ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 ACK55Xをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、集じん力の検証です。

幅1.1×奥行1.1×高さ1.3mのアクリルボックス内で線香を焚き、煙が充満したら線香を外に出します。その状態で各商品を稼働し、最も強いモードで1分後の空気の煙の量を確認。残った煙が少ないほど高評価としました。

次の検証は、脱臭力の検証です。

集じん力の検証と同様のアクリルボックス内で、複合臭が強いくさやを放置。ニオイをボックス内に充満させ、各商品を最も強いモードで稼働し、30秒おきににおい・かおり環境アドバイザーの石川英一さんに変化を確認していただきました。

次に、使い勝手のよさを検証しました。お手入れが必要な箇所やフィルター交換頻度、サイズなどをそれぞれ確認。お手入れの手間や交換頻度が少なく、サイズが小さいものを高評価としています。

すると、使い勝手の評価は伸び悩む結果に。集じんフィルターは10年間交換不要ですが、お手入れは11か所とかなり多めです。加湿機能がついているぶん、お手入れの工程が多く手間に感じるでしょう。

本体サイズも幅27.0×奥行27.0×高さ70.0cmと大きめ。比較した商品にはゴミ箱サイズの商品もあったなか、ウォーターサーバーと変わらないほど高さがあります。一人暮らしの部屋では圧迫感を感じそうです。

続いて、静音性の検証です。騒音計を稼働中の各商品に近付け、弱・中・強モードそれぞれの音を測ります。騒音計の数値が低く静かなものほど高評価としました。

測定した結果、静音性には優れているという評価に。全モード比較した商品の平均値を下回りました。詳しい測定結果は以下のとおりです。

＜検証結果＞

• 弱モード：31.9dB／平均値36dB
• 中モード：37.6dB／平均値44.6dB
• 強モード：46.3dB／平均値56dB

すべて執筆時点の平均値です。

環境省によると、弱モードはホテル内・強モードでも美術館内と同程度の騒音とのこと。「自動運転モードだとうるさい」との口コミがありましたが、静かな時間帯にセンサーが検知して風量が上がっても、不快には感じにくいでしょう。寝室で使いたい人にもぴったりです。

最後は、機能性の検証です。幅1.1×奥行1.1×高さ1.3mのアクリルボックス内で、異物として感知しやすい制汗剤スプレーを5秒間噴射します。その後空気清浄機をオートモードで稼働し、センサーが反応するまでの時間を計測、早いものほど高評価としました。さらに、加湿モードがあれば加点しています。

検証すると、センサーはわずか8秒で反応。比較した商品には反応に30秒かかったものもあったなか、評判どおりの感度のよさでした。メーカーこだわりのトリプル検知センサーが功を奏したといえるでしょう。空気清浄だけでなく加湿もでき、家に何台も家電製品を置きたくない人にもぴったりです。