アイリスオーヤマ 強力コンパクトサーキュレーター 上下左右首振りタイプ PCF-SC15Tの口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

価格が安く、購入しやすいのは魅力です。比較した商品内ではECサイトでの販売価格が10,000円を超えるものが多かったなか、公式通販サイトでの販売価格は7,380円と手頃でした（※2025年1月時点）。

予算を抑えたい人やはじめてサーキュレーターを購入する人に向いています。

運転音も抑えられています。実際に本体から1m離れた場所で運転音を計測したところ、口コミどおり最も強いターボモードは50.70dBとやや大きめでしたが、弱モード（風量1段階目）は25.20dB・中モード（風量2段階目）は30.10dBと比較した全商品のなかでも静かでした（※2025年1月時点）。

検証では、弱モードの音量が30dB未満だとほぼうるさく感じない傾向があったことをふまえると、就寝中でも使いやすいといえます。寝室に設置したい人におすすめです。

機能が豊富で使い勝手も良好でした。風量は5段階+リズムに調節できるほか、切タイマーは1・2・4時間の3段階に設定が可能です。左右90度・上下72度の範囲で動く自動首振り機能も搭載されています。

本体の操作パネルは各ボタンに使用状況を表示するLEDランプがついており、ひと目で設定内容の確認ができました。前回使用時の風量・モード・首振り機能の設定内容を記録するメモリー機能も内蔵されているため、使うたびに細かく設定する手間はかかりません。

リモコンが付属しており、遠隔操作ができるのもよい点です。スマートリモコンやスマートスピーカーとも連携できるため、自宅への到着時間に合わせて起動させるなど便利な使い方ができます。

重量は約2kgと軽量。比較したほかの商品には5kg以上と重いものもありましたが、軽いため、手軽に部屋間を移動させられますよ。

据え置き型ながらコンパクトで設置場所にも困りません。比較した商品内には扇風機のように背が高いものや幅が30cmを超える大きなものもありましたが、本品は幅21×奥行21×高さ29cmと30cm四方のスペースに収まるサイズです。

電源コードも1.4mと長めなため、コンセントから離れた場所にも設置しやすいでしょう。設置スペースが限られる脱衣所にぴったりです。

風量を下げると自然な風が広がり、実際に使用したモニター13人全員が「風が心地よい」と評価しました。比較したほかの商品には弱モードでも風量が強く、体に冷えてしまうものもあったなか、弱〜中モードにあたる風量1・2段階目の風は柔らかでほんのりと涼しさを感じます。

モニターからは「まるでそよ風のような心地よさ」「自然の風を浴びているみたい」と好評だったため、扇風機のように風を直接浴びて涼むのもよいですよ。

＜風の心地よさについてのモニターコメント＞

1. 「弱モードでは風が柔らかく、まるでそよ風のような心地よさだった」（20代・男性・暑がり）
2. 「風量3段階目で使うと、オープンカーに乗っているような開放感があった」（30代・男性・寒がり）
3. 「風量2段階目で使用すると、自然の風を浴びているように心地よかった。就寝時にも使いやすい」（40代・男性・寒がり）
4. 「リズムモードでは、ずっと当たっていられるほど心地のよい自然な風を感じた」（20代・女性・暑がり）

コメントは一部抜粋

風速が弱く、空気の攪拌力は物足りません。検証では実際に強モード（風量4段階目）で運転し、本体から5m離れた場所に風速計を設置。75cm四方に区切った範囲内にある36か所の風速を測定したところ、合計風速は21m/sと比較した全商品の平均約30m/s（※2025年1月時点）を下回りました。

一戸建てのリビングなど広い空間では、部屋の隅まで風が届かない可能性があります。ワンルームや1Kといった狭い部屋向きといえるでしょう。

電気代が高めなのもネックです。実際に強モード（風量4段階目）で5時間使用したところ、1時間あたりの電気代は0.74円を記録。24時間使用したと想定すると、1日あたり17.86円でした。

比較したほかの商品には、1日あたり10円以下で使用できるものがあったことをふまえると、つけっぱなしにした場合には電気代がかさみます。

手入れにも手間がかかりました。前面ガードはツメを外すだけで取り外せますが、羽根・背面ガードの分解は不可です。

前面ガード・背面ガードの両方を取り外せた上位商品に比べると、内部に溜まったホコリの掃除は難しいといえます。本体を清潔に使い続けたい人には不向きです。