タイガー魔法瓶 オーブントースター やきたて KAK-G101をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際に焼いたパンは、焼き色が強いこんがりした見た目に焼き上がりました。メーカーでは外サク中フワの食感が謳われていますが、サクサク食感が強めの仕上がりです。焼き時間は約2分半とスピーディーながら火力が高く、まんべんなく火が通っている印象。専門家からも「サクサクしていて甘みも感じられる」とのコメントも寄せられています。

水分蒸散率は6.3％と全体平均の6.94％（執筆時点）より若干低く、水分の飛びもある程度抑えられているものの、中のしっとり感はやや控えめ。「焦げやすい」との口コミのとおり、若干焦げたような風味も感じられます。高級トースターと比べると表面と内部のバランスが弱めですが、水分が飛んだカリッとしたトーストが好きな人にはよいでしょう。

2枚同時に焼いても、両面ムラなくしっかりとした焼き色がつきました。しかし連続してもう1枚焼いてみると、表面が焦げて黒さが目立つ仕上がりに。

3枚以上を焼く場合は、加熱時間を短くするなどの工夫が必要でしょう。

本品の操作方法は、火力とタイマーのダイヤルを合わせるだけ。ダイヤルの横にはメニューごとの時間の目安が記されており、直感的に扱えるでしょう。

しかし、目盛りの表記が5分ごとのため、ひと目でわかりづらいのがネック。つまみもやや硬く、本体ごと動いてしまわないよう注意が必要です。

庫内のサイズは、約幅26×奥行21×高さ8.5cm。ロールパンが1度に4個置ける大きさで、ほかの2枚焼きトースターと比べてもとくに狭くはありません。

扉を開くと焼き網がスライドして出てくるので、パンの出し入れもスムーズですよ。

掃除のしやすさは高評価です。パンくずトレーと焼き網は取り外して、水洗いが可能。庫内のヒーターは上下1本ずつのみのため、拭き掃除の際も邪魔になりにくい印象です。

扉は取り外せませんが、十分清潔をキープできるでしょう。