除湿力が高く、洗濯物の乾きも早いと評判のコロナ 衣類乾燥除湿機 CD-WH1222。速乾Wルーバーでタオル類がふかふかになると好評ですが、「音は少し大きい」など気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、コロナ 衣類乾燥除湿機 CD-WH1222を含む除湿器33商品を実際に使ってみて、除湿力の高さ・衣類乾燥力の高さ・使い勝手のよさ・静音性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
自動洗浄・内部乾燥機能があり、本体を清潔に保てるのも好印象でした。キャスター付きなので、部屋間の移動も苦になりません。5.5Lの大容量タンクが内蔵されており、水捨ての頻度も減らせます。
ただし、衣類乾燥力はいまひとつ。30分乾燥させても、薄手のTシャツに湿気が残りました。靴下などの小物は乾きますが、なるべく急ぎで乾かしたいときは、ヒーター温風乾燥を活用するのがよいでしょう。
稼働音がかなり大きいのも気がかりです。最大風量では71.8dBと、全体平均の52.6dBを大幅に上回りました。風量を最も弱くしても50dB近く、使用する時間帯には配慮が必要です。検証では、より素早く衣類を乾かせて音も静かな商品があったので、ほかの商品もぜひチェックしてみてください。
除湿容量の大きさに加え、前後に2枚のルーバーを並べた「速乾Wルーバー」が特徴。家庭用衣類乾燥除湿機としては業界初*となる、熱交換器を自動洗浄する「アクアドロップ洗浄Self」も備えています。
2022年3月発売時点
1日の除湿量は、12Lと18Lの2種類です。今回検証で使用したEH1222は12Lの小型タイプ、EH1822は18Lの大型タイプとなります。型番が異なるので、購入時は間違えないようにご注意ください。
除湿方式は、ヒーターを使わないことで室温の上昇を抑えられるコンプレッサー式。基本的には梅雨梅雨のジメジメした時期や蒸し暑い夏に使うのがおすすめです。
ただし、本商品はヒーター機能も備えています。温めて乾燥させる「ヒーター温風乾燥」も使えるので、冷え込む季節にも使いやすいですよ。脱衣所に置いておけばほんのり温かく、お風呂上がりの寒さも軽減されます。
【除湿可能面積の目安:50Hz(東日本)】
【除湿可能面積の目安:60Hz(西日本)】
サイズは高さ657×幅378×奥行235mm。本体重量は13.5kgです。横方向に移動できるキャスターがついています。
今回はコロナ 衣類乾燥除湿機 CD-WH1222を含む、除湿器全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、除湿力の高さを検証します。
温度・湿度を一定に管理できる「恒温恒湿槽」を利用し、埼玉県産業技術総合センターにて検証を行いました。槽内を気温25℃・室路80%に設定し、その中で除湿機を「強」モードで30分間稼働させ。湿度の変化を確認します。
除湿方式はコンプレッサー式を採用していますが、300Wのヒーターによる温風乾燥モードも搭載。冬場の寒い時期に浴室に置けば、簡単な暖房としても使えるでしょう。
次に、衣類乾燥力の高さを検証しました。
除湿力の検証と同様の恒温恒湿槽で、気温25℃・湿度80%に設定。槽の中に濡らしたTシャツ・タオル・靴下を500gの重さに統一して入れ、除湿機を衣類乾燥の強モードで30分稼働させます。その後、どの程度乾いているか、重さはどれくらい軽くなったかを計測しました。
衣類乾燥力の評価は伸び悩みました。30分稼働させても、タオルはまだ濡れていてTシャツにも湿気が残っています。布面積の少ない靴下は乾いていたものの、乾燥力としては物足りない結果です。
衣類の重量変化もあまりなく、500gから467gまでしか減りませんでした。検証では100g以上軽くなった商品もあり、速乾性にはあまり期待できません。
最後に、使い勝手のよさと静音性を検証します。
使い勝手のよさは、タンク容量やキャスターの有無・重さや手入れ箇所などをチェック。静音性については、除湿機から50cm離れた距離で弱・強モードそれぞれの騒音レベルを測りました。
オフタイマーは、2・4・8時間に設定できます。1時間単位での設定はできないものの、外出時や夜寝ている間も無駄に稼働させずに済むのはうれしいですね。
手入れが必要な箇所は、タンク・エアフィルター・本体の3か所。フタつきのタンクは5.5Lと大容量で、かなり多くの水を溜められます。除湿乾燥性能に影響する熱交換器の洗浄機能もあり、使用後も清潔に保てますよ。
本体重量は13.5kgと重いものの、キャスターつきなので転がせば移動も容易です。
環境省のデータによれば、50dBは昼間の高層住宅地域レベルで、70dBは新幹線の車内ほどの騒音とのこと。検証でも70dBを越えたものはわずかでした。風量1も決して静かとはいえないため、稼働音が気になる人には不向きです。
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コロナ 衣類乾燥除湿機 CD-WH1222は、素早く除湿ができるパワフルさが優秀でした。最後に、静音性・衣類乾燥力に優れた商品をご紹介します。
三菱電機のMJ-PV250SXは、30分でTシャツが乾くほど衣類乾燥力が高いのが魅力。湿度も30分で80%から34%まで下げました。パワーはありながらも音は比較的静かで、使用する時間帯を選びません。木造31畳までカバーできるため、安くはありませんが、広い部屋で使うなら要チェックです。
コロナのCD-S6321は、置き場所を選ばないスリムタイプ。小型ながら衣類乾燥力が高く、検証では濡れた状態の物が多かったタオルを30分でほぼ乾かしました。運転音も37.8dBとトップクラスの静かさです。ワンルームなどの狭い部屋で使う予定なら、ぜひ検討してみてください。
高さ | 不明 |
---|---|
除湿方式 | コンプレッサー式 |
タンク容量 | 5.5L |
定格除湿能力(50Hz) | 24.5L |
除湿可能面積(鉄筋) | 62畳 |
ルーバー(羽)あり |
幅 | 不明 |
---|---|
奥行 | 不明 |
コードの長さ | 1.8m |
除湿可能面積(木造) | 31畳 |
消費電力(除湿) | 125W |
消費電力(衣類乾燥) | 415W |
衣類乾燥時間 | 86分 |
最大運転音 | 不明 |
最小運転音 | 不明 |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
自動ストップ機能 | |
連続排水機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
三菱電機 衣類乾燥除湿機 MJ-M120SXをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
高さ | 53.3cm |
---|---|
除湿方式 | コンプレッサー式 |
タンク容量 | 3L |
定格除湿能力(50Hz) | 5.6L |
除湿可能面積(鉄筋) | 14畳(50Hz)/16畳(60Hz) |
ルーバー(羽)あり |
幅 | 17cm |
---|---|
奥行 | 36.5cm |
コードの長さ | 1.8m |
除湿可能面積(木造) | 7畳(50Hz)/8畳(60Hz) |
消費電力(除湿) | 190W |
消費電力(衣類乾燥) | 190W |
衣類乾燥時間 | 136分 |
最大運転音 | |
最小運転音 | |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
自動ストップ機能 | |
連続排水機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
コロナ 衣類乾燥除湿機 Sシリーズ CD-S6321をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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