Stellantisジャパン Jeep アドベンチャー プラスを検証レビュー！B型ベビーカーの選び方も紹介

Stellantisジャパンの「Jeep アドベンチャー プラス」は、走行性は安定しているものの、バスケットが小さく荷物が入りにくいので、買い物には向きません。バスケットの開口部は高さが11cmしかなく、出し入れがしづらいのは惜しい点。また、折りたたみ時のサイズは縦に大きいうえ、自立もできず、置き場所を選びます。

走行性は安定しており、軽い力で小回りしたり段差を乗り越えたりできます。モニターからは「小回りよくスムーズに動かせたうえ、軽い力で持ち上げられた」とプラスの声が挙がりました。走行音が気になった人もいましたが、押し心地はおおむね良好といえるでしょう。

座面の高さは42.3cmと低めですが、子どもが成長すれば自分で乗りおりできます。ただし、簡単には折りたためず、ブレーキも2つあるので、操作に手間がかかるのは難点でした。

また、リクライニングは約133度から調節不可能なうえ、ダブルタイヤで赤ちゃんに振動が伝わりやすい点もネックです。シートはメッシュ仕様ではないため、夏場は熱がこもる可能性も。また、シートカバー・マットは穴に通すのみで外しやすいとはいえ、すべて手洗いなので手入れの手間がかかるのも難点でした。ベルトにカバー・パッドがなく清潔を保ちにくいので、こまめに手入れしたい人には向かないでしょう。

見た目や押し心地を重視したい人は候補に入りますが、子どもの快適性はいまひとつのため、長時間子どもを乗せる場合は別の商品も検討してください。