深夜や早朝でも使えるくらい、音が静かだと評判の東芝 全自動洗濯機 ZABOON AW-10DP2。ネット上では価格の安さも評価されていますが、一方で「洗濯槽が深くて衣類を取り出しにくい」「ゴミ取りネットの掃除が手間」などの口コミもあり、購入をためらっている人も多いのはないでしょうか?
そこで今回は、東芝 全自動洗濯機 ZABOON AW-10DP2を含む縦型洗濯機全18商品を実際に使ってみて、汚れの落ちやすさ・使いやすさ・手入れのしやすさ・静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
結論からいうと、東芝 全自動洗濯機 ZABOON AW-10DP2は、洗濯物の黒カビ臭が気になる人におすすめです。
槽洗浄・乾燥コースを搭載しているだけでなく、洗濯コースに自動おそうじを追加することも可能。手を汚さず捨てられる糸くずフィルターや、ホコリをサッと拭える強化ガラスのフタなど、洗濯機自体のきれいを保てる工夫が多数施されていました。
肝心の汚れ落ちも、軽い汚れなら十分。実際に汚れたTシャツを洗ったところ、標準コースでもごま油・口紅の汚れが落ちました。がんこ汚れコースにすれば、泥・卵・カレーの汚れもある程度は薄くなりますよ。
口コミでは「洗濯槽が深くて衣類が取り出しにくい」と指摘されていましたが、手を入れやすい幅広設計で、衣類のからみをほぐす運転もあります。面倒な計量を省ける自動洗剤投入口も用意されていて、タッチパネルの操作もストレスフリーでした。
脱水時で約37dBと静音性も優秀。起床時に合わせて予約運転したい人に・集合住宅にお住まいの人にも向いています。ただし、上位には食べこぼしの汚れをもっときれいに落とせる商品がありました。小さな子どもがいて衣類が汚れやすいなら、ほかの商品とも比較してみてはいかがでしょうか。
今回紹介するAW-10DP2は、暮らしに身近な家電製品を数多く販売している東芝から、2022年6月に発売された全自動洗濯機です。人気のZABOON(ザブーン)シリーズの商品で、同社の縦型洗濯機のなかでは中価格帯に位置します。
おしゃれ着トレーが付属しており、デリケートな衣類を傷めず洗えるのが強み。柔軟剤を2回に分けて投入する新機能が追加され、香りも付きやすくなりました。
乾燥機能は温風を使わず、風で水気を飛ばすタイプです。多彩な機能を搭載しながらも、比較的手が出しやすい価格帯に抑えられています。
衣類の汚れは、ZABOONシリーズ共通のマイクロファンバブルで落とします。繊維の奥まで入り込むナノサイズの泡により、洗浄成分をしっかりと浸透。すすぎ効果・柔軟剤の浸透力までアップすると謳っています。
脱水の最後には、衣類をほぐす運転を実施。細かく動かして衣類の絡みをほぐし、取り出しやすくします。洗剤を二度に分けて投入するコースや、予洗いを追加するコースなど、汚れ具合や素材に応じた洗濯コースも多彩ですよ。
【洗濯コース一覧】
洗濯から乾燥までを部屋干しコースで行う場合、風乾燥の時間は30分間。風乾燥だけを単独で運転させれば、4時間かけてしっかりと水気を飛ばします。乾燥容量は、部屋干しコースのときは5kgまで、単独運転のときは3kgまでです。
外寸は幅637×奥行642×高さ986mmで、重量は約48kgです。防水パンの内寸が幅640×奥行550mm以上あれば、設置できます。付属品は、ホース継手付給水ホース・ふろ水給水ホース・おしゃれ着トレーの3点。お風呂の残り湯が使えるホースが付属しているのは、助かるポイントですね。
洗濯容量は10kgと、4人家族でも余裕があるほどの大容量。毛布やシーツなどの大物をよく洗うなら、家族人数が少ないご家庭にもおすすめです。
高さは1,051mmと大きくなりますが、容量違いで12kgのAW-12DP2も販売されています。本体カラーは、どちらもボルドーブラウン・グランホワイトの2色です。
今回は東芝 全自動洗濯機 ZABOON AW-10DP2を含む、縦型洗濯機全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
白いTシャツに汚れを付着させて24時間放置し、その後標準モードで洗濯します。卵・泥・ごま油・カレー・口紅の5つの汚れがどの程度落ちたか、色彩色差計を使用して確認しました。
実際に洗濯したところ、標準コースでもある程度の汚れが落ちました。画像を見てわかるように、左下のごま油・右下の口紅はほとんど見えません。
皮脂などの軽い汚れであれば、標準コースで1回洗うだけでも落ちるでしょう。今回は汚れを24時間放置しているので、なるべく早めに洗う・簡単に予洗いしておくだけでも違いますよ。
自動2度洗いのがんこ汚れコースでは、汚れが目立たないほど薄くなりました。標準コースではあまり変化が見られなかった、右上の泥汚れ・左上の卵・中央下部のカレーも全体的に色が薄くなっています。
食べこぼしなどは二度洗い、皮脂汚れは一度洗いとコースを使い分ければ、しっかりと衣類のケアができますよ。温水洗浄ができる商品には及ばないものの、子どもの体操服や仕事で使う作業着など、毎日落ちにくい汚れがつくのでなければ十分です。
次に、使いやすさもチェックしました。
結論、とくに使いにくいと感じる点はありませんでした。なかでも、タッチパネルの使い勝手は良好。本体も文字表示も白ですが、見えないほどではありません。洗濯終了時間も確認できて、効率よく家事を進められますよ。
洗剤の投入方法は、自動・手動の2パターン。どちらも投入口が上の方にあり、口も広いのでこぼさず入れやすい印象でした。色分けもされているので、入れ間違いません。自動投入口には液体洗剤が400mL・柔軟剤が500mL入れられて、詰め替え用をボトルに移す手間も省けます。
洗濯槽の大きさは幅420×深さ550mm。容量が多い分、深さはありますが、洗濯物を取り出しやすい幅広設計です。脱水後に自動で衣類のからみをほぐす運転も行うため、干す作業もスムーズですよ。折りたたみのフタは少し重たいものの、ストレスに感じるほどではないでしょう。
手入れの楽さは、検証商品トップクラスでした。
口コミでは「糸くずを捨てにくい」と指摘されていましたが、糸くずフィルターは布製より簡単にゴミが捨てられるプラスチック製です。フタを開けるのに少し力がいるものの、手を使わず糸くずをこそぎ落とせる工夫も施されています。
洗濯槽の自動お手入れは、槽洗浄と槽乾燥の2コースを搭載。槽洗浄は85分・3時間・12時間の3つの設定があり、時間がないときもサッと洗濯槽をきれいにできます。
洗濯コースの設定を変えて、自動おそうじを追加しておくのもおすすめです。すすぎの工程を終えた後に洗濯槽に残った皮脂汚れなどを落とすので、より簡単に黒カビ対策ができますよ。
洗剤の自動投入タンクも、取り外して丸洗いOK。天面は強化ガラスを採用したフラットな形状で、拭き取るだけできれいを保てます。
本体から1m離れた位置で騒音計を使って稼働音を確認したところ、洗濯時・脱水時のどちらも全体平均を大きく下回りました。とくにうるさくなりがちな脱水時も、比較的静かです。
【調査結果】
東芝製品は独自モーターを採用した低振動・低騒音設計。今回の検証した商品のうち、とくに静音性の評価が高いのは東芝製品でした。
環境省のデータによると、ホテルの室内が30dB前後・夜間の戸建住宅地が40dB前後とのこと。脱水時でもかなり音が静かなので、朝すぐに干せるように睡眠中に稼働させたいなら、東芝製品を選ぶのがおすすめです。
最後に、検証したなかでも汚れ落ちがよかった、おすすめの商品をご紹介します。
パナソニックのNA-FA10K1は、頑固な泥汚れも落ちるつけおきコースを搭載。検証ではカレーを除き、ほとんどの汚れがスッキリ落ちました。注ぎ口が広く使いやすい自動洗剤投入口や、糸くずを捨てやすいフィルターなど、使い勝手や手入れが楽になる工夫も随所に見られます。
同じくパナソニックのNA-FW80K9は、温風つけおきコースを搭載したモデルです。検証では、口紅以外の汚れすべてが薄くなりました。運転回数をカウントして槽洗浄を知らせる機能があり、黒カビ対策がしやすいのも便利。投入口は少し狭いものの、自動洗剤投入にも対応しています。
洗濯容量 | 10kg |
---|---|
種類 | 全自動洗濯機(簡易乾燥◯) |
乾燥容量 | 化繊:2kg(槽・風乾燥) |
乾燥方式 | 風乾燥 |
糸くずフィルターのタイプ | 樹脂(抗菌剤含有) |
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 540mm以上(内寸奥行) |
フタから背面までの奥行(フタ折れ時) | 182mm |
洗濯乾燥時標準コース目安時間 | 不明 |
洗濯時標準コース目安時間 | 約39分 |
洗濯時の運転音. | 約32dB |
予約タイマー. | ◯ |
チャイルドロック | |
本体背面からの出代 | 53mm |
脱水時の運転音. | 約39dB |
フタを開けた時の高さ | 1430mm |
乾燥時の運転音. | 不明 |
ほぐし脱水機能 | |
自動おそうじ機能 | |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
槽乾燥コース | |
部屋干しコース | |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 599mm |
奥行 | 635mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1071mm |
重量 | 約45kg |
本体下部幅 | 536mm |
本体下部奥行 | 530mm |
本体下部高さ | 99mm |
標準使用水量 | 110L(定格洗濯時) |
洗濯時消費電力量 | 約60Wh |
乾燥時消費電力 | 不明 |
洗濯時消費電力 | 約385W |
洗濯乾燥時消費電力量 | 不明 |
電気代(目安) | 1.7円 |
水道代(目安) | 29円 |
タイプ | 縦型 |
特徴 | 不明 |
パナソニック 全自動洗濯機 NA-FA10K1をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
洗濯容量 | 8kg |
---|---|
種類 | 洗濯乾燥機 |
乾燥容量 | 4.5kg |
ヒーター乾燥の種類 | 不明 |
乾燥方式 | ヒーター乾燥 |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 540mm以上(内寸奥行) |
乾燥フィルターのタイプ | 不明 |
設置可能な防水パンの幅(内寸) | 不明 |
フタから背面までの奥行(フタ折れ時) | 207mm |
洗濯から脱水までの電気代 | 不明 |
洗濯乾燥時標準コース目安時間 | 約185分 |
洗濯から乾燥までの電気代 | 不明 |
洗濯時標準コース目安時間 | 約32分 |
手前から槽までの距離 | 不明 |
風呂水対応 | 不明 |
槽の深さ | 不明 |
洗濯時の運転音. | 約32dB |
投入口の幅 | 不明 |
洗濯時の運転音 | 約32dB |
投入口の奥行 | 不明 |
予約タイマー機能 | |
予約タイマー. | ◯ |
チャイルドロック | |
本体背面からの出代 | 66mm |
脱水時の運転音. | 約37dB |
フタを開けた時の高さ | 1450mm |
脱水時の運転音 | 約37dB |
乾燥時の運転音. | 約45dB |
フタを開けた時の高さ(折りたたみ時) | 不明 |
乾燥時の運転音 | 約45dB |
ほぐし脱水機能 | |
自動おそうじ機能 | |
1kgあたりの使用水量 | 不明 |
自動槽洗浄機能 | 不明 |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
温水洗浄機能 | 不明 |
シワ取り機能 | 不明 |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
毛布コース | 不明 |
槽乾燥コース | |
お急ぎコース | 不明 |
部屋干しコース | 不明 |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
スマホ連携機能 | 不明 |
AIセンサー機能 | 不明 |
本体幅 | 不明 |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 599mm |
奥行 | 664mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1047mm |
重量 | 約51kg |
タンク容量 | 不明 |
透明窓あり | 不明 |
本体下部幅 | 536mm |
本体下部奥行 | 524mm |
本体下部高さ | 111mm |
標準使用水量 | 約97L(洗濯時)/約117L(洗濯乾燥時) |
洗濯時消費電力量 | 約55Wh |
乾燥時消費電力 | 約1100W |
洗濯時消費電力 | 約310W |
洗濯乾燥時消費電力量 | 約1960Wh |
電気代(目安) | 不明 |
水道代(目安) | 不明 |
風呂水ポンプ付き | 不明 |
タイプ | 縦型 |
特徴 | 不明 |
業務用 | 不明 |
パナソニック 全自動洗濯機 NA-FW80K9をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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