アコムは最短即日で借入できるため、審査がゆるく、誰でも審査に通ると考える人もいるでしょう。親しみのある広告と知名度の高さから、比較的借りやすいイメージを持たれていますが、実際はどのように審査が行われるのか気になりますよね。
今回は、アコムの審査は本当にゆるいのか解説します。他社と比較した審査通過率や審査に落ちないコツも解説するので、アコムで借入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
金融機関勤務を経て1級ファイナンシャルプランニング技能士の資格を取得。ファイナンシャルプランニングオフィスParadise Wave(パラダイスウエーブ)の代表。現在は独立系ファイナンシャル・プランナーとして各種ローンに関する相談業務・セミナー講師・執筆活動を行っている。さらに、海外生活ジャーナリストとして移住支援も行っており、得意ジャンルは金融にとどまらず多岐に渡る。 【主な著書】 『貯める!儲ける!お金が集まる94の方法』(ローカス) 『あなたのファンを増やす魔法の質問 テラー必携!!』(近代セールス社) 『介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本』(近代セールス社) 『宅建資格を取るまえに読む本』(総合資格)
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
アコムの申込み条件は、20歳以上で安定した収入と返済能力があることです。一方で、詳細な審査基準は公表されていません。どの消費者金融でも、審査に関する詳細情報は公開していないのが一般的です。
アコムでは、派遣社員・アルバイト・パート・主婦(夫)・学生・個人事業主・年金受給者でも、基準を満たしていれば申込みが可能と記載があります。そのため、一見誰でも申し込みでき、審査が甘いように思われがちですが、実際には職業に関わらず、20歳以上で安定した収入と返済能力があると判断されなければ審査を突破することは難しいでしょう。
自分が申込み条件を満たしているか判断が難しい場合は、アコムの3秒診断を目安にしてみてください。3秒診断で必要事項を入力すれば、アコムで借入れが可能か簡単に調べられます。ただし、診断結果がよくても、個人の状況によっては審査に落ちる可能性もあるので注意しましょう。
カードローンの審査基準は非公開ですが、申込時に求められる情報をもとに、審査で重視されるポイントを推測できます。一般的に、審査で見られる主なポイントは以下の4つです。
【年齢(申込条件を満たしているか)】
民法改正により成人年齢が18歳に引き下げられましたが、貸金業者は若年者への融資は慎重に行うことがガイドラインとして策定されています(参照:日本貸金業協会「成年年齢引き下げについて」)。そのため、どのカードローン会社も申込条件に年齢を設け、審査でチェックされます。
【安定した収入の有無】
カードローン会社は、申込者に「継続的に返済できる能力があるか」を重視します。そのため、正社員・契約社員・派遣社員・アルバイト・パート などの雇用形態に関係なく、安定した収入があれば申し込み可能です。ただし、無職や専業主婦(配偶者の収入のみ) の場合は審査に通るのが難しくなります。
【勤務先や勤続年数】
申込時には勤務先情報の入力が求められ、一般的に、勤続年数が長いほど収入が安定していると判断されます。また、会社の規模や業種も審査で見られる場合があります。
【他社借入状況】
すでに他社からの借入がある場合、件数や金額によって審査が厳しくなることがあります。特に、複数社からの借入(いわゆる多重債務) があると「返済能力が低い」とみなされる可能性が高いです。また、延滞や債務整理の履歴がある場合も、「信用度が低い」と判断されるでしょう。
過去に金融事故を起こしていたり、他社での借入金額が多かったりすると、アコムで借入れできない場合もあります。以下で、アコムの審査に落ちる原因と対策をチェックしましょう。
虚偽の情報を申告すると、アコムの審査に落ちる場合があるので要注意。申告内容が嘘だと判明すると、信用できない人物だと判断されてしまうためです。
申告内容は、審査時に本人確認書類のチェックや信用情報機関の照会などで確認するため、虚偽かどうかは簡単に発覚します。とくに、返済能力に関わる現在の年収・勤務先・他社への借入金額などを虚偽申告をすると、審査に悪影響が生じやすいと推測されるでしょう。
単なるミスで誤情報を記入した場合も、虚偽と思われたり正確な情報が確認できないと判断されたりして、審査に落ちる可能性があります。手続きの際は、記入内容をよく見返してミスを防ぎましょう。
アコムの審査に落ちる原因に、収入が不安定であることも挙げられます。アコムでは、安定した収入があることが申込み条件であるためです。収入が不規則だと、返済延滞のリスクがあると判断されやすいでしょう。
雇用形態や職種によって収入が変動しやすいと、審査に通過しにくい可能性があるため注意が必要です。たとえば、アルバイトやパートでシフト勤務をしており、月収10万円のときもあれば1万円のときもある人や、自営業や水商売で収入に波がある人は、審査で不利になる可能性があります。
アコムでは年収に対する明確な基準はないため、高い収入を得るよりも継続して一定の収入を得ていると証明することが重要だと考えられるでしょう。
他社からすでに年収の3分の1に近い金額を借入れていると、アコムの審査に落ちる可能性が高くなります。総量規制によって、借入れできる金額の基準が決められているためです。
総量規制とは、年収の3分の1以上を超える貸付を原則禁止する法律を指します。たとえば、年収300万円の人が借入れできる金額は、最大で100万円までです。すでに他社で90万円借りているなら、新たにアコムで契約しても最大10万円までしか借り入れできません。
思ったよりも借入れできる金額が少なかったり、審査に落ちてしまったりする可能性があるため、アコムへ申込む前に他社での借入額を計算しておきましょう。
信用機関に金融事故の情報が登録されていると、アコムの審査に落ちる可能性が高まります。事故情報があると、返済能力が不足していると判断される傾向にあるためです。
信用情報機関には、返済の延滞・債権回収・債務整理・強制解約・破産申立てなどの情報が登録されます。例えば、クレジットカードの支払いや各種ローンの返済、スマホ料金の支払いや奨学金の返済を滞納したことがあると、信用情報に記録が残る仕組みです。
登録期間は約5年間であるため、登録期間が過ぎて情報が抹消されれば審査に通る可能性があります。心当たりがある人は、信用情報を開示して確認してみるのも手です。
審査でとくに大切なのは、過去に借り入れで延滞や遅延などのトラブルがないこと。
また、ほかには借入希望額も重要です。はじめての借入れでは、適用される限度額は低くなる傾向に。欲をかかずに最低限必要な金額を記入するのが良いでしょう。
短期間で多重申込みをしている人も、アコムの審査に落ちやすくなるでしょう。複数社に申込んでいる事実から、お金に困っている人とみなされてしまい、返済能力がないと判断される可能性があるためです。
一般的に、消費者金融の申込み先は3社以内に抑え、1社ずつ期間を空けて手続きするのが無難といわれています。審査に落ちることを懸念して、他社での申込み後にアコムにすぐ申込むのも控えるべきでしょう。
多重申込みの事実は、信用情報機関に登録されるため誤魔化せません。登録期間は約6か月のため、審査に落ちてから半年以上経過したあとに別のカードローンに申込めば、多重申込みとは判断されないと考えられます。
アコムに申込む際に、即日融資の仕組みや受付時間などが気になる人も多いでしょう。最後に、アコムの審査に関するよくある質問に回答します。
アコムは最短20分融資を謳っており、実際に申し込みから約1時間半で融資を受けられたケースもあります。カードローンの中でもトップクラスのスピード審査が特徴で、急ぎの資金調達にも対応しやすいのが魅力です。
さらに、アコムは土日や夜間でも審査を実施しており、条件が整えば即日融資を受けることも可能です。
ただし、審査の混雑状況や申込内容によっては時間がかかることもあり、必ずしも最短時間で借りられるとは限らない点には注意が必要です。また、アコムの審査受付時間は9時から21時までなので、即日融資を希望する場合は、できるだけ早めの時間に申し込みましょう。
最短即日融資に対応している消費者金融でも、審査がゆるいわけではありません。どの貸金業者も、利用者の返済能力を調査するために一定の審査を行うよう義務付けられています。審査時間が短くても、確認事項が少ないわけではないと考えられるでしょう。
最短即日融資に対応している消費者金融の審査がスピーディなのは、スコアリングシステムを導入しているからだと考えられます。スコアリングシステムは、申込み情報をもとに各項目を点数化して契約の可否を判断するシステムのため、比較的短時間で審査結果がわかるでしょう。
一方で、審査がない・特別甘いと謳っている貸金業者は、闇金である可能性が高いので要注意。闇金では法外な金利を設定しているため、完済が難しく厳しい取り立てを受けることになります。審査に自信がないからといって、無審査や審査が甘い業者を探すのはやめましょう。
アコムの仮審査とも呼ばれている3秒診断の結果が借入可能であっても、本審査に絶対通るわけではないので注意しましょう。3秒診断はあくまで借入れを検討する際の目安であり、実際の審査とは結果が異なる可能性があります。
3秒診断とは、簡単な設問に答えるだけで借入可能か判断できるシステムです。年齢・年収・他社借入状況などを入力すると、借入れできる可能性があるか結果が表示されるので、アコムへの申込みをするかどうか判断するために利用できます。
3秒診断の結果は判断材料になりますが、アコムに実際に申込む場合は、審査に通過するために大事なポイントをおさえることが大切です。
アコムは、在籍確認を職場への電話ではなく、原則書類や申告内容で行います。電話での在籍確認が必要になる場合でも、本人の同意のうえ実施されるため、知らぬ間に会社に連絡がいく心配が少ないでしょう。
以下のコンテンツではアコムの在籍確認方法について解説しているので、職場にバレたくない人は確認してみてくださいね。
アコムの審査に落ちた場合でも、再申し込みは可能です。ただし、再申し込みの際は、前回の審査落ちの原因を確認し、改善することが重要。例えば、他社からの借入を減らす、収入を安定させる、信用情報を見直すなどの対策をすることで、審査に通る可能性が高まります。
また、何度も短期間で申し込むと「申し込みブラック」と見なされることがあり、審査に不利になる可能性があるため注意が必要です。以下のコンテンツでは34社のカードローンランキングを紹介しているので、アコム以外のカードローンや借入方法も検討してみてくださいね。
アコムの審査で見られるポイントや審査通過のコツを理解できたら、金利や借入方法などのサービス内容もチェックしておきましょう。
マイベストではアコムの融資スピード・金利・バレにくさ・手続き方法などさまざまな観点から調査しました。気になる人は、以下のコンテンツをぜひチェックしてください。
本コンテンツはmybestが独自に制作していますが、アコムから送客手数料を受領しています。
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