シフレ GREEN WORKS スーツケース GRE2197-49をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

収納性はまずまずの評価に。メインの収納スペースは底が深く、ネックピローのような分厚いアイテムを入れやすいのが魅力です。フロントポケットは横にパカッと開くので、本体を立てたままでも荷物を取り出せます。

内部にはサイズ違いの収納ポケットが複数あり、小物類を整理しやすいよう工夫されています。しかしメッシュタイプのポケットは1つしかなく、パッと見で何が入っているかわかりにくいのが惜しいポイントです。

また、小さいサイズのポケットは化粧水のボトルを1本入れただけでパンパンになってしまい、余裕がなかったのも気になるポイント。ノートPC用のポケットもなく、ビジネスユースにはやや不向きな印象です。

機能の充実度は、今回比較したなかでもトップクラス。対応している機能は以下のとおりです。

4輪ダブルキャスターのおかげか、操作性は優秀です。本体が軽く、段差や点字ブロックもスムーズに乗り越えられました。動きも滑らかなので、使用頻度が高い人も満足できるでしょう。

一方で、伸縮ハンドルがガタつく点はやや気になります。細く動かすと荷物の重みに振られるような感覚もありましたが、使用するうえで大きな問題はないでしょう。

計測した結果、60dBと静音性も優秀です。キャスターは静音仕様ではありませんが、ゴロゴロと大きな音がすることはありませんでした。街中でも使いやすいでしょう。

スーツケースの静音性は、とりわけ価格に比例しやすいポイント。今回検証を行ったところ、2万円以上の商品は音が静かな傾向がありました。キャスターを手で回してみるだけでも音の大小がわかるので、実店舗で購入する際は確かめてみてくださいね。

公式サイトには約2.8kgとありましたが、実際に測ってみると約2.9kg。ハードタイプのスーツケースは、ソフトタイプに比べて重い傾向があります。しかし、本製品はボディにポリプロピレンを使用しているためか、今回比較したなかでは軽量でした。

機内持ち込み時の重量制限は、スーツケースと中の荷物を合計した重量で判断されます。本体が軽ければ軽いほど荷物をたくさん入れられるので、荷物が多い人はできるだけ軽いスーツケースを選びましょう。

階段の上がりやすさはまずまずの評価に。mybestコンテンツ制作チームのメンバー6人のうち3人が「やや満足」と回答しました。

本体が軽いため、「ずっしりとこないので階段の上り下りがしやすい」と好評。今回の検証を行ったところ、本体が3kg以下のものは軽いと感じやすいことがわかりました。

しかし、持ち手の位置が体に近いため、持ち上げたときにややぐら付きやすい点は気になりました。持ち手がよく伸びるため、手が疲れにくいのはメリットです。

1. 持ち手がよく伸びるので手のひらの疲れはあまりこないと思う
   
2. 重さを感じなかった。ただ、持っていてやや斜めになってしまい、少しだけ不安定だった
3. ケース自体は重くはないし、持ち手は伸びる。ただ持ち手のついてる位置が端っこすぎて、持つと傾くのが気になる
   

コメントは一部抜粋

ボディやキャスターの強度がそれほど高くなく、耐久性の評価は伸び悩む結果に。ボディに使われているポリプロピレンは軽さが魅力である一方、耐久性はあまり高くありません。また、フロントオープンのポケットはファスナーが壊れても修理できないため、使用時はファスナーを完全に開くよう心がけましょう。

スーツケースの耐久性は価格に比例しやすく、今回の検証でも1万円以下の商品は総じて耐久性がいまひとつでした。本製品は2万円台と安くはありませんが、そのわりに耐久性は低め。頻繁に使用する場合には注意が必要です。

防水性の高さはまずまずの評価に。30秒間シャワーの水をかけたところ、少し水が溜まった程度でした。びしょびしょになることはなく、この程度であれば許容範囲といえます。

とはいえ、防水性が特別優れているわけではありません。画像を見てもわかる通り、半紙が明らかに濡れています。PCやタブレットなどの精密機械は、防水対策をしておきましょう。