日立 かるパック CV-KV70Jをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
軽量でパワーも十分と人気の、日立 かるパック CV-KV70J。「吸引力が高い」といった高評価な口コミがある一方で、「じゅうたんに吸い付いて動かしにくい」「音が大きい」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、日立 かるパック CV-KV70Jを含むキャニスター掃除機全31商品を実際に使って、吸引力の高さ・操作性のよさ・ゴミ捨ての楽さ・静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
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【総評】よく曲がるヘッドと高い吸引力で、隅々まで掃除できる。回転ブラシを丸洗いできるのも魅力
日立のかるパックCV-KV70Jは、吸引力が高く小回りが利くものをお探しの人や、掃除機を清潔に保ちたい人におすすめです。回転ブラシはワンタッチで簡単に取り外せるうえ、水洗いが可能。絡みついた髪の毛やペットの毛を除去しやすく、清潔な状態をキープして使い続けられるのが魅力です。
吸引力も優秀で、1往復しただけでフローリングからカーペットまでおおむねきれいになりました。畳とフローリングは若干のざらつきがあったものの、カーペットでは小麦粉の白さが気にならないほどのパワーを発揮。少し貼り付きはありますが、普段の掃除には十分な性能といえます。
ヘッドを左右に動かしやすく、水平近くまで倒れるのもメリット。家具の間やソファの下でもヘッドが浮かず、快適に動かせました。本体は軽くて持ち上げやすいため、階段の掃除も負担になりにくいでしょう。
価格は執筆時点で税込21,780円（公式サイト参照）と、ほかの商品と比べてもそこまで高くない値段です。掃除からお手入れまで楽に済ませられ、目立つ欠点もありません。普段使いしやすい1台をお探しなら、ぜひ候補に入れてみてください。
日立 かるパック CV-KV70Jとは
今回ご紹介する日立のかるパックCV-KV70Jは、2022年2月に発売された紙パック式のキャニスター掃除機。
パワフルエアーヘッドと高性能ファンモーターを搭載し、じゅうたんのゴミまでかき上げると謳われています。軽量かつコンパクトな構造で、持ち運びしやすいのも魅力ですよ。
手元の操作でヘッドが左右90度曲がる、クルッとヘッドも注目ポイント。左右からもゴミを吸引できるので、部屋の隅や壁ぎわの掃除にも便利です。
ヘッドが浮かないペタリンコ構造により、高さ8cmの隙間に掃除機を入れられるのも利点ですよ。ソファ下などの掃除しにくい場所にも重宝します。
パイプの長さを調節できるワンタッチズームパイプや、ホースの接続部分が回転する本体ねじれんホースも採用しています。高い場所の掃除や小回りを利かせたいシーンでも、スムーズに使えるでしょう。
またヘッドブラシは、簡単に取り外せるうえ水洗いが可能。気軽にお手入れできるので、衛生面が気になる人にもぴったりです。
そのほかの基本的なスペックは次のとおりです。約23cmのスリムな横幅と本体の幅広ハンドルで、取り回しのよさが期待できますよ。
＜基本スペック＞
- サイズ：長さ35.1×幅23.6×高さ20.2cm
- 本体重量：2.7kg
- 重量：4.1kg（本体・ホース・パイプ・ヘッドの合計）
- 吸込仕事率：600～約100W
- コードの長さ：5m
- 付属品：すき間用吸口・パックフィルターGP-110F×1
- カラー：ホワイト
また今回の検証では、同じ日立から以下の商品もピックアップしています。
- かるパックCV-KP900J：自走式パワーブラシを搭載した紙パック式
- パワーブーストサイクロン CV-SE300：ヘッド部分にLEDライトを搭載したサイクロン式
より詳しい情報を知りたい人は、公式サイトものぞいてみてくださいね。
画像はかるパックCV-KP900J
実際に使ってみてわかった日立 かるパック CV-KV70Jの本当の実力！
今回は、日立 かるパック CV-KV70Jを含むキャニスター掃除機全31商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①：吸引力の高さ
検証②：操作性のよさ
検証③：ゴミ捨ての楽さ
検証④：静かさ
検証① 吸引力の高さ
まずは、吸引力の高さを検証します。
マット・フローリング・畳の3種類の床に以下のゴミを置き、吸引力を最大にして掃除機を1往復させました。ゴミがどれだけ取れたかを確認して評価しています。
＜使用したゴミの内容＞
- 小麦粉
- 砂
- 髪の毛
- お菓子のクズ
- 埃（毛糸を短く切ったもの）
どの床材もほぼすべてのゴミを吸い取れた。ペットを飼っている人にもおすすめ
実際に使ってみると床材問わずおおむねきれいに仕上がり、吸引力は良好です。
フローリングは若干ざらつきが見られたものの、目に見えるゴミはしっかりキャッチできています。
ゴミが残りがちなカーペットでも、高い性能を発揮。小麦粉の白さが気にならないほど、パワフルに吸引できました。
どの床材も1往復だけでほとんどのゴミが取れており、普段使いには十分なレベル。髪の毛もしっかり吸引できるので、ペットを飼っている人にも重宝するでしょう。
検証② 操作性のよさ
次は、操作性のよさを検証します。
以下4つの箇所で掃除機を使用し、取り回しのよさや本体の追従性などを評価しました。
＜使用箇所＞
- ソファの下
- イスの下
- 床
- 階段
本体が軽くヘッドも左右によく曲がる。狭い隙間や階段の掃除もラクラク
ヘッドの可動域が広く、操作性も上々です。
水平近くまで倒れるため、ソファ下でも動かしやすい点が好印象でした。左右に振りやすく、見えにくい隙間の奥にも届きます。
本体の追従性については、自走式ではないものの安定感があった点が高評価。カーペットでは少し張り付きがみられましたが、フローリングでは負担なく掃除できるでしょう。
検証③ ゴミ捨ての楽さ
続いて、ゴミ捨ての楽さの検証です。
掃除機のゴミを実際に処理してみて、ゴミが捨てやすいか・手入れがしやすいかに注目して評価を行いました。
＜チェック箇所＞
- ゴミ捨ての工数が少ないか
- ヘッドが分解しやすいか
紙パックの着脱は簡単。回転ブラシは外して水洗いOK
手入れ面は、ほかの商品と比べても比較的優秀です。
ゴミ捨て方法は、フタを開けて押さえをずらし紙パックを引くだけとシンプル。サイクロン式と違い、ゴミに触れずに捨てられるのも利点です。
またヘッドの分解も可能で、回転ブラシはレバーを開いて簡単に外せます。絡まったゴミを取り除きやすくきれいに水洗いできるので、清潔さを保ちながら使えますよ。
検証④ 静かさ
最後は、静かさを検証します。
最大モードの状態の稼働音を1m離れた場所から測定し、比較評価を行いました。なお、騒音計にはTASI TA8000 SERIESを使用しています。
稼働音はやや大きめ。周囲への配慮が必要
検証の結果、1m離れた場所での稼働音は86.5dB。全体平均の約85dBと大差はないものの、静かとはいえない大きさです。
80～90dBはゲームセンター内ほどのうるささといわれています。集合住宅にお住まいの人は、早朝や夜間の使用は控えるのがよいでしょう。
日立 かるパック CV-KV70Jの価格比較
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より高い吸引力にこだわりたい人は、こちらもチェック
最後にほかの魅力的な商品もご紹介します。
パワフルな除去性能を重視するなら、三菱電機のBe-K TC-FD2Bがおすすめです。検証では、すべての床材でゴミを強力に吸引。フローリングや畳にはざらつきすら残さず、カーペットの奥に入り込んだ小さなクズまできれいに取れました。小回りの利きも優秀で、イスの間やソファ下もスイスイ動かせますよ。
東芝のVC-PJ9も、トップレベルの吸引力を発揮したアイテム。カーペットには小麦粉の白さすら残さず、ゴミが散らかりやすい子育て家庭でも活躍するでしょう。取り回しもよく、狭い隙間にもしっかりヘッドを当てられます。シール弁付き紙パックで、ほこりが漏れにくいのもよい点です。
三菱電機Be-K ｜ TC-FD2B
| カラー | プレミアムゴールド |
|---|---|
| タイプ | キャニスター |
| 電源コード | |
| コードレス対応 | |
| 総重量 | 3.8kg |
| 集じん方式 | 紙パック式 |
| 紙パック1枚あたりの価格（目安） | 不明 |
| 操作方法 | ボタン |
| 標準モードの連続使用時間（公称値） | |
| ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
| 充電時間（公称値） | |
| 騒音値（公称値） | 58～65dB |
| 騒音値（実測値） | 65～約58dB |
| 標準モードの運転音 | 不明 |
| 最強モードの運転音 | 不明 |
| コードの長さ | 5m |
| 集じん容積 | 1.5L |
| 消費電力 | 1,000～約300W |
| 吸込仕事率 | 500～約100W |
| ダストステーション付き | |
| 充電スタンド付き | |
| HEPAフィルター付き | |
| ダストケース丸洗い可能 | |
| フィルター丸洗い可能 | |
| ヘッドライト付き | |
| 水拭き対応 | |
| ゴミセンサー付き | |
| 静音モード搭載 | |
| 節電モード搭載 | |
| 10cmの隙間に差し込める | |
| 付属品 | 2WAYロングノズル、紙パック（MP-9） |
| 本体重量 | 2.4kg |
| 本体幅（公称値） | 21cm |
| 本体奥行（公称値） | 32.3cm |
| 本体高さ（公称値） | 21cm |
三菱電機 紙パック式掃除機 Be-K TC-FD2Bをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
| カラー | グランレッド |
|---|---|
| タイプ | キャニスター |
| 電源コード | |
| 集じん方式 | 紙パック式 |
| 標準モードの連続使用時間（公称値） | 不明 |
| ヘッド種類 | モーター式カーボンヘッド |
| 充電時間（公称値） | 不明 |
| 騒音値（実測値） | 65dB～約61dB |
| コードの長さ | 5m |
| 集じん容積 | 1.2L |
| 消費電力 | 870W～約120W |
| 吸込仕事率 | 350W～約20W |
| ダストケース丸洗い可能 | |
| フィルター丸洗い可能 | |
| ゴミセンサー付き | |
| 付属品 | すき間ノズル、シール弁付トリプル紙パック（VPF-5） |
| 本体重量 | 3.7kg |
| 本体幅（公称値） | 194mm |
| 本体奥行（公称値） | 323mm |
| 本体高さ（公称値） | 210mm |
東芝 紙パック式クリーナー VC-PJ9をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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