アイリスオーヤマ 電気ケトル IKEB-800-Wをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

500mLを沸かすのにかかった時間は、約3分4秒とまずまずの速さ。比較した全商品の平均タイムも約3分4秒（※執筆時点）であり、特別速いわけではないもののスピーディにお湯を沸かせています。

比較した商品では消費電力と沸騰スピードは比例する傾向があり、1300W以上の上位商品はわずか2分と素早く沸騰しました。対して、本品は1200Wとパワーがやや控えめながら健闘しています。よりスピーディに沸騰させたい人は、1300Wの商品を検討するとよいでしょう。

実際に使うと、軽くて取り回しやすい点がモニターから好印象でした。比較した商品には重量1㎏以上と重く手首に負担を感じたものもあったなか、0.7kgと軽量なので片手でも簡単に扱えます。モニターからは「水を入れても重く感じない」という声もありました。

柄は太めながら、角がなくて手になじむ形状です。モニターからは「内側のカーブに沿ってフィットする」と好評。下が開いているオープンハンドルタイプなので、比較したほかの商品のように窮屈さを感じることもありません。

注ぎ口は三角形で水切れもよく、水量が多くて勢いも強めです。細かな湯量調整は難しいものの、モニターからは「一定の強さで出るので狙いをつけやすい」という声もありました。スープやカップ麺など、大量のお湯を使う料理に向いているでしょう。

1. 「とても軽い。水を入れても重く感じない」
2. 「しっかり握れてちょうどよい。指が内側のカーブにフィットする」
3. 「ドバっと出る感じでもなく一定の強さで出るので狙いもつけやすい。あまり細くないので繊細な使い方はしにくい」
4. 「注ぎ口はあまり尖っていなくて、結構勢いよく出た」
5. 「素早く持ち上げてもスッと水が切れる」
   

コメントは一部抜粋

操作性は、電源ボタンのみのシンプルな設計がモニターから好評でした。比較した商品のうち温度調節ができる多機能モデルは、操作が複雑で沸かすまでの工程数が多いものもありました。対して、こちらはワンタッチでお湯が沸かせて忙しい朝にも重宝するでしょう。

ただし、モニターからは「フタが取り外しづらい」「土台に置く際にぐらつく」といった、本体の構造について懸念する声も聞かれました。お湯を沸かすこと自体に支障はありませんが、セッティングや手入れの際には少々気になる点があるかもしれません。

＜操作しやすさについてのモニターコメント＞

1. 「加熱はシンプル。フタが閉まりにくいのと、底部と本体とが一発ではまりにくく、ややストレス」
2. 「オンオフだけなので迷いなく使える。土台に置くとぐらつくところが気になる」
3. 「オンオフボタンがあるだけなので、操作に迷いがない」
4. 「ワンタッチで操作できるのですごく簡単。ただ、フタのつまみが浅くて若干取り外しづらい」

コメントは一部抜粋

安全性に関する機能は、比較したほとんどの商品に備わっていた空焚き防止・自動電源オフ機能のみ。上位商品にあった蒸気レス・ボタンロック機能はなく、やや物足りなさを感じます。

なお、搭載機能の詳細は以下のとおりです。

1. 沸騰時の最高表面温度｜71.2℃
2. ボタンロック機能付き｜×
3. 空焚き防止機能付き｜〇
4. 水蒸気レス機能付き｜×

沸騰時の表面温度は最高71.2℃とかなり熱くなります。比較した商品には45℃以下に抑えられたものもあるなか、うっかり触るとやけどをする可能性があります。とくに小さい子どもがいる家庭では設置場所に注意しましょう。