MAIMO COLOR YOU Mサイズをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

収納性は、比較したなかではトップクラスの評価を獲得。開いて右手部分の収納には靴が箱ごと入るほどの深さがあり、長さ調整可能なクロスベルトが付属しています。収納が苦手な人でも使いやすいでしょう。

左手の小物ポケットは視認性の高いメッシュポケットがあり、マチに余裕があるため出し入れも良好でした。13インチPCやA4サイズの書類が入るサイズですが、薄い素材のため壊れやすいものを収納する際はカバーなどで対策をしてくださいね。

容量は61Lで、開閉方式は柔軟なファスナータイプ。小さなものならファスナーを少し開ければ隙間から出し入れができます。用意した5泊6日分の荷物ではまだまだ余裕があったため、きっちり詰めたい人は長旅での使用もおすすめですよ。

機能性は以下のとおりです。

1. 容量拡張機能｜×
2. フロントドア｜×
3. TSAロック｜〇
4. タイヤストッパー｜×

米国領土内を訪問するなら必須のTSAロックを搭載しています。ロックがダイヤルロック式のため、カギの保管に不安がある人にぴったりですよ。

容量拡張機能やタイヤストッパーといった機能は備えていませんが、比較した商品の多くもTSAロック以外は非搭載というものがほとんど。実際に使用していて不便に感じることは少ないでしょう。

操作性はいまひとつ。平坦な場所では動かしやすいものの、伸縮ハンドルが短くスロープが多い場所では使いづらく感じました。小さな溝に引っかかりやすく、スムーズさに欠けるのもネックです。

ダブルタイヤのキャスターが採用されており、タイヤの感触もよかっただけに滑らかに動かせないのが惜しい点でした。短時間の移動でも疲れを感じやすいため、長時間走行するシーンには不向きです。

今回の比較では、キャスターのタイプによる違いは見られなかったものの、荷物の重さを感じないほどスイスイ動かせた商品も。使用頻度が高い場合には、ほかの商品もチェックしてみるとよいでしょう。

走行音は平均60dBと、比較したなかではトップレベルの静かさでした。公式サイトによれば、従来のよりも走行音を20dBカットした最新静音素材を採用しているとのこと。謳い文句どおり、深夜や早朝でも走行しやすいですよ。

今回の比較では、70dBを超えるほど大きな音が聞こえたものもあったなか、時間帯を問わないのはうれしいポイント。時差が大きい国へ行く場合でも使いやすいですよ。

重量の実測値は約3.58kgと軽量でした。ソフトタイプに比べて本商品と同じハードタイプは重い傾向があり、比較した商品にも4～5kg台のものも多数あるなか、4kgを切っているのはうれしいポイントです・

ハードタイプにも2種類あり、防犯性の高さで選ぶなら重量感のあるフレーム、荷物の詰めやすさや重量バランスで選ぶなら本商品と同じファスナーがおすすめ。それぞれメリット・デメリットがあるので、目的に合わせて選びましょう。

実際に持ち上げたモニター6人のうち、「階段が上がりやすい」と答えたのは1人のみ。口コミで指摘されていたように持ち手が硬く、手への負担を感じたモニターがほとんどでした。

比較した商品には小柄な人でも楽に持ち上げられたものもあったなか、本体が大きく重さを感じやすいのがネック。とくに縦持ちにすると足に当たって負担を感じやすいため、横持ちにするのがおすすめです。

＜階段の上がりやすさについてのモニターコメント＞

1. 「手を入れる部分が少し狭く指に当たりやすい。足にも当たり、重たいと感じる」（女性・155cm）
2. 「持ち手が硬く手に食い込む」（女性・160cm）
3. 「持ち手の伸縮性が低く手の甲が本体に当たる。また縦だとかなり大きく、背の小さい人だと階段に頻繁に当たってしまうだろう」（男性・173cm）
4. 「大きいので腕を上げる必要があり、多少の重みは感じるがMサイズのわりには軽く感じる。本体は柔らかめの素材で、足に当たっても痛くない」（男性・177cm）

コメントは一部抜粋

耐久性は、ボディ部分に懸念が残りました。フロント部中央には溝がありますが、全体が平らで柔らかいため凹む可能性があります。角を保護するパーツもないため、衝撃に対する強度はあまり期待できません。

一方で、ボディ以外は堅牢な設計だと専門家から評価されました。キャスターは、多くのスーツケースに採用されている日本製のヒノモトタイヤ。根本も太くしっかりしています。キャスターは追加購入して自分で交換可能なため、長く愛用できますよ。

専門家からは「持ち手ががっちりしている」とのコメントもありました。底足はプラスチック製ですが、強度には問題ないでしょう。

防水性の評価は伸び悩みました。30秒間シャワーをかけ続けたところ内部に貼った半紙は半分以上濡れ、チャック側には大きく浸水の跡が残っています。旅行先の天候によっては、急な雨や水濡れを想定して防水カバーを用意しておくのがよさそうです。

防水性はスーツケースのタイプによる違いはあまりみられず、商品ごとに異なる結果に。比較したなかには、ほとんど水が入り込まなかったものもあったので、防水性の高さで選びたい人はほかの商品をチェックしましょう。