ペットハウスのおすすめ人気ランキング【2025年】

犬がハウス内で立ってもぶつからないよう、ハウスの高さは、犬が立ち上がったときの頭から足先までの長さを目安にして選びましょう。室内の高さはぎりぎりでも構いませんが、体高より5cm程度は余裕を持つことが理想です。

出入口の高さは、軽く頭を下げて入れる程度であれば問題ありません。ドーム型の場合はハウス内の一番高い位置の高さしか記載されていないことがあるため、出入口付近の高さも確認してください。

ペットハウス内の横幅は、頭から足先までの長さ・頭からお尻までの長さを目安に選びましょう。どちらか長いほうと同じくらい、またはそれ以上の余裕があることが望ましいです。

頭から足先までの長さと同じくらいの横幅があれば、愛犬がハウス内で横たわった姿勢で寝ることができます。さらに頭からお尻までの長さがあれば、ハウス内で犬が向きを変える際に側面に体がぶつかりません。

ペットハウス内の奥行は、頭からお尻までの長さよりも15cmほど余裕があるものが適しています。特に、ダックスフンドのように体高よりも胴が長い犬の場合は、奥行きがないと窮屈になったり、ハウスから体がはみ出すこともあるでしょう。「ダックスフンドだから小型犬用のものを選ぶ」というように、犬種だけで判断するとサイズが合わず使ってくれないこともあるので要注意です。

ペットハウスは、できるだけ丸洗い可能な製品を選びましょう。毎日使うハウスには抜け毛やホコリが付着し、放置するとニオイや汚れの原因となります。清潔に保つためには水洗いできることが前提条件ですが、洗いやすさにも注目して製品を選んでください。

洗濯の頻度は、数日～1週間に1回が理想です。頻繁に洗う必要があるため、クッションやカバーを分解して洗うものよりも、丸洗いできるもののほうが便利といえます。特にシニア犬はトイレの失敗も増えるため、ハウスの洗いやすさは大切です。丸洗いできても、手洗いなのか洗濯機OKなのか洗濯表示を必ず確認しましょう。

手軽さを考えると洗濯機で丸洗いできる製品がベターですが、安価な製品だと中に入っている綿がよれることがあります。ペットハウスの型崩れが心配なら、洗濯機OKでも手洗いするとよいでしょう。洗濯機の見えない部分に抜け毛が入ることがあるため、洗濯機に入れる場合は事前に粘着クリーナーで掃除してください。

また、ペットハウスを洗濯する際は、香りのついた洗剤・柔軟剤・漂白剤の使用は極力避けましょう。漂白剤の塩素や柔軟剤のニオイがペットハウスに残ると、犬が不快に感じて使わなくなることもあります。犬用のアイテムを洗濯する際は、無香料の洗剤を使用し、天日干しするのがおすすめです。

ペットハウスのニオイを軽減するためには、抗菌防臭加工つきの製品がおすすめです。抗菌加工が施されていれば菌の増殖が抑えられて、愛犬の健康被害を防ぐ効果が期待できます。また、部屋にニオイが充満しないため、飼い主も快適に過ごすことができるでしょう。

そもそも、ペット用品のニオイの原因には、毎日蓄積される抜け毛が湿気を帯びることが挙げられます。ペットハウスのような繊維製品はニオイが残りやすいため、抗菌消臭加工はどんな犬や飼い主にもあると便利な機能です。

春夏はひんやり涼しい接触冷感素材や通気性に優れたメッシュ素材がおすすめです。ジメジメした季節でも蒸れることなく、カビの生えにくい素材なので清潔に使用できるでしょう。なかには、季節を問わず使えるように、クッションが素材の異なるリバーシブルになった年中使い回せるものもあります。

ただし、犬は寒さより暑さに弱く、接触冷感素材のペットハウスだけでは体温を下げることができません。接触冷感素材を使用しても、長時間いると熱がこもってしまうため、熱中症のリスクがあります。春夏にペットハウスを使用する場合は、エアコンや扇風機を併用して体調を管理することが重要です。

寒い時期はふわふわもこもこのボアやフリース素材など、保温性が高い素材がうってつけです。暖かい空気は天井付近に滞留する性質があるため、床に近い場所で過ごす犬は暖房をつけていても寒さを感じることがあります。ペットハウスで暖かい環境をつくってあげるとよいでしょう。

特にシニア犬や子犬は、成犬よりも肌寒さを感じやすい傾向にあるため、寒い時期はできるだけ暖かい環境を作ってあげることが重要です。夏場もエアコンの風で体を冷やすことがあるため、シニア犬や子犬には季節を問わず暖かい素材を使ってあげるとよいでしょう。

ただし、犬種によって被毛の量や構造、脂肪の厚みなどが異なるため、寒さに強い犬もいれば弱い犬もいます。ペットハウスを使用する際は、愛犬が寒そうに震えていないか、暑そうに舌を出していないかなど、注意深く様子を見てください。

体が小さい犬には、人気のテント型を検討してもよいでしょう。テント型は、インテリアにもなじむおしゃれなデザインが魅力です。愛犬が使っている様子を見るだけで癒されるうえに、写真映えもしますよ。