4K高画質のSONY製カメラを搭載したWEBカメラ、MAXHUB(マックスハブ)UC W20。ネットでは「オートフォーカス機能が優秀」と評判です。一方、「画質が物足りない」「取りつけ用のクリップがうまく挟めない」といった口コミも存在し、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、MAXHUB UC W20を含むWEBカメラ全28商品を実際に使って、画質のよさ・音質のよさ・撮影範囲の広さ・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
MAXHUB UC W20は、4Kの高画質WEBカメラを探している人におすすめです。SONY製センサーを搭載しており、実際に使用してもメーカーの謳い文句どおりのきれいな映像でした。比較したなかには顔色が悪く映る商品もあるなか、本商品は色鮮やかにくっきりと表情が映し出されます。会議でも明るい印象を相手に与えられるでしょう。
オートフォーカス機能も優秀です。比較したオートフォーカス機能搭載商品のなかには、小さい文字がぼやけて読めないものも。対してこちらは動く被写体や資料にも瞬時にピントが合い、小さな文字もはっきり読み取れました。「画質が物足りない」という口コミは気にしなくてよさそうです。フレームレートが30fpsあるので、動きもカクカクせずなめらかですよ。
画角は水平67.8度と、1人を映すには十分。比較した商品には顔がアップになりすぎるものもあったのに対し、背景が写り込みすぎない程度のちょうどよい広さでした。360度水平回転し、上下左右に10度ずつ角度調節もできるのも魅力です。モニターからも「可動域が広い」と好印象でした。
4名のモニターが内蔵マイクで通話したところ、音声は「クリアでいい音」と好評でした。パソコンに搭載されたマイクよりもクリアに聞こえます。比較したほかの商品と同様に若干ノイズは拾うものの、しゃべっている間の雑音は少なく、問題なく会話できました。別途マイクを購入する必要はないでしょう。
パソコンへの取りつけは、引っ掛けるだけでとても簡単。「クリップがうまく挟めない」との口コミとは異なり、2工程で取りつけられてつけた後も安定していました。
大手ECサイトでは、執筆時点で2万円台で買えることが多い本商品。安いとはいえないものの、4Kの画質と音質は価格に見合った高品質でした。オンライン会議はもちろん、表情をきれいに映したい動画配信にもぴったりです。WEBカメラをお探しなら、ぜひ手に取ってはいかがでしょうか。
そもそもWEBカメラとは、主にパソコンに接続して、顔や資料などを映し出せるカメラです。高画質なWEBカメラを使えば、オンライン会議やセミナーなどできれいな映像を相手に届けられます。画質はフルHD以上が主流で、なかには4Kの高解像度モデルもありますよ。
今回ご紹介するMAXHUB UC W20は、2022年6月に発売された、4Kの高画質とコンパクトなデザインが特徴のWEBカメラ。リモートワーカーが増えた背景を踏まえ、「いつでもどこでも快適な会議を始められる」というコンセプトで開発された商品です。
1秒間に表示される画像数を表すフレームレートは最大30fps。画角は対角79.8度・水平67.8度です。2D&3Dノイズリダクションに対応しており、画像のノイズを除去し優れた映像品質を実現するとしています。
製造元のナイスモバイルは、企業向けにテレワークやオンライン会議用のツールを開発・製造している会社です。WEBカメラとしては、360度全方位WEBカメラや、180度広角WEBカメラなどの複数人を映し出す商品も取り扱っています。UC W20の上位商品で、120度の広角レンズを搭載したUC W21も販売中です。
カメラにはオートフォーカス機能を搭載。カメラ前に座り、会話をはじめた瞬間に素早くピントを合わせられると謳っています。また、カメラは水平に360度回転し、上下左右10度ずつ角度調節も可能です。
本体にはマイクが2個内蔵されており、最大4m離れた場所からでもしっかり収音できるとしています。周囲の雑音を打ち消すノイズリダクション機能にも対応しているので、音声がクリアで聞き取りやすくなるでしょう。
接続は、付属のUSB Type-C ケーブル1本でパソコンと繋ぐだけ。電源アダプターの追加やドライバーをインストールしなくても動作します。対応OSは、WindowsとMac OSXです。
ブラックのボディは高級感があります。シックなデザインなので、ビジネスシーンで使用しても問題ないでしょう。本体のサイズは、高さ5.4×幅11.6×奥行4.8cm・重量は155g。比較した商品の多くが幅10cm以下だったので横幅はやや大きめですが、高さは抑えられています。
今回はMAXHUB UC W20を含む、WEBカメラ全28商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画質のよさの検証です。
実際にZoomアプリを使用して、相手のパソコンの画面に映像がどう映るかチェックします。4名のモニターが静止した被写体の肌のキレや色味を比較し、文字が読み取れるか・動画の滑らかさなどを評価しました。
検証した結果、4Kのスペックどおり、映像はとてもきれいに映し出されました。比較したなかには映像が暗く、顔色が悪く映ってしまう商品も。対して本商品は、映像がくっきりしていて発色もよいので、明るい印象を相手に与えられました。「画質が物足りない」との口コミは、気にしなくてよいでしょう。
オートフォーカスの精度も優秀です。比較したなかにはピント合わせに時間のかかる商品もある一方、本商品は被写体が動いていても素早くピントが合います。小さな文字も瞬時に捉え、モニターからは「文字がきれいに読み取れた」と好評でした。
やや残像感はあるものの、動きもなめらか。比較したなかでは、本商品のようにフレームレートが30fps以上の商品は、映像がカクカクせず動く傾向がありました。4Kの画質はWEB会議にはオーバースペック気味ですが、動画配信などで画質にこだわりたい人にはうってつけです。
<画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、音質のよさの検証です。
モニター4名が、実際にカメラに内蔵されているマイクで通話をして音質をチェック。話声はクリアに聞こえるか・声のこもりやノイズはないか評価しています。
音質はよく、パソコン内蔵マイクよりもクリアに聞こえました。比較したなかには音がこもってしまう商品もあったのに対し、モニターからは「クリアでいい音」と好評です。
「若干ノイズが混じるときがある」という意見は出たものの、比較したほかの商品も多少は雑音を拾ったので、大きな差はつきませんでした。ノイズリダクションを搭載しているためか、話している間の雑音は少なく、ビジネスで使用しても問題ないでしょう。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、撮影範囲の広さの検証です。
ノートパソコンでキーボードを打ちながらオンライン会議を行う場面を想定し、カメラと体を50cm離して検証しました。水平方向にどれだけ被写体が映っているかを評価します。
画角は水平67.8度と、1人を映すには十分な広さでした。背景があまり写り込まないので、オンライン会議での使用にぴったりです。
比較したなかには画角が水平65度以下と狭く、顔がアップになりすぎて相手に圧迫感を与えてしまう商品もありました。1人で使用する場合は、画角が水平65~90度の商品を選ぶとよいでしょう。
最後に、使いやすさの検証です。
4名のモニターに実際にWEBカメラを使用してもらい、パソコンへの取りつけやすさ・角度調整のしやすさをチェックしました。
取り付けは、パソコンにWEBカメラを引っ掛けるだけ。「取りつけ用のクリップがうまく挟めない」という口コミに反して、非常に簡単でした。比較したなかにはクリップが硬く安定性のない商品もある一方、本商品は取り付けやすいうえに安定しています。
角度調節もスムーズです。360度水平回転し、上下左右に10度ずつ角度調節が可能。モニターからは「可動域が広い」「左右の動きはなめらか」と好評でした。
<使いやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
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最後に今回ご紹介したMAXHUB UC W20と同じく、画質のよい商品をご紹介します。
ロジクール BRIO 500は、環境に左右されずに表情をきれいに映せる商品です。逆光でも明るさを自動で調整し、常時肌のトーンを明るくきれいに映しました。ノイズリダクション機能を搭載しており、音声もクリア。簡単に取りつけられ、使わないときはプライバシーシャッターで閉じておけますよ。
UC W20よりも価格を抑えたいなら、リングライト付きのDMM. com DKS-CAM3がおすすめ。リングライトの効果で映像が明るく、顔の表情がよく見えました。画角が水平87度と広めなので、複数人の会議でも使用できます。精細さやオートフォーカスの精度も十分で、資料もしっかり映せました。
解像度 | 1920×1080p |
---|---|
フレームレート | 60fps(720p) |
フォーカスタイプ | オート |
最短撮影距離 | 不明 |
画角 | 不明 |
画角. | 不明 |
設置方法 | クリップ式 |
接続端子 | USB-Type C |
内蔵マイクあり | |
マイクタイプ | ステレオマイク |
ノイズリダクション機能 | |
角度調整 | 不明 |
自動光調整機能 | |
ズーム機能 | 不明 |
自動オフ機能 | 不明 |
プライバシーシャッター搭載 | |
WindowsHello対応 | 不明 |
対応OS | Windows、macOS、ChromeOS |
保証期間 | 1年 |
付属品 | USB-Cケーブル、マウントクリップと取り外し可能なアダプター、保証書、保証規定 |
特徴 | 高画質 |
本体幅 | 不明 |
本体奥行 | 不明 |
本体高さ | 不明 |
重量 | 121g(マウントクリップとケーブルを含む) |
ケーブルの長さ | 1.5m |
ロジクール BRIO 500をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
解像度 | 1920×1080p |
---|---|
フレームレート | 最大60フレーム/秒 |
フォーカスタイプ | オート |
最短撮影距離 | 不明 |
画角 | 不明 |
画角. | 水平87度 |
設置方法 | クリップ式、スタンド式 |
接続端子 | USB-Type A |
内蔵マイクあり | |
マイクタイプ | 不明 |
ノイズリダクション機能 | 不明 |
角度調整 | 360度回転 |
自動光調整機能 | 不明 |
ズーム機能 | 不明 |
自動オフ機能 | 不明 |
プライバシーシャッター搭載 | |
WindowsHello対応 | 不明 |
対応OS | Windows、macOS |
保証期間 | 1年 |
付属品 | 取扱説明書、マグネット付きプライバシーカバー |
特徴 | 高画質 |
本体幅 | 5.5cm |
本体奥行 | 6.2cm |
本体高さ | 7.9cm |
重量 | 約157g |
ケーブルの長さ | 約1.7m |
DMM.make リングライト付きWEBカメラ DKS-CAM3をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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