サイドパーツつきで壁際までぴったり敷き詰められると謳う、カインズ サイド・コーナー付きジョイントコルクマット。「クッション性がよい」など高評価の口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の東リやアールケイプラニングなどの犬用フローリングマットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、犬用フローリングマット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
カインズ サイド・コーナー付きジョイントコルクマットは、滑りにくくお手入れしやすいものをお探しの人におすすめです。実際に抜け毛と尿をつけて掃除すると、掃除機1往復のみで抜け毛を吸いきり、尿臭も5分後には軽減。におい専門家の石川英一さんは「1時間後は尿の付着場所がわからないほど」と答えており、比較した強い尿臭を感じた商品よりも快適に過ごせるでしょう。
表面にはざらつきのあるコルク材を使用し、滑りにくいのも利点。木材を置いたマットを少しずつ傾けたところ、木材が滑り出した際の角度は、比較した全商品の平均約23度(執筆時点)を上回る約29度を記録。なめらかな素材の商品よりも、転倒によるケガを予防できそうです。
クッション性もおおむね良好。重りを落とした際の音を衝撃の強さと定義した検証では、衝撃が少ない土の上での音量約67dBに近い74.33dBをマークしました。比較した商品にはフローリングの数値である95dBに近いものがあったなか、「クッション性がよい」との口コミどおりといえます。
一方、素材にコルク・ポリエチレン樹脂を使用し、表裏ともにやわらかく傷つきやすいのは気がかり。爪や歯により破れや傷が発生する可能性があります。比較したなかでも傷みにくかったのは、「東リ ウィズペットフロア」のようにカットパイル素材のものでした。
裏面には床と密着するような工夫がなく、ずれやすいのもネックです。シールなどで固定するなど工夫する必要があるでしょう。とはいえ、衝撃を吸収して犬への負担が少なくメンテナンスも簡単。価格も9枚入りで約800円と比較したなかでは手頃ですよ。この機会に検討してみてはいかがでしょう。
実際にカインズ サイド・コーナー付きジョイントコルクマットと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
カインズ サイド・コーナー付きジョイントコルクマットよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
現代の住宅で広く普及しているフローリングは、掃除がしやすく人にとっては快適ですが、犬にとってはやさしいとはいえません。床に爪が食い込まないので歩きにくく、衝撃を吸収しないため骨や関節に負担がかかる可能性も。ケガや事故のリスクを抑えたいなら、犬用フローリングマットの活用がおすすめです。
今回ご紹介するカインズのサイド・コーナー付きジョイントコルクマットも、犬用フローリングマットのひとつ。サイドパーツつきで壁際まできれいに敷き詰められると謳う商品です。部屋全体をコルクマットで覆えるので統一感があり、暖かい雰囲気の空間を演出できますよ。
本体が二重構造になっているのも注目したいポイントです。表面にはコルク材を、裏面にはEVA(ポリエチレン樹脂)素材を採用。コルク部分は1mm・EVA部分は7mmで、厚みは計8mmあります。
複数のマットをつなぎ合わせるジョイントタイプで、汚れが気になる部分のみを簡単に取り外せるのもメリットです。生活音の軽減も期待でき、下の階への騒音が気になる人にも重宝します。
1枚あたりのサイズは30×30cmあり、9枚セットで販売されています。3×3枚で連結すると約半畳分の大きさになりますよ。
サイドパーツが付属し、外周部をすっきり仕上げられるのもうれしいポイント。ジョイントパーツのみを敷き詰めると外側がデコボコしますが、サイドパーツをはめ込むことで一直線状にできます。犬のいたずらや、凹凸部分にほこりが溜まることも防げるでしょう。
今回はカインズ サイド・コーナー付きジョイントコルクマットを含む、犬用フローリングマット全38商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初に、クッション性の検証です。各商品に100gの分銅を15cmの高さから落とし、落下時の音を測定します。音の大きさを衝撃の強さと定義し、土・フローリング・アスファルトに重りを落としたときと比較。土の上に落とした際の音量約67dbに近いものを高評価としました。
その結果、測定値は74.33dBを記録し評価は良好です。負担がかかりやすいフローリングに落としたときの約95dBを大幅に下回り、衝撃を和らげる土に落とした際の約67dBに近い数値をマーク。比較した全商品の平均約87dB(※執筆時点)も下回りました。
本品は表面にやわらかいコルク材を使用した二重構造で、厚さは8mmと厚め。分銅を落としたときに表面がしっかり沈み込みました。「クッション性がよい」との評判どおり、衝撃吸収力が高めで犬の体に負担がかかりにくいでしょう。
続いて、滑りにくさ・傷みにくさ・ずれにくさの検証です。滑りにくさは、角度計を乗せた板の上で各商品を固定。端に木材を設置して徐々に板を傾け、木材が目印の位置を通り過ぎたときの角度を測定しました。木材が滑る角度が大きいものほど滑りにくいものとしています。
傷みにくさの検証では、表面の素材に注目。犬の爪によるほつれや遊び毛が発生しにくいものと、表面に傷や欠けができにくいものを高評価としています。ずれにくさについては、裏面をチェックして床への密着度を確認しました。
滑りにくさは高評価を獲得。木材が動いた際の角度は、比較した全商品の平均が約23度(執筆時点)だったのに対し、本品は約29度を記録しました。表面がざらつきのあるコルク材のおかげか、なめらかな素材よりも愛犬の転倒や歩きにくさを軽減できるといえます。
なお、総合評価が高かった「アールケイプランニング エコルク」や「東リ ウィズペットフロア」よりも、滑りにくさにおいては本品のほうが高い評価を得ています。比較した商品内でも、表面素材が塩化ビニルや本品のようにコルクのものは滑りにくい傾向があったので、購入時の参考にしてみてくださいね。
ずれにくさは、やや不満が残る結果です。裏面にはポリエチレン樹脂が使われており、固定しないと動いてしまうのがネック。マットごと滑って転倒する可能性もあるため注意が必要です。
比較したほかの商品には、裏面全体にシールがあり床に貼りつけられるものもありました。対して本品は、床に密着するような工夫はありません。動きの激しい活発な犬や小さな子どもがいる家庭には、あまり向かないでしょう。
傷みにくさについても、高評価には届かず。表面にはコルク・裏面にはポリエチレン樹脂を採用しており、どちらもやわらかく傷つきやすいのが気がかりです。犬の引っかきや噛みつきにより、ボロボロになったり破れたりする可能性があります。
比較した結果、犬の爪が引っ掛かりにくい傾向があったのは、カットパイルを使った商品でした。マットで遊ぶのが好きな犬や長く愛用したい人は、ほつれや遊び毛ができにくいカットパイルのマットも検討してみましょう。
最後に、汚れにくさの検証です。
各商品に抜け毛と尿を付着させて、掃除や拭き取りを実施。におい・かおり環境アドバイザーの石川英一さんにご協力いただき、5分後・1時間後・2時間後のにおいを嗅いでもらいます。汚す前に近い状態になったものを高評価としました。
検証したところ、汚れにくさはトップレベルの高評価を獲得。落ちた抜け毛は、掃除機を1往復しただけで完全に吸い切れました。比較した商品内には、目視でわかるほど抜け毛が残っていたものがあったのに対し、掃除の手間が少なく済みます。
尿臭についても、コルクのおかげで5分後には不快感が軽減。専門家の石川さんは「1時間後にはどこに尿がついていたかわからないレベル」とコメントし、においムラもありませんでした。比較した離れていても強い尿臭を感じた商品と並ぶと、においによる飼い主のストレスも少ないといえます。
1枚ずつ取り外せるため、粗相をした場合は汚れた部分だけを掃除し、風が通る場所で乾かすとよいでしょう。
厚さ | 8mm |
---|---|
種類 | ジョイントマット |
表面素材 | コルク |
洗濯方法 | 不明 |
良い
気になる
内容量 | 9枚 |
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抗菌・消臭加工 | |
床暖房対応 | 不明 |
撥水性 | |
二重構造 |
最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
東リのウィズペットフロアは、クッション性が非常に高いのが大きな強み。厚さは9mmあるうえ、二重構造で仕上げられています。重りを落とした検証では土の上と同じくらい衝撃を吸収し、高評価を獲得しました。表面がカットパイルで傷みやほつれにつながりにくく、長く愛用できるのも魅力です。
コルクタイプでお探しなら、アールケイプラニングのエコルクもおすすめ。汚れにくさは本品同様トップクラスで、尿をかけた1時間後にはどこにかけたかわからないほど消臭できました。クッション性や滑りにくさも十分で、トイレトレーニング中の犬にも使いやすいでしょう。
厚さ | 9mm |
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種類 | タイルマット |
表面素材 | ナイロン |
洗濯方法 | 手洗い |
良い
気になる
内容量 | 1枚 |
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抗菌・消臭加工 | |
床暖房対応 | |
撥水性 | |
二重構造 |
東リ ウィズペットフロアをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
厚さ | 8mm |
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種類 | ジョイントマット |
表面素材 | コルク |
洗濯方法 | 手洗い |
良い
気になる
内容量 | 18枚 |
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抗菌・消臭加工 | |
床暖房対応 | |
撥水性 | |
二重構造 |
アールケイプラニング エコルクをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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