水洗いができて清潔さをキープできると謳う、アールケイプラニング エコルク。「触り心地がソフト」「犬が滑らなくなった」など高評価の口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の東リやカインズなどの犬用フローリングマットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、犬用フローリングマット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
アールケイプラニング エコルクは、毛が長かったり粗相をしたりとマットを汚すことが多い犬におすすめです。実際に抜け毛と尿を付着させて掃除すると、抜け毛は掃除機で簡単に除去。尿もどこにつけたかわからないほどきれいになり、におい・かおり環境アドバイザーの石川英一さんは「コルクの香りが尿臭を軽減」とコメントしました。水洗い可能で清潔に保てるのも魅力です。
滑りにくさも高評価を獲得。マットの上に木材を置いて徐々に傾けると、比較した全商品の平均約23度(執筆時点)を上回る、約29度まで木材が滑り出すことはありませんでした。表面素材が塩化ビニルや本品のようにコルクのものは滑りにくい傾向があり、「犬が滑らなくなった」との口コミにも頷ける結果です。
マットは8mmの厚みがあり、クッション性も良好。100gの重りを15cmの高さから落とすと、表面に跡が残るほど沈み込みました。表面にはやわらかな天然コルクを、裏面にはEVA素材を使った二重構造のおかげか、「触り心地がソフト」との評判どおりといえます。
また、重りを落としたときの音の大きさを衝撃の強さと定義して検証すると、比較した全商品の平均約87dB(※執筆時点)より静かな約74dBを記録。なかにはフローリングに落とした際の約95dBと変わらないほど強い衝撃を受けた商品があったのに対し、土に落ちたときの約67dBに近く愛犬の体への負担を軽減できるでしょう。
一方で裏面にシールなどが貼られておらず、ずれやすいのは惜しいところ。表面のコルクはやわらかく、犬の爪や歯で傷や破れができやすい点も気になります。マットで遊ぶのが好きな犬には、比較した「東リ ウィズペットフロア」のように、カットパイルを使ったものがよいでしょう。
とはいえ、犬への負担を減らせるクッション性を備え、手入れも簡単なのは大きな強み。子犬を迎える場合やトイレトレーニング中の犬など、汚れが気になる飼い主さんにも重宝しますよ。この機会にぜひ、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
実際にアールケイプラニング エコルクと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
アールケイプラニング エコルクよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそも犬用フローリングマットとは、犬にとって歩きやすい環境を作るために取り入れたいアイテム。現代の住宅で広く普及しているフローリングは、爪が食い込まず犬にやさしいとはいえません。愛犬の骨や間接に負担をかけたくないなら、犬用フローリングマットの活用がおすすめですよ。
今回ご紹介するのは、アジアの国々から輸入した商品を取り扱うアールケイプラニングのエコルク。コスパ重視・低価格と謳うコルクマットです。犬の歩きやすさをサポートできるよう、厚みのあるコルクを採用。弾力がありやわらかいとアピールしています。
マットの種類は、複数のマットを繋ぎ合わせるジョイントタイプ。汚れが気になる部分だけを取り外して、掃除が可能です。日頃の手入れは掃除機をかけるだけと手軽で、ひどい汚れがある場合は水拭きや水洗いでき清潔に使えますよ。
表面の素材には、ポルトガル産の大粒天然コルクを使用。裏地には、靴底やサンダルに使われることが多い、弾力・衝撃吸収力・通気性に優れると謳うEVA樹脂を採用しています。ソファや階段などの段差から飛び降りるときも、ほどよいクッション性で衝撃から犬の体を守れるつくりです。
1枚あたりのサイズは30×30cmと、狭い場所にも敷き詰めやすい小判タイプ。高さは8mmと厚めに作られています。フロアマットを敷くスペースが広い家には、45×45cmの大判タイプもおすすめ。敷く枚数が少なく済むので手入れがしやすく、マット同士の繋ぎ目も目立ちにくいですよ。
容量は18~215枚セットまで幅広く展開し、1~10畳まで対応。自分の家に合うものが見つかりやすいでしょう。サイズが大きい場合は、ナイフなどで簡単にカットできるのも便利なポイントです。敷く場所の面積を事前に測って、必要な枚数を購入してください。
今回は、アールケイプラニング エコルクを含む犬用フローリングマット全38商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初に、クッション性の検証です。各商品に100gの分銅を落として音の大きさを測定。音の大きさを衝撃の強さと定義し、同じ方法で土・フローリング・アスファルトに落とした音と比較しました。衝撃をやわらげる土の上に落としたときと近い音の大きさのものを高評価としています。
検証の結果、クッション性は優秀な評価を獲得。分銅を落としたときの音の平均値は73.57dBと、土の上に落としたときの約67dBに近い数値を記録しました。フローリングに落としたときの音が95dB、比較した全商品の平均値が約87dB(※執筆時点)だっとことを考慮すると、十分な弾力があるといえます。
「触り心地がソフト」との評判どおり、表面素材にはやわらかなコルクを使用。裏面にはEVA素材を採用した二重構造で、厚さは8mmと比較したなかでも厚めでした。表面に重りの跡が残るほど沈み込むため、愛犬の体にかかる衝撃を軽減できるでしょう。
続いて、滑りにくさ・ずれにくさ・傷みにくさの検証です。滑りにくさの検証では、各商品に木材を置いて徐々に傾け、木材が目印の位置をとおりすぎたときの角度を測定。数値が大きいほど滑りにくいと定義しました。
ずれにくさは各商品の裏面に注目。シールや滑り止めなど、床への密着度が高いものを高評価としています。傷みにくさは表面に着目し、犬の爪によるほつれや遊び毛が発生しにくいか、表面に傷や欠けができにくいかをチェックしました。
滑りにくさは満足のいく結果に。木材が動くまでの角度は、比較した全商品の平均が約23度(執筆時点)だったのに対し、本品は約29度まで動きませんでした。少しざらつきのある肌触りで、犬が滑ることで発生するケガのリスクを軽減できるでしょう。
検証した結果、表面素材が塩化ビニルや本品のようにコルクのものは、滑りにくい傾向がありました。本品は比較した人気の「カインズ サイド・コーナー付きジョイントコルクマット」と同レベルの結果で、「東リ ウィズペットフロア」よりも高評価を獲得。「犬が滑らなくなった」との評判どおりといえます。
裏面の素材はEVA樹脂で、床と密着させるような工夫はなく、ずれにくさの評価はいまひとつ。部屋全体に隙間なく敷き詰めるか、シールや滑り止めなどで固定しないと、マットごと滑る可能性があります。
ずれにくさにこだわるなら、比較した「東リ ウィズペットフロア」のように、裏側にシールがありほとんど動かなかった商品も検討するとよいでしょう。
傷みにくさはやや不満が残る結果に。表面素材はコルクのため、犬の爪や噛みつきによって傷や破れが発生しやすいのが気がかりです。マットを噛んで遊ぶのが好きな犬には、あまり向かないでしょう。
比較した商品内では、表面の毛足がカットパイルのものは爪が引っかかりにくく、ほつれや遊び毛ができにくい傾向がありました。長持ちさせたい人は、表面の素材にも着目してみてください。
最後に、汚れにくさの検証です。
抜け毛と尿を各商品に付着させ、拭き取りや掃除を実施。におい・かおり環境アドバイザーの石川英一さんに5分後・1時間後・2時間後のにおいを嗅いでもらい、汚す前に近い状態になったものほど高評価としました。
その結果、汚れにくさは比較したなかでもトップレベルの高評価を獲得。マットに付着した抜け毛は、掃除機を1往復かけただけですべて吸引できました。比較したなかには目視でわかるほど抜け毛が残っていたものがあったことを考慮すると、抜け毛が多い犬種にも使いやすいでしょう。
尿をかけて掃除をしてから5分後には、いやなにおいが気にならなくなったのも利点です。離れていてもアンモニア臭を感じた商品があったなか、コルクの香りが尿臭を軽減。専門家の石川さんは「1時間経過後にはどこに尿がついているかわからない」とコメントしました。
汚れがひどい場合は、その部分だけ取り外して水洗いできるため、メンテナンスも簡単です。犬が吐き戻しや粗相をしても、清潔な状態をキープできるでしょう。
厚さ | 8mm |
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種類 | ジョイントマット |
表面素材 | コルク |
洗濯方法 | 手洗い |
良い
気になる
内容量 | 18枚 |
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抗菌・消臭加工 | |
床暖房対応 | |
撥水性 | |
二重構造 |
アールケイプラニング エコルクは、公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングにて購入できます。販売価格は、30×30cmサイズの18枚セットで税込2,680円です(執筆時点・公式サイト参照)。
公式サイトでは、セット購入の場合にどれくらいの面積が必要かを確認できるので、参考にするとよいですよ。また、カットサンプルを無料でもらえるのもうれしいポイント。質感をしっかりチェックしたい人はぜひ活用してみてください。
最後に、また違った魅力のある商品をご紹介します。
東リのウィズペットフロアは、落ち着いた色味の6色から選べるのが魅力。厚みが9mmあり二重構造でクッション性が高く、愛犬への負担も抑えられます。裏面には線状のシールがあり、床と密着させられてずれにくい点もメリット。水洗いできるので清潔に使えますよ。
カインズのサイド・コーナー付きジョイントコルクマットは、サイドパーツが付属した商品。壁際まできれいにレイアウトできるので、見栄えがよくほこりも溜まりにくいのが特徴です。尿や毛も掃除しやすく、汚れにくさは比較したなかでもトップクラスでした。犬も飼い主も快適に過ごせるでしょう。
厚さ | 9mm |
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種類 | タイルマット |
表面素材 | ナイロン |
洗濯方法 | 手洗い |
良い
気になる
内容量 | 1枚 |
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抗菌・消臭加工 | |
床暖房対応 | |
撥水性 | |
二重構造 |
東リ ウィズペットフロアをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
厚さ | 8mm |
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種類 | ジョイントマット |
表面素材 | コルク |
洗濯方法 | 不明 |
良い
気になる
内容量 | 9枚 |
---|---|
抗菌・消臭加工 | |
床暖房対応 | 不明 |
撥水性 | |
二重構造 |
カインズ サイド・コーナー付きジョイントコルクマットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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