今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のシャークやアイライフなどのハンディクリーナーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ハンディクリーナー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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目次
REDHill ハンディクリーナーは、吸引力が高いリーズナブルな商品を探している人におすすめです。4,000円台(※執筆時点)とリーズナブルながら、高い吸引力を発揮しました。さまざまな条件で吸引力を検証しましたが、とくにフローリングや革素材・クッションのゴミを強力に吸引。
比較した商品には革や布素材に吸い口が貼りついて吸いにくいものもあったのに対し、貼り付きもなく、2~4往復と少ない往復で完了しました。比較した多くの商品が苦手とした、毛足の長いカーペットの掃除もそこそこ得意です。6~7回も往復させれば、お菓子のクズや長い髪の毛まで吸い取れます。隙間ノズルでのサッシの掃除も、青砂が少し残った程度でした。
使いやすさもまずまず。重量は約780gと超軽量と謳うほどは軽くはないものの、テーブルのように平面を掃除するには負担のない重さでした。連続稼働時間も約22分とまずまず長く、稼働音も74dBと、特別うるさくはありません。ゴミ捨てはダストカップ取り出し、フィルターを抜いて廃棄と2工程で完了。ワンタッチというわけにはいきませんでしたが、価格を考えれば十分です。
しかし、残念だったのは吸引角度。約80度あり、垂直に近い状態で掃除しなければならないのはネック。また「思ったより大きく使いにくい」との口コミどおり、本体がぼってりと丸い形状のため、家具の間などの隙間にも入り込めない場合があります。
とはいえ何よりの魅力は、値段の安さ。比較した商品には1~2万円のものも複数あったなか、ECサイトで4,000円台(※執筆時点)とリーズナブル。お手頃なサブ掃除機がほしい人にはぴったりです。1万円台まで予算アップできる人は、よりゴミの吸い逃しが少なく操作性もよかった、上位商品を検討してみてください。
今回ご紹介するREDHill ハンディクリーナーは、従来モデルより1000Paパワーアップし、6000Paの強力な吸引力を売りとしている商品です。乾湿両方のゴミに対応し、少量であれば水分を含んだゴミも吸引できます。2021年10月のリニューアルで新たにLEDライトが搭載され、車内など暗い場所のゴミもはっきり目で見てキャッチできますよ。
充電時間は3時間ほどで、フル充電で約22分間使用可能です。電池残量は3段階で表示され、充電のタイミングがひと目でわかります。置くだけで充電できる専用スタンドが付属し、ケーブルを抜き差しする手間もかかりません。使わないときは、部屋のすみ・棚の上などにすっきり立てておけます。
本体サイズは全長37×幅11cm。重量は0.78kgで、超軽量と謳っています。ぽってりとした丸みのあるデザインが特徴で、カラーはガンメタブラック・ホワイトの2色展開です。
アタッチメントは3種類付属します。つけ変えれば、デスク周辺・家具の隙間・エアコン・水回りなど、あらゆる場所の掃除に活用できますよ。付属の収納バッグは持ち手つきで、車内へ持って行くのも楽ちんです。
<付属品>
異なる素材の上にゴミを散布し、1往復で目視して気にならない状態まで吸引できるかどうか、また完全に吸い切るまでの往復回数をカウント。検証に使った素材は、床・毛足の短いカーペット・毛足の長いカーペット・クッション素材・革・窓のサッシの6種類です。
革素材に乗せたゴミも4往復で取り切れました。比較した商品には吸い口が布面に貼りつくものもあったのに対し、操作しやすいのが利点です。ただし、そのぶん強力に吸引ができなかったため、手早く掃除したい人には物足りなさを感じるかもしれません。
吸い口が丸く、ゴミにアプローチしやすいのは大きな魅力。「髪の毛が吸いきれない」との口コミに反し、髪の毛・お菓子のクズもキャッチでき、苦手なゴミはありませんでした。
カーペットの掃除もおおむね良好です。お菓子のクズのような細かなゴミは苦手ですが、毛足の長さに関わらず6~7往復もすればきれいになります。比較した大半の商品が苦手とした毛足の長いカーペットでも、ゴミを吸えていました。
吸い口が貼りつかないぶん、滑らかに動かせるのがうれしいポイント。上位商品のように2往復という早さでは終えられなかったものの、低価格なハンディクリーナーとしては健闘しました。強力吸引という謳い文句にも頷けます。
窓のサッシのゴミも、細かい青砂以外は吸い取りました。隙間ノズルが細すぎて完全には吸いきれなかったものの、ある程度はきれいになるでしょう。ただし、「思ったより大きく使いにくい」との口コミどおり、隙間掃除に使うにはやや本体が大きめです。
重量は、ハンディクリーナーに隙間ノズルをつけた状態で計測しました。疲れを感じにくく、どこへでも手軽に持ち運べる軽さかどうかをチェックしています。
また静音性については、1m離れたところで標準モード(あるいは最も弱いモード)の稼動音を計測。子どものお昼寝中や夜の掃除を想定し、どんなシーンでも気になったときに使える静かさかどうかを検証しました。
稼働音は74dBと、ハンディクリーナーとして静かです。環境省のデータによると地下鉄の車内に相当する騒音レベルですが、比較した商品の平均も約75.45dB(※執筆時点)と同程度。「音が大きい」と口コミにあったように、ハンディクリーナーは総じて音が大きい傾向がありました。
とはいえ、上位商品は高い吸引力を持ちながら70dB程度に抑えられているものも。赤ちゃんがいる・夜間の掃除がメインといった場合には、より静音性に優れた商品を選ぶとよいでしょう。
充電スタンドの有無・連続使用時間・吸い口の幅・ワンタッチでゴミ捨てができるかなどをチェックしました。
ゴミ捨ては、ダストボタンを押してカップを取り外し、フィルターを抜いて廃棄する2アクション。ボタンを押すだけでゴミを捨てられた上位商品ほどではないものの、それほど手間はかかりません。ただし、ホコリのついたフィルターに触れる必要がある点は留意しておきましょう。
吸引角度は床に対して80度。比較した商品のなかでは最も角度が大きく、垂直近くまで立てた状態で動かします。吸い口が広く床・車のシートには密着させやすいものの、高さのある机や棚などの上では使いにくいかもしれません。デスク周り・棚の上をすみずみまで掃除したいときは、ロングノズルを活用してみてください。
ハンディクリーナーは、お手入れのしやすさも重要なポイント。清潔に保つためのお手入れブラシがあるか・水洗いはできるか・集じん容量は大きいかをチェックしました。
集じん容量も0.24Lと十分です。比較したところ0.07L以上あれば、お手入れが楽になる傾向がありました。軽量なモデルほど集じん容量が小さくなりますが、本商品は重量も840gと重すぎません。日常的に使う場合でも重さが負担になりにくく、お手入れの手間も減らせるでしょう。
フローリングワイパー・粘着クリーナーで掃除しにくい畳こそ、ハンディクリーナーの出番です。お菓子の食べカスや髪の毛が残っているとダニのエサになるため、こまめに掃除しましょう。
畳に潜むダニを退治するなら、時間帯は夜がおすすめです。ダニは夜行性のため、暗くなるとエサを探して畳の表面に出てきます。その性質を利用すれば、出てきたダニをホコリと一緒に吸引できますよ。
夜の掃除が難しい場合は日中にカーテンを閉め、1~2時間経過したところで掃除機をかけてみてください。夜と勘違いして出てきたダニを吸い取れるでしょう。吸い口を垂直に当て、畳の目に沿ってゆっくりと動かすのがコツです。中に入り込んだ小さなゴミも逃さず、畳の傷みも予防できますよ。
最後に、狭いところのゴミもスムーズに掃除ができる商品をご紹介します。
SharkのEVOPOWER W35は、迷ったらまず検討したい商品です。実際に使うと、カーペットに絡んだお菓子のクズや髪の毛も強力に吸い取りました。本体幅が5.4cmとスリムで片手で持ちやすいうえ、狭い場所のゴミにもアプローチできるのが大きな魅力。パワーを重視したい人は要チェックですよ。
アイライフのM50は、低価格ながらバッテリー持ちがよい商品。連続32分使えるため、コンセントがない場所でも困らないでしょう。細かなゴミは苦手ですが、目視できるほどの大きさであれば吸引力も十分です。USB端子・充電スタンドの2通りの充電方法があり、車内の清掃用にも使いやすいですよ。
総重量 | 0.66kg |
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標準モードの連続使用時間(公称値) | 約24分(バッテリー2個使用時) |
良い
気になる
集じん方式 | 紙パックレス式 |
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ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
付属品 | リチウムイオンバッテリー×2、充電ドック、マルチノズル、隙間用ノズル、布団用ノズル |
本体幅(公称値) | 5.35cm |
本体奥行(公称値) | 6.096cm |
本体高さ(公称値) | 41.91cm |
Shark EVOPOWER W35 WV280Jをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
電源コードあり | |
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タイプ | ハンディ |
コードレス対応 | |
総重量 | 0.67kg |
集じん方式 | サイクロン式 |
ヘッドノズルの幅 | 4.6cm |
操作方法 | ボタン |
ゴミを吸うときのヘッド角度 | 不明 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 標準:32分/パワフル:16分 |
ゴミを吸うときのヘッド角度. | |
持ち手あり | |
連続使用時間(実測値) | 不明 |
ヘッド種類 | 不明 |
充電時間(公称値) | 約2時間 |
充電時間(実測値) | 不明 |
騒音値(公称値) | 不明 |
騒音値(実測値) | 69.0dB |
標準モードの運転音 | 69.0dB |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 不明 |
集じん容積 | 0.13L |
集じん容積(実測値) | 不明 |
消費電力 | 不明 |
吸込仕事率 | 不明 |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | 不明 |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
本体だけで自立可能 | |
付属品 | 充電ドック、ACアダプター、2-in-1ノズル、ソファヘッド、Type-Cケーブル、日本語取扱説明書兼保証書 |
本体重量 | 0.65kg |
本体幅(公称値) | 7.3cm |
本体奥行(公称値) | 7.8cm |
本体高さ(公称値) | 44.3cm |
本体幅(実測値) | 7.2cm |
本体奥行(実測値) | 7.6cm |
本体高さ(実測値) | 44.2cm |
スタンドの幅(実測値) | 8cm |
スタンドの奥行(実測値) | 20.4cm |
スタンドの高さ(実測値) | 24.1cm |
ILIFE EASINE M50をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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