最大44畳をカバーできるサーキュレーター、ドン・キホーテ CF-DQ2404。口コミが少なく評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
空気の撹拌力
静音性の高さ
使いやすさ
電気代の安さ
お手入れのしやすさ
風の心地よさ
設置性の高さ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のサーキュレーターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。サーキュレーター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
ドン・キホーテ CF-DQ2404は、パワフルな風量とお手入れのしやすさが魅力のサーキュレーターです。5m離れた36カ所の地点で風速を計測したところ、合計値は37.6m/s(最大風量設定時)を記録。比較したなかには30m/s未満の商品もあったのに対し、本商品は15畳ほどの部屋でも使えるパワーがあります。パワフルながら風当たりはソフトで、モニターからも「包み込まれるような風が心地よい」と好評でした。
お手入れのしやすさも優秀です。前面・背面ガードともに工具不要で簡単に外せるうえ、羽根も4枚と少なめ。分解してすみずみまできれいに掃除できますよ。稼動音は強モード時で約52dBとやや大きいものの、中モード(風量6)までなら30dB前後と就寝時でも使えるほどの静かさでした。
リモコンつきで、離れた場所から操作できるのはうれしいポイント。前回使用時の風量を記憶するメモリー機能や、就寝時に光を弱くする減灯機能もあり、使い勝手も良好です。サイズ・重さともに特別コンパクトではありませんが、置き場所に困ることはないでしょう。
一方で、電気代は安いとはいえません。1日あたりの電気代は約16.4円と、比較したDCモーター搭載商品のなかでは高めです。1時間単位で設定できるオフタイマーを活用して、つけっぱなしにしないよう工夫しましょう。風量を調節する際、ボタンを連打しなければならない点も気になりました。
公式サイトによると、販売価格は9,878円(※2024年9月時点)。1万円以下でありながら基本性能が高く、コスパに優れた商品です。予算が限られている人には候補になるでしょう。ただし、省エネ性能や操作性を重視する人は、ほかの商品をチェックしてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
ドン・キホーテ CF-DQ2404は、DCモーター搭載のサーキュレーター。「ドンキ」の愛称でおなじみの総合ディスカウントストア、ドン・キホーテのオリジナル商品です。
風量は12段階で、「最大44畳をカバーできる」と謳う本商品。就寝時や赤ちゃんのいる部屋でも使いやすいよう、静かな微風モードも備えています。
1~8時間までのオフタイマーに加えて、設定のメモリー機能や減灯機能など便利な機能も搭載。羽根やガードは工具なしで分解可能で、洗いやすさにも配慮されています。
今回はドン・キホーテ CF-DQ2404を含む、人気のサーキュレーターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
空気の撹拌力
静音性の高さ
使いやすさ
電気代の安さ
お手入れのしやすさ
風の心地よさ
設置性の高さ
実際に使ってみてわかった、ドン・キホーテ CF-DQ2404のメリットは5つ。購入を検討している人は、ぜひチェックしてくださいね。
空気の撹拌力を検証するために、本体から5m離れた36カ所の風速を確認したところ、合計37.6m/s(最大風量設定時)を記録。15畳程度の部屋の空気をしっかりかき回せるパワーがあるといえます。比較したなかには風速の合計が30m/s未満と、狭い範囲にしか風が届かない商品もありました。
風あたりもソフトで、実際に試したモニターからは「ふんわりと包み込まれるような風」「ずっとあたっていても心地よい」と好評でした。比較したなかには風が直線的にぶつかってくるような商品もあったなか、本商品は柔らかい風が魅力です。
<風の心地よさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
弱・中モードであれば、稼働音はさほど気になりません。詳細は以下のとおりです。
弱モード時は30dBを下回っており、就寝時もほとんど気にならないレベル。同じドン・キホーテのACターボサーキュレーター(型番:CF-DQ2405)は、弱モードで36.8dB、中モードで43.1dBだったので、本商品のほうがずっと静かです。
一方で、強モード時の稼働音は50dBを超えており、書店内と同じぐらいの騒音レベルに(参照:環境省)。静かな場所ではかなり気になるレベルなので、就寝時は弱〜中での運転がおすすめです。
リモコンつきで離れた場所からでも操作できるなど、使い勝手も悪くありません。機能の詳細は以下のとおりです。
風量は12段階と、比較した商品のなかでも細かく調節可能。首振り範囲も十分です。ただし、風量調節の際は本体・リモコンともにボタンを連打する必要があるので、ややわずらわしく感じました。
このほか、前回使用時の風量を記憶するメモリー機能や、就寝時に光を弱くできる減灯機能など、便利な機能も搭載。スマートリモコンにも対応しており、設定すればスマホからの操作も可能ですよ。
本体の操作ボタンはタッチパネル式。感度は良好ですが、押した感覚がないので苦手な人はいるかもしれません。また、記号のみで文字表記がないので、パッと見てわかりづらい印象でした。
付属のリモコンは物理ボタン式で、記号と文字の両方が書かれています。本体が操作しづらいと感じた人には、リモコンでの操作がおすすめですよ。
お手入れのしやすさは、比較した商品のなかでもトップクラス。前面ガード・背面ガード・羽根すべて分解でき、すみずみまで掃除しやすいですよ。
前後のガードは、どちらもスライドさせるだけで簡単に取り外し可能。比較したなかには、ツメやネジを外さないと取り外せない商品もありました。羽根も4枚と多くないので、簡単に掃除できるでしょう。
本体サイズは幅26×奥行27×高さ36cmで、重さは約2.7kg。比較したなかにはもっと軽くコンパクトな商品もありましたが、本商品も置き場所に困ることはないでしょう。
比較したなかには壁掛けができるタイプのサーキュレーターもありましたが、本商品は据え置きタイプです。床やテーブルの上などに置いて使いましょう。
ドン・キホーテ CF-DQ2404には1つ気になるポイントも。購入してから後悔しないために、デメリットも知っておきましょう。
唯一気になったのは電気代。1時間あたり約0.7円、1日あたり約16.4円と、比較したDCモーター搭載商品としては高めです。比較したなかには、1日あたり10円以下で済む商品もありました。
1時間単位で最大8時間まで設定できるオフタイマーがあるので、つけっぱなしにならないよう上手に活用しましょう。
ACモーターの商品よりは電気代を抑えられているものの、DCモーター搭載の商品のなかでは高めでした。
最後に、ドン・キホーテ CF-DQ2404のほかにもおすすめの商品をご紹介します。
アイリスオーヤマのサーキュレーターアイ PCF-SDC15T-ECは、よりパワフルなものがほしい人におすすめ。空気の撹拌力を検証では、合計40.7m/swの風速を記録。幅・奥行きは21cm、重さ1.3kgとコンパクトながら、見た目以上のパワーがあります。
操作パネルもぱっと見てわかりやすく、リモコンつきで使い勝手も良好。1日あたりの電気代は約11.9円と、電気代もそれほど気にならないでしょう。
弱・中モードは稼働音も静かで、就寝時でも使いやすいでしょう。風の当たる範囲は広くありませんが、一人暮らしやワンルームに住んでいる人にはぴったりのサーキュレーターです。
スリーアップのDCターボサーキュレーター CF-T2459WHは、心地よい風と電気代の安さが魅力。1日あたりの電気代は約4.5円と非常に安く、電気代を節約したい人にぴったりです。
空気の撹拌力を検証したところ、5m離れた場所の風速の合計は33.1m/sと、10畳程度の部屋なら、風が部屋の隅々まで行き届きます。風あたりもやわらかく、長時間あたっていても苦になりませんでした。
羽根やガードは取り外しがしやすく、羽根も3枚と少ないのでお手入れも楽ちん。1万円以下と安価なうえ、ランニングコストにも優れています。サーキュレーター選びで迷っている人には、ぜひ候補に入れてほしい1台です。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。