部屋でゆっくりしていたら、いきなりゴキブリが視界に入ると焦るもの。駆除しようと殺虫剤を持ちだしている間に見失うこともありますよね。駆除できたとしても、「どこから侵入してきたのか」と気になる人も多いでしょう。
そこで今回は、ゴキブリの侵入経路をくわしく解説します。侵入を防ぐための対策も紹介するので、最後まで読んでみてくださいね。
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ゴキブリの主な侵入経路は6つあります。少しのすき間からでも入り込めるので、家のどこに侵入口となりうる場所があるか確認しましょう。
ゴキブリは、玄関や窓のわずかなすき間からでも侵入します。わずか2〜3ミリのすき間でも体をくねらせて通り抜けられるため、玄関ドアの開閉部や窓のサッシ部分は絶好の侵入口です。
たとえば、ドア下のわずかなすき間や、窓のゴムパッキンが劣化してできた亀裂、郵便受けのフタが閉まりきらない部分などからも侵入します。
排水溝や排水管は、ゴキブリの侵入経路として一般的です。排水管は建物の外部とつながっており、湿気が多く暗い環境が整っているため、ゴキブリにとって居心地のよい通路になります。特に温度が高い季節は注意が必要です。
キッチンのシンク下、浴室の排水口、洗面台下の配管接続部などが侵入口になりやすいポイントです。知らない間に管のすき間から侵入されていることも少なくありません。
エアコンのドレンホースは外部と室内をつなぐ経路であり、ゴキブリの侵入口になることがあります。ドレンホースとは、冷房時に発生する水を外に排出する役割を持つ部品のこと。内部は常に湿っているため、ゴキブリが好む環境です。
たとえば、ベランダに伸びたドレンホースの穴からゴキブリが入り、室内機を経由してリビングにまで侵入してしまうケースもあります。ホースの先端をむき出しのまま放置していることも多く、ゴキブリにとっては室内に入り込みやすい場所です。
換気扇や通気口のすき間も、ゴキブリが侵入する可能性があります。開口部は外とつながっているため、小さなすき間でも侵入される恐れがあると注意しておきましょう。
具体的には、台所の換気扇、トイレや浴室の通気口、さらには24時間換気システムの吸気口も要注意ポイント。風通しがよい場所ですが、外とつながっている部分は対策が欠かせません。
外部から持ち込まれる荷物や段ボールなども、ゴキブリの侵入経路の1つです。段ボールのすき間や梱包の端はゴキブリが潜みやすいため、宅配便や引越し荷物と一緒に家の中へ侵入することもあります。とくに長時間屋外に置かれていた荷物は危険です。
たとえば、スーパーの買い物袋に混入していたり、ネット通販の段ボールや倉庫から搬入された商品の中に紛れていたりすることもあります。室内の清潔さに関係なく、外部から入り込むリスクがある点に注意が必要です。
植木鉢も見逃しがちな侵入ポイント。湿った環境を好むゴキブリは、植木鉢の土や水受けに住み着く場合があります。玄関の近くに置いた植木鉢から、サッと出てきて家に侵入するケースもあるので気を付けましょう。
ゴキブリが侵入しやすい場所は、しっかりと対策しておきましょう。どれもすぐに試せる対策ばかりなので、1つずつチェックしてくださいね。
すき間テープや防虫剤を活用して、玄関・窓からの侵入を物理的に遮断するのが効果的です。ゴキブリが入れないように、構造的にブロックしましょう。
<玄関・窓からの侵入対策>
防虫スプレーの効果は時間が経つと弱まるので、定期的にスプレーをし直しましょう。玄関やベランダの出入り口には、置き型の虫よけを設置するのもおすすめです。玄関からの虫の侵入対策をしたい人は、下記コンテンツをチェックしましょう。
排水トラップの乾燥を防ぐだけで、排水溝や下水管からの侵入を防げます。排水トラップとは、下水管からの悪臭や害虫の侵入を防ぐために、U字型などの構造で常に水を溜めておく排水設備のこと。排水トラップに水が溜まっていること自体が、防虫の役割を果たします。
排水管や排水口が汚れていても、ゴキブリが侵入する可能性があるので要注意。パイプクリーナーなどを使用して、定期的に掃除をしましょう。排水口や配管のすき間をパテで埋めておくことも大切です。
ドレンホースの先端に専用の防虫キャップを装着することで、ゴキブリの侵入を防止できます。防虫キャップは空気や排水はスムーズに通しつつ、虫は通さない仕組みです。手軽に取り付けられて効果も高いうえに、安全性と実用性の両方を兼ね備えています。
市販されているドレンホース用キャップをホームセンターや通販で購入し、ホースの先端に差し込むだけでOK。工具も不要で、誰でもすぐに対策できます。
ただし、キャップが緩んでいたり破損していたりすると効果が薄れるので注意が必要です。ときどきキャップの状態を確認して、必要に応じて交換するようにしましょう。
換気扇や通気口に専用のフィルターを取り付けることで、虫の侵入を物理的に遮断できます。フィルターは空気の流れを妨げることなく、微細なすき間をふさぐ構造です。通気を確保しつつ、防虫効果を得られます。
換気口用の防虫フィルターは、キッチンや浴室の通気口に貼るだけで簡単に対策が可能です。ただし、フィルターにはホコリや油が溜まりやすいため、汚れを放置すると換気効率が落ちます。定期的に交換して、清潔さと効果をキープしましょう。
換気扇用のフィルターがほしい人は、下記コンテンツをチェックしてくださいね。
壁のすき間やひび割れは、パテやコーキング材で補修しましょう。ゴキブリは薄暗くて狭い空間を好むため、壁のひび割れやすき間は絶好の住処です。
たとえば、コンセント周りのわずかなすき間、壁と床の間にできた細いひび割れ、配線穴の周囲などは侵入されやすい場所です。目につきにくい小さなすき間でも、放置するとゴキブリが侵入するリスクが高まります。
ただし、深刻なひび割れや広範囲にわたる損傷は、建物の構造にも関わる可能性があるため、専門業者に相談するのが安心です。
日常的に部屋をきれいに保ち、ゴキブリの住みかや餌場をなくすことが最も効果的な予防法です。特別な道具を使わなくても、ゴキブリが侵入するリスクを減らせますよ。
ゴキブリは食べ物のカスや湿気、古い段ボールなどを好む傾向があります。部屋をきれいにしてゴキブリが好みやすいものを排除しておけば、繁殖環境そのものを断つことができるでしょう。
<ゴキブリの侵入を予防する方法>
注意すべきは、短期間だけきれいにしても根本的な解決にはならない点です。清潔な状態を継続することこそが、ゴキブリを寄せつけない最大の防御策ですよ。
ゴキブリが嫌う植物を育てるのもおすすめです。ミントやアロマティカスなどのハーブは、ゴキブリが嫌う香りを放ちます。育てやすさも考えたうえで、ゴキブリが寄り付きにくい植物を育てるのもよいでしょう。
ゴキブリを見つけたら、ゴキブリ用スプレーで迅速に対処するのが最も効果的です。なぜなら、ゴキブリは非常に繁殖力が強く、一匹見かけると他にも潜んでいる可能性が高いからです。素早く駆除することで、これ以上の繁殖を抑えられます。
すき間に隠れるなどして見失った場合には、部屋中に殺虫剤が行き渡るくん煙剤を使用しましょう。毒餌を食べさせて殺虫する殺虫剤設置タイプや、シートの粘着力で捕獲する捕獲設置タイプもおすすめですよ。ペットや小さな子どもがいる家庭は、使用して問題ない殺虫剤なのか事前に確認してくださいね。
また、駆除後は再発防止のために侵入経路の確認・対策も行いましょう。殺虫剤での駆除はあくまで一時的な対処なので、侵入しないための対策をしっかり行う必要があります。
自力での対策で効果が見られない場合は、早めに専門業者に相談することで確実な駆除と予防が可能となります。無理に我慢せず、プロの手を借りるのも有効な選択です。
専門業者は、ゴキブリの発生源や侵入口の特定、薬剤の選定や使用方法まで熟知しており、安全かつ短期間で問題を解決するノウハウを持っています。自力で手に負えない場合ほど、専門知識が頼りになります。
たとえば、市販の殺虫剤を使ってもゴキブリが繰り返し現れるようなケースでは、業者による徹底的な駆除と再侵入を防ぐ施工が実施され、根本からの解決が期待できます。
業者を選ぶ際は、実績や口コミを確認し、料金や対応内容をしっかり比較しましょう。信頼できる業者を選ぶことで、安心感も得られますよ。