黒で統一された無骨なデザインが目を惹く、NATURA ブラック小型オイルランタン&マットブラックシェード。しかし口コミが少なく評判がわからないことから、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のフュアーハンドやキャプテンスタッグなどのオイルランタンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、オイルランタン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
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すべての検証は
マイベストが行っています
目次
NATURA ブラック小型オイルランタン&マットブラックシェードは、コンパクトでも手元の明るさを確保できるものがほしい人におすすめ。1m四方のテーブルの真ん中に置いたところ、平均3.55ルクスの明るさで隅々まで照らしました。比較した全商品の平均が2.67ルクス(※執筆時点)、なかには2ルクス程度のものがあったことを思うと、明るさは十分です。
モニターからは、シェードによってやさしく光がいきわたる様子が好評。「傘があるため、光が広がりすぎなくてよい」「光は強くないが、間接照明としてよさそう」と、落ち着いた雰囲気が人気を集めました。光の強弱の調整範囲も広いので、ムードにこだわりたい人にぴったりでしょう。
使いやすさもなかなかです。全体的にコンパクトで操作に力がいらず、シリンダーやインナーチムニーを難なく動かせました。パラフィンオイルを使えるところも利点です。比較した灯油を使う商品よりもニオイや汚れがつきにくいので、メンテナンスの頻度も少なく済みますよ。
傾けた際にオイル漏れがみられなかった点もメリット。車などで運ぶ際に万が一倒しても、ほかの荷物が汚れる心配は少ないでしょう。注油口が広く角度があるので燃料を入れにくいのはネックですが、不満に感じるレベルではありません。
ブラックで統一されたデザインもおしゃれ。コンパクトながらクラシカルな存在感があり、キャンプ気分を盛り上げてくれそうです。よくソロキャンプに行く人は、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
NATURAは、アウトドア関連用品や防災関連用品を取り扱う、株式会社SYRIDE(エスワイライド)が展開するブランド。質にこだわったLEDライトやオイルランタンを、低価格で販売しています。
今回ご紹介するブラック小型オイルランタン&マットブラックシェードは、設計から完成までを国内で行う、完全メイドインジャパン。本体表面にはツヤがあり、付属のシェード(傘)にはマット加工が施されています。
シェードはきれいな円になるよう、細かな計算の末に生まれたデザイン。最新のレーザー加工機で切り抜かれた、NATURAの文字が浮き出します。
サイズは幅120×奥行100×高さ190mmあり、重量は約214g。タンクの容量は100mLまでで、煤(すす)やニオイの少ないパラフィンオイルを使用可能です。
容量はオイルを無駄にしないためにも、燃焼時間を目安に選んでください。7~10時間点灯させるのであれば、100mL程度でよいでしょう。20時間以上燃やしたい人は、300mL以上の大容量がおすすめです。
今回は、NATURA ブラック小型オイルランタン&マットブラックシェードを含むオイルランタン全9商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、使いやすさの検証です。モニター5人に実際に各商品を使用してもらい、点灯のしやすさ・光量調節のしやすさ・燃料補充のしやすさ・メンテナンスのしやすさをチェックしました。
同時に、オイルの漏れにくさも検証。底面の繋ぎ目からのオイル漏れの有無と、傾けたときの注入口からのオイル漏れの有無などを確認しました。
グローブを上げ下げしやすい一方で、光量調整用のハンドルがつるつると滑りやすいところは気がかり。「つまむ部分で指をケガしそう」と感じた人もおり、光量が調整しやすいと感じたのは5人中2人のみでした。
とはいえ、ハンドル自体は引っ掛かりなく回るので、慣れれば細かい調整が可能です。
<点灯のしやすさ・光量調節のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方で、メンテナンスのしやすさは好評で、5人中4人が「満足」と回答。ランタンそのものがやや小さめなので、内部の熱を逃がすインナーチムニーやグローブの扱いに力がいりません。
「チムニーを下ろしたときに1回でははまってくれない」と、メンテナンス後の戻す作業に手間どる声もありましたが、すすがつきにくいパラフィンオイルが使えるのは利点。グローブが汚れにくいので、メンテナンスの回数は少なく済むでしょう。
比較したほかの商品にはすすや独特のニオイがつきやすい灯油を使うものがあったのに対し、手入れの手間がかかりにくいといえます。
<燃料補充のしやすさ・メンテナンスのしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較した商品のなかには、傾けると注入口から漏れてきてしまうものもありました。その点本商品であれば、車での持ち運び時に倒れても、ほかの荷物を汚す心配が少ないでしょう。
続いて、光の心地よさの検証です。
キャンプ経験者の男女モニター5人に各商品を使用してもらい、好みの明るさにできるか・光の広がり方が心地よいかを基準に評価しました。
コンパクトさゆえに光量はさほど強くありませんが、間接照明のような楽しみ方ができるでしょう。映画に出てきそうなクラシカルなデザインも、モニターの人気を集めました。
比較したなかには光量調整ができないものがあったのに対し、自分好みのムードを演出できるのはうれしいですね。
<好みの明るさにできるかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「光量が小さいぶん、遠くに届きにくい」という声もありますが、「傘があるため、余計な部分に光を飛ばしてこないのがよい」と、光の小ささを評価する声もあがっています。
黒いフォルムが暗闇に溶け込み、キャンプの夜に使えば火が浮いているように見え、幻想的な空間を楽しめるでしょう。比較した本体の存在感が強すぎる商品よりも、火の美しさを引き立てられるといえます。
<光の広がり方についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、明るさの検証です。テーブルサイズに区画したスペースの中央に高さ30cmの土台を設置。各商品を乗せてすすが出ない範囲で最大の明るさに調整し、スペースの四隅の照度を計測しました。このとき、照度が2ルクス以上のものほど高評価としています。
結果、一番明るい場所で4.38ルクスと、申し分のない明るさ。どの場所でも3ルクス以上の照度が確認でき、四隅の平均は3.55ルクスでした。比較した商品全体の平均値は2.67ルクス(※執筆時点)だったことからも、十分な明るさを確保できるといえます。
本商品の芯は、比較したなかでも隅々まで明るく照らせる傾向があった、平芯の3分芯(幅9mmの芯)。それに対して、約7mmの棒芯は四隅まで照らせる明るさはありませんでした。テーブル全体の明るさを確保したいなら、平芯(3分芯以上)を選ぶとよいですよ。
芯幅 | 平芯3分芯 |
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燃焼方式 | 非加圧式 |
本体素材 | 不明 |
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明るさ | 不明 |
連続点灯時間 | 不明 |
NATURA ブラック小型オイルランタン&マットブラックシェードは、公式サイトやYahoo!ショッピングでの購入が可能です。
なお、別売りの小型オイルランタン用ウォーマーをセットすれば、ランタンの火でシェラカップを温められます。飲み物や料理の保温に便利なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
<税込価格>
価格は執筆時点・公式サイト参照
<使い方>
1.平らなところでランタンのキャップを外し、燃料を注ぐ
2.レバーを押し下げてマッチなどで芯に点火し、下げたレバーを元に戻す
3.つまみを回して芯の長さを調整する
4.つまみを回して芯をしまって消化する
なお、ホワイトガソリンは使用不可で、燃料には白灯油・ランタン用パラフィンオイルを使います。白灯油を使うときは、燃料タンク内の3/4量にとどめて満タンにはしないでください。消火する際は、つまみを回しすぎると外れることがあるので注意してくださいね。
まずグローブの掃除は、インナーチムニーを上げてグローブを取り出し、ティッシュや布で拭くだけ。あと再度セットして完了です。拭いても落ちない汚れは中性洗剤で洗うと落とせます。ただし、手を滑らせて割らないように注意しましょう。
芯の交換タイミングは、芯がオイルに浸からなくなったときです。使用前に芯の長さをチェックして、短くなっていたら交換してください。
最後に、素早く点火できたほかの商品をご紹介します。
カワセ BUNDOK オイルランタン BD-277SLは、シリンダーの動きがスムーズで簡単に点火できました。光量調節もしやすく、軽い力でインナーチムニーを上げられたのでメンテナンスも楽でしょう。明るさも申し分なく総じて使い勝手がよいため、はじめてランタンを購入する人におすすめです。
キャナルシップ 中型オイルランプレトロ CIL600は、注油口が広く燃料をこぼさずに入れられます。グローブを上に取り外すだけで点火ができる点も高ポイント。アンティークなデザインとキャンドルのようなやさしい明るさも魅力です。野外はもちろん、室内でも穏やかな雰囲気を楽めるでしょう。
芯幅 | 平芯3分芯 |
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燃焼方式 | 非加圧式 |
本体素材 | スチール(クロームメッキ) |
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明るさ | 不明 |
連続点灯時間 | 約14時間 |
BUNDOK オイル ランタン BD-277SLをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
芯幅 | 平芯7分芯 |
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燃焼方式 | 非加圧式 |
本体素材 | ガラス |
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明るさ | -(白熱電球約15W弱程度) |
連続点灯時間 | 約15時間 |
キャナルシップ 中型オイルランプレトロをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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