。自分のように電気代に無頓着だった人は、まず何から始めればよいでしょうか?
そうですね、料金は契約プランや電力会社によると思うんですが、使用量は見ておいたほうが良いと思いますね。自分がどの時間帯にどれくらい使っているのか、最近では専用のアプリやWebサイトの「マイページ」で確認できるので、この機会に日々の電力消費量をチェックしておくと、より自分に合ったプランを選びやすくなると思います。
あと意外と差が大きいのが、生活家電の消費電力ですね。
「省エネ大賞受賞!」とかよく聞くアレですね。家電は性能とか価格とかサイズで選んでいるので、消費電力はあまりチェックしたことがなかったです。そんなに違うものなんですか?
かなり違いますよ。最近だとドラム式洗濯機はメーカーや機種によって全然消費電力が違うので、1日何回も回すとなるとそれだけでかなりの差が生まれます。ヒーター式のものを使っている人は、ヒートポンプ式のものに買い替えると電気代がグッと抑えられると思います。
あと、古い製品を長く使っているという場合も注意。性能が進化した最近のもののほうが省エネになっていることも多いというのはもちろん、生活パターンが変わっているのに使えるからという理由で、そのままオーバースペックな製品を使い続けているケースもあると思います。
古いものがオーバースペックになる場合って、具体的にどんなケースでしょう?
たとえば、お子さんが大きくなられて家を出ていったあとのご家庭で、住んでいる家族の人数が減ったのに冷蔵庫は大きいまま、といったケースなどですかね。その場合は、消費電力が無駄にかさんでしまって、無意味に高い電気代を支払うことになってしまいます。使っていない空間を冷やすための無駄な電力になってしまっているので、とてももったいないと思います。
まさにうちの実家がそうですね…。両親と話して、せっかくだし小型の冷蔵庫に買い替えてもらったほうが将来的に見たら商品購入費よりも安く済むかもしれないですね。
そうですね。環境への影響を考えても、個人的にこういった古い家電製品は生活様式が変わるタイミングで買い替えを検討していくのが良いかなと思います。
なるほど…。「電気代が高い」とよく聞いていたんですが、ぶっちゃけみんな高いんだし、自分だけではないんだな、しょうがないことなんだな、と受け入れてしまっていたんですが、面倒でもそのままにせずに行動していかないといけないんですね。
見直しでどれくらい減額できるのか、やってみないことにはわからないんですが、そのまま去年の何倍もの電気料金を支払うのは大損ですもんね!
そうですね、電気料金は確かに全体で高騰しますが、そのなかでいくら支払うかは契約プランによって違いがあるので、その仕組みを理解しておくことが重要です。
電気代の高騰がよくニュースになるこの時代、見直しをせずにそのままでいることのリスクは非常に高いので、今回をきっかけに自分の電気料金をぜひ見直してほしいですね。
ご丁寧にありがとうございます。肝に銘じます…。
【まとめ】電気代の高騰に関する現状と今後の対策
現状
- ホルムズ海峡危機によって原油価格が上がり、「燃料費調整額」の単価が6月から高騰する
- 5月末の段階で、電気の市場単価が昨年比約3倍になっている地域・時間帯もあり、6月以降はさらに高騰する可能性もある
今後
- 電気料金は「市場連動型」と「燃料費調整額型」があり、主に影響を受けるのが「市場連動型」
- 原油価格の高騰はまだ続く見込みなので、長い目で電気代を抑えられるプランなのかを見直すことが大切
今回話題になった燃料費調整額型ってどんなプランなの?
一方、燃料費調整額型は、燃料費調整額に上限がない・上限がある・そもそもない(固定料金型)の3タイプがあります。なかでも燃料費調整額が存在しない固定料金型は燃料価格高騰に左右されない構造なので、市場の影響を特に受けにくい点が特徴です。
今契約するなら、オクトパスエナジーの「シンプルオクトパス」がマイベストのおすすめ。燃料費調整額がゼロ!

オクトパスエナジーは、英国に本社を置くエネルギー企業。日本国内では東京ガス株式会社とOctopus Energy Groupが共同で設立した「TGオクトパスエナジー株式会社」によって運営されています。
同社の「シンプルオクトパス」は、燃料費調整額・基本料金が一律ゼロの「固定料金型」のプラン。請求されるのは「使用分×従量料金単価」の料金のみで、これまでは従量料金単価がやや割高なプランだったものの、今回の高騰の主要因である燃料費調整額がゼロなので、高騰リスクが限りなくゼロに近しいのが特徴です。
また、いつでも解約・プラン変更が無料で行えるため、状況に応じて柔軟に対応しやすいのも魅力。見積もりや申し込みも簡単に行えるので、気になる人は以下のオクトパスエナジーの公式ページをチェックしましょう。
ほかの電力会社・市場連動型もしっかり吟味したい場合は?
マイベストでは各電力会社の電気料金の比較を行い、エリア別の価格や乗り換え方法について詳しく解説しているので、気になる人は以下のコンテンツを確認してくださいね。







