2社以上から借入をしている人が、借入先を1社にまとめるために利用を検討するおまとめローン。自分が信用ブラックの可能性があり、おまとめローンが利用できるのか気になる人もいるのでのはないでしょうか。
そこで今回は、信用ブラックでもおまとめローンを利用できるのか解説します。おまとめローンの審査に通りやすくなるポイントや、審査に落ちた際の対策も解説するので、借金の返済に苦しんでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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ブラックの人でも借り入れられるおまとめローンを見つけるのは困難です。過去に滞納といった金融事故を起こした記録が残っている人は、金融機関から信用されません。
おまとめローンは通常のローンと比較すると、貸付金額が大きくなる傾向にあるため、金融機関の審査は厳しめです。審査で確認されるのは信用情報だけでなく、申請者本人や勤め先の企業に関する情報も含まれます。
確認される情報の具体例は以下のとおりです。
家族構成
配偶者の有無
勤務先
勤務年数
勤務先の企業規模
年収
借入件数
借入金額
返済状況
返済遅延や債務整理など過去のトラブル
信用ブラックの場合は審査落ちする可能性が高いからといって、闇金や怪しい金融機関からの借入はしないようにしましょう。法外な金利や厳しい取り立てにより、今よりも厳しい状況に追い込まれる可能性があります。
おまとめローンで借入を検討する前には、自分が信用ブラックなのかを確認しましょう。一般的に返済遅延や債務整理を行った場合は、約5〜7年は信用ブラックになるとされていますが、実際のところは信用機関に問い合わせないとわかりません。
信用機関はCIC・JICC・KSCの3つがあります。JICCとCICは主に消費者金融やクレジットカード会社が、KSCは主に銀行や信用機関が所属しているため、心当たりがあるほうに問い合わせをしましょう。
開示請求はインターネットと郵送のいずれかを選択できます。信用機関のWebサイトにアクセスし、希望する方法を選択してください。インターネットで開示請求を希望する場合はWebサイトに記載された電話番号へ連絡しましょう。認証コードを入力後に必要情報を記入し、決済をすればメールアドレスに確認用のURLが送られてきます。開示請求には手数料が必要です。
郵送で開示請求をする場合は、サイトからダウンロードできる信用情報開示申込書を記入します。コンビニまたは、ゆうちょ銀行の定額小為替証書で手数料を払い、本人確認書類のコピーとあわせて郵送開示センターに資料をお送りください。郵送後10日ほどで自宅に資料が届きます。
開示請求を行っても、今後の信用情報に悪影響を受けることはありません。安心して問い合わせを行うようにしてください。
おまとめローンの審査を通りやすくするには、返済の滞納や遅延はしないことが重要です。返済の滞納や遅延があると、審査の際に印象が悪くなるでしょう。
返済の滞納や遅延を行うと、事故情報として信用情報機関に登録されるだけでなく、財産を差し押さえられるリスクもあります。滞納や遅延が発生して電話やSMSの督促を無視すると、2〜3か月後に信用情報機関に事故情報が登録されます。事故情報に登録後は、おまとめローンの審査通過は困難です。
信用情報機関に事故情報が登録されたあとは残高を一括請求され、滞納が3か月以上続けば支払督促が届きます。さらに無視をすると、強制執行による財産の差し押さえが行われ、給与を差し押さえられてしまう場合もあるため注意が必要です。
返済の対応や遅延があると、すべての金融機関で審査を通過する可能性は低くなります。貸付前の審査ではどの金融機関も、信用情報機関に開示請求を行う点は理解しておきましょう。
おまとめローンの際には、虚偽申告を絶対にしてはいけません。虚偽の申請をすると、金融機関から信用ができない人間とみなされてしまいます。
虚偽申告では収入を偽る人が多いです。収入を少しでも多く申告することで、審査に通りやすくなると考えてしまうのでしょう。
金融機関はおまとめローンの審査で、収入証明書の提出を求めるように貸金業法で定められています。申告金額と収入証明書の金額が異なることはすぐに判明するので、虚偽の申告は避けるようにしてください。
自分が不利だと思う条件でも、返済プランには問題ない可能性もあります。仮に審査に通ってもあとから嘘がバレれば、契約解除や一括請求を求められるリスクもある点は理解しておきましょう。
短期間で複数のおまとめローンへの申請はしないようにしてください。複数のおまとめローンに申し込みをすると、返済に追われているといった印象を与えてしまい、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
新規契約や利用限度額増加などの申請履歴は、6か月間は信用情報機関に残る仕組みです。カードローン会社は、貸付をする前に信用情報機関に問い合わせをするため、複数のカードローンの申込みをしている場合はすぐに判明します。
審査の基準は金融機関によって異なるため、複数のおまとめローンに申込みをしているからといって必ず審査に落ちるわけではありません。とはいえ、審査落ちした場合でも短期間でのおまとめローンの申請は避けるようにしましょう。
審査に不安がある人は銀行ではなく、消費者金融のおまとめローンを検討してみてください。一般的に銀行の審査は消費者金融の審査よりも厳しいといわれています。
銀行は貸金業法とは別の銀行法により、厳格な審査が義務付けられている点が特徴です。独自の審査基準で返済能力の有無や信頼できるかを判断しており、返済能力が低い人にはお金を貸しません。
また、銀行は一般的に金利が低いため、審査を厳しくする傾向にあります。低金利での貸付は貸倒れが発生した場合のリスクが大きく、自社を守る意味でも審査を厳しくしている点が特徴です。
一方で、消費者金融は銀行と比較すると審査に通りやすいでしょう。正社員として働いていないアルバイトやパートの人でも、継続的に収入を得ていると判断されれば利用できる場合があります。
注意点は、消費者金融は比較的審査に通りやすいものの、金利は高い傾向にある点です。上限金利は18%となっており、毎月の返済額が少ない場合は完済まで時間がかかるので、借入前には返済シミュレーションを行うようにしましょう。
「おまとめローンの審査に落ちてしまったらどうする?」「お金がなくて返済ができなくなってしまう」と悩む人もいるのではないでしょうか。おまとめローンの審査で落ちた場合の対策を解説します。
審査に落ちたら任意整理ができないか、弁護士に相談してみるのがおすすめです。任意整理をすれば、利息の支払い負担を減らせる可能性があります。
任意整理とは、弁護士に依頼して借入をしている金融機関に利息をカットしてもらう方法です。利息分を毎月の返済に充てられるので毎月の返済額が減り、完済できる可能性が高まります。
任意整理を行う場合は、まず弁護士事務所に相談しましょう。依頼をしたら弁護士が金融機関と和解交渉をしてくれます。任意整理は1社あたり5〜15万円程度で行うことが可能です。
任意整理をして減額された返済額でも完済できない場合は、個人再生や自己破産も検討しましょう。自己破産をすれば、すべての債務の支払いが免除されます。ただし、今後5〜10年間の借入ができなくなったり、住所氏名が官報と呼ばれる国が発行する機関誌に掲載されたりするリスクがある点は理解が必要です。
おまとめローンの審査に落ちてお金にゆとりがない場合は、転職や副業をすることも検討してください。現在より収入が高い職場に転職したり、副業をしたりすれば金銭的なゆとりができる場合があるでしょう。
転職をすれば、同業界・同業種であっても企業によって給与体系に違いがあるので、仕事内容がほぼ同じでも収入が増えるケースもあります。転職を検討している人は転職サイトを確認したり、転職エージェントに登録したりしましょう。転職エージェントでは自分の希望条件に合う求人をエージェントが紹介してくれます。
収入を増やしたい人は副業を行うのもおすすめです。副業をすれば本業とは別に収入源ができるので、返済に充てるお金を増やせます。
副業はプログラミングや動画編集などスキルを身につけて在宅で収入を増やす方法や、カフェや居酒屋で就業時間外にアルバイトをする方法が代表的です。自分の過去の経験やスキルを振り返り、適切なものを選択しましょう。
マイベストでは転職を検討している人向けに、おすすめの転職サイトと転職エージェントを紹介しています。自分に合うサービスの選び方も解説しているので、詳細が気になる人はぜひ内容を確認してみてください。
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