折りたためるデザインで持ち運びしやすいのが売りのWEBカメラ、ロジクール HD WEBCAM C525n。「くっきりと映り、マイクの音の入りもよい」と評判です。しかし、「オートフォーカスのピントが合わない」「映りが暗い」という口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ロジクール HD WEBCAM C525nを含むWEBカメラ全28商品を実際に使って、画質のよさ・音質のよさ・撮影範囲の広さ・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ロジクール HD WEBCAM C525nは、持ち運んでさまざまな場所で使いたい人におすすめです。レンズを内側にしてコンパクトに折りたためるのが特徴。比較した商品の大半が折りたたみ不可だったのに対し、持ち運ぶ際にレンズに傷がつきません。実際に使用したモニターからも、「持ち運びのことを考えられている」と好評でした。
パソコンに引っ掛けるだけなので設置も簡単です。モニターからは、メーカーの売りである360度回転する構造も高く支持されました。比較した商品には力を使わないと角度を変えられないものもあったなか、片手でも滑らかに動かせます。使用時のグラつきもなく、安定していました。
画質も良好。人物のメガネのふちまで鮮明に映し出せていました。比較した商品ではフルHD以上だと顔映りがよい傾向があったなか、本商品はHDでありながらフルHDに負けない鮮明さです。「ピントが合わない」との口コミに反し、オートフォーカスや自動補正機能も優秀。対象物の動きや部屋の明るさにしっかりと反応しています。
音声を確認したところ、モニター5人が満場一致で「音質がクリア」とコメント。音がこもることはなく、相手に声質がわかるほど鮮明に届きました。一部のモニターからは「まわりの雑音も結構聞こえる」という声がありましたが、オフィスや自室などの静かな場所なら問題なく使えるでしょう。
画角は69度と、1人で使うのにちょうどよい広さ。背景が映り込みすぎず、自宅で利用するときもプライバシーを守りやすいですよ。総じて欠点の少ない商品ですが、唯一画面が暗いのは少し気になりました。「映りが暗い」との口コミどおり、複数人のモニターが暗いと指摘しています。
執筆時点でのECサイトの価格は17,000~19,000円前後と高め。自宅やオフィス・出張先などに気軽に持ち運べるのは魅力的ですが、比較したなかにはもう少しお手頃価格で買えるフルHD以上の商品もありました。折りたたみや360度の角度調整にこだわっていないのであれば、よりきれいに映せた商品も検討してはいかがでしょう。
そもそもWEBカメラとは、パソコンに接続してリアルタイムで顔や資料を映し出すカメラのこと。WEB会議やセミナー・動画配信など大事な場面で、より鮮明できれいな映像を届けたい人におすすめです。
今回紹介するHD WEBCAM C525nは、2019年4月に発売された商品。WEBカメラ以外にもマウスやキーボードなど、様々なパソコンの周辺機器を取り扱う株式会社ロジクールから販売されています。
WEBカメラでは珍しい、折りたためるデザインです。折りたたみ時はカメラが内側になるため、レンズを保護しながら持ち運べます。サイズは高さ4.0×幅6.5×奥行き5.0cm、重さは88g。軽量でコンパクトなのもうれしいポイントです。
最大解像度は720pのHD画質です。照明などの明るさに合わせて画質を補正する「自動HD光補正機能」を搭載。薄暗い環境でも明るくクリアな画質を再現できるよう工夫されています。
自動でピントを合わせる高速オートフォーカスも採用。カメラレンズから最長7cmまで対応しており、WEB会議などで手元の資料を映すときに役立つでしょう。
映像のなめらかさを表すフレームレートは30fps。一般的にYouTubeの動画配信などでも使われているサイズで、遅延なく鮮やかな映像を届けられると謳っています。
内蔵マイクは、1つの音源をメインに録音したいときに向いているモノラルタイプを採用。周囲の雑音を軽減するノイズリダクション機能つきで、会話に集中できるよう工夫されています。
接続方法は、パソコンのバージョンによって異なります。Windows8は接続するだけで自動的に必要なソフトウェアがダウンロードされますが、Windows7やWindows Vistaはロジクールウェブカムソフトウェアのインストールが必要です。詳しい方法はLogicool サポートで確認してみてくださいね。
接続端子はUSB-Type Aを採用。ケーブルは1.5mと、パソコンに接続するのに十分な長さがあります。
今回は、ロジクール HD WEBCAM C525nを含むWEBカメラ全28商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画質の良さの検証です。
5人のモニターが実際にZoomアプリでWEBカメラを使用し、肌のキメや色味、文字や数字の見やすさをチェック。同時に動きの滑らかさも確認しました。
画質のよさは高評価を獲得。モニターがかけていたメガネのふちまでくっきりと鮮明に映し出せました。比較した商品のなかでは、フルHD以上のものが顔映りがよい傾向がありましたが、HDながらフルHDに負けない高画質です。
オートフォーカスの精度も優秀。口コミで指摘されていた「ピントが合わない」といった現象は起きず、手元の資料の文字を問題なく読み取れました。カメラの前で動いてもブレることなく、すぐにピントが合います。
一方で、「写りが暗い」という口コミどおり、複数のモニターから暗さを指摘する声が上がったのが惜しいところ。自動HD光補正機能はついていますが、気になる場合は「ロジクールウェブカムソフトウェア」を利用して明るさを調整しましょう。
<画質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、音質のよさの検証です。
実際にWEBカメラのマイクを使用して通話を行い、声がクリアに聞こえるか・ノイズやこもりはないかをチェック。さらに、生活音など雑音を流しても音がクリアに聞こえるかも確認しました。
実際に使用したモニター5人全員が、「音がクリア」とコメント。比較した商品には音のこもりが気になるものもあったなか、トップレベルの聞こえやすさでした。高音も問題なく拾え、声質までわかるほどはっきりとした音を伝えられます。
しかし、マイク性能が高い分、一部のモニターからは「まわりの雑音も結構聞こえる」という声が。雑音を軽減するノイズリダクション機能がついていながら、カフェなどの騒がしい場所で使用するには心許なさを感じます。どちらかというとオフィスや自室など静かな場所での使用に向いているでしょう。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、撮影範囲の広さの検証です。
ノートパソコンでWEB会議を行う場面を想定し、カメラから50cm離れた場所で撮影。撮影できる範囲や歪みがないかをチェックしました。
画角は69度と、1人で使うのにちょうどよい広さ。比較した商品のなかでは画角が65~90度のものが1人用に適している傾向があり、本商品も同様でした。背景が映り込みすぎぎず、自宅で使うときにプライバシーを守りやすいのもうれしいポイントです。
なお、比較した商品には3人以上を同時に映せる画角のものもありました。用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
最後は、使いやすさの検証です。
5名のモニターが実際に使用して、パソコンへの取りつけやすさや角度調整のしやすさをチェックしました。
実際に使ったところ、360度回る構造がモニターから好評。比較した商品のなかには角度調節に力が必要なものもあったのに対し、片手で簡単に動かせました。一部のモニターから「ケーブルがあるため、実際は360度回転できなかった」という声も聞かれましたが、WEB会議や講義などに利用するには十分な可動域です。
設置も引っ掛けるだけで完了。ドライバーなどの道具を使わずワンタッチで簡単に取りつけられました。比較したほかの商品で気になった使用時のグラつきもなく、安定感は良好です。
88gと軽いうえにコンパクトに折りたためるのも魅力的。バッグに入れた際にレンズに傷がつくのを防げるため、自宅・オフィス・出張先と持ち運んで使いたい人にぴったりです。
<使いやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
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最後に、自然な顔映りになるフルHD以上の商品をご紹介します。
肌のトーンを明るく均一に見せたいなら、ロジクールのBRIO 500がおすすめ。フルHDの高画質で顔映りのよさがとくに優秀です。オートフォーカス機能にも優れており、名刺の小さな文字もくっきりと映せました。マイクのノイズも気にならず、クリアな音でどんな場所でも会話に集中できるでしょう。
予算を上げられるなら、ナイスモバイルのMAXHUB UC W20がおすすめ。解像度4Kの高画質で顔のホクロまで精細に映し出します。顔色が血色鮮やかに見えるので、明るい印象を相手に与えることができますよ。オートフォーカスの性能や音質もよく、個人利用・ビジネスシーンのどちらでも重宝します。
解像度 | 1920×1080p |
---|---|
フレームレート | 60fps(720p) |
フォーカスタイプ | オート |
最短撮影距離 | 不明 |
画角 | 不明 |
画角. | 不明 |
設置方法 | クリップ式 |
接続端子 | USB-Type C |
内蔵マイクあり | |
マイクタイプ | ステレオマイク |
ノイズリダクション機能 | |
角度調整 | 不明 |
自動光調整機能 | |
ズーム機能 | 不明 |
自動オフ機能 | 不明 |
プライバシーシャッター搭載 | |
WindowsHello対応 | 不明 |
対応OS | Windows、macOS、ChromeOS |
保証期間 | 1年 |
付属品 | USB-Cケーブル、マウントクリップと取り外し可能なアダプター、保証書、保証規定 |
特徴 | 高画質 |
本体幅 | 不明 |
本体奥行 | 不明 |
本体高さ | 不明 |
重量 | 121g(マウントクリップとケーブルを含む) |
ケーブルの長さ | 1.5m |
ロジクール BRIO 500をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
解像度 | 4K |
---|---|
フレームレート | 30フレーム/秒 |
フォーカスタイプ | オート |
画角. | 約80度 |
設置方法 | クリップ式 |
接続端子 | USB-Type C |
内蔵マイクあり | |
マイクタイプ | 不明 |
ノイズリダクション機能 | |
角度調整 | 360度水平回転 |
自動光調整機能 | 不明 |
プライバシーシャッター搭載 | 不明 |
WindowsHello対応 | 不明 |
対応OS | Windows、macOS |
保証期間 | 不明 |
付属品 | USBケーブル |
特徴 | 高画質撮影、オートフォーカス、高機能マイク |
重量 | 155g |
ケーブルの長さ | 不明 |
MAXHUB UC W20をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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