ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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目次
東芝のトルネオV VC-SG930Xは、吸引性能に優れたサイクロン式をお探しの人におすすめです。実際にフローリングで使ってみると、わずか1往復で吸い取りにくい小麦粉まですべて除去。畳やカーペットもきれいに仕上がり、サイクロン式商品のなかではトップクラスの掃除性能を発揮しました。
操作性も非常によく、自走式の「ラクトルパワーヘッド」によりヘッドがグングン前進。可動域が広く小回りも利くため、椅子やテーブル周りの操作もスムーズです。水平にしてもヘッドが浮かないので、ソファ下のゴミも逃しません。本体重量が2.3kgと軽く、階段も楽に掃除できました。
お手入れ面では、ヘッドを工具なしで分解できるのが利点。ダストカップ・回転ブラシは水洗いに対応し、清潔に使い続けられますよ。ただし、ゴミ捨て時にホコリが舞うのは気になるところ。運転音も82.8dBと全体平均より小さめですが、静かとはいえないため使う時間帯には注意が必要です。
価格は執筆時点で75,000円ほどで販売されています。今回検証した商品のなかではかなり高額ですが、吸引力や操作性は上位商品に匹敵し、ゴミ検知センサーなど機能も豊富。とはいえ価格や手入れの楽さにこだわりたい…という人は、ほかの商品も検討してみてください。
フィルターレス構造で高い吸引力が持続すると謳われている、TOSHIBA トルネオV VC-SG930X。ここからは改めて、魅力や実際の使用感などを詳しく解説していきます。
豊富なラインナップで掃除機を展開する、東芝。今回ご紹介する2022年6月発売のVC-SG930Xは、高い吸引力が売りの「トルネオV」シリーズの高級モデルです。
フィルターをなくしたフィルターレス設計により、目詰まりが起こりにくく吸引力が持続するのが特徴。自走式でスイスイ進む「ラクトルパワーヘッド」や、ゴミの有無を検知して知らせる「ゴミ残しまセンサー」など、高級機らしい便利な機能が満載ですよ。
集じん方式にはサイクロン式を採用しています。目詰まりしやすいプリーツフィルターをなくすことで、パワフルな吸引力を生み出し持続力も向上。サイクロン部では3つの高速気流により、花粉などの細かな粒子を99.9%分離できると謳われています。
ヘッドには、自走式の「ラクトルパワーヘッド」を搭載。吸い込み口が広いうえ、床の菌を除去する効果も期待できますよ。フッ素加工ブラシ・Agブラシ・ちり落としプレートにより、回転ブラシへのゴミの付着を防止できるのも利点です。
ハンドル部分には、ラウンド形状の「らくわざフリーグリップ」を導入。好きな位置で快適に握れるよう設計されており、手元でヘッドを自由に動かせます。抗菌加工が施されているのもうれしいポイントです。
アタッチメントが充実しているのも魅力のひとつ。伸縮ロングノズルを使えば、手の届きにくい場所も楽に掃除することが可能です。電動ふとんブラシは、ふとんのダニの死がいやフン・ホコリを除去できますよ。
本体サイズは幅18×高さ27.6×奥行30cm。幅と奥行は今回検証したキャニスター掃除機のなかでも小さめです。重さは本体のみで2.3kg、ヘッドやホースを加えても3.7kgとかなり軽量なので、持ち運びもしやすいでしょう。
カラーはグランレッド・サテンゴールドの2種類から選べます。どちらも高級感とかわいらしさを兼ね備えた、おしゃれなデザインですよ。
今回は、TOSHIBA トルネオV VC-SG930Xを含むキャニスター掃除機全35商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、吸引力の高さの検証です。マット・フローリング・畳の3つの床材に5種類のゴミをまいて、最強モードで1往復したときのゴミの取れ具合を確認しました。
結果、床材を問わずパワフルな吸引力を発揮し、全商品のなかでも高評価を獲得。フローリングでは、吸い取りにくい小麦粉も1往復でしっかり除去できています。カーペットや畳もほとんどのゴミを吸い取れており、メーカーが謳う高い掃除性能を確認できました。
フローリングはとくに優秀で、わずか1往復ですべてのゴミをきれいに吸い取れました。ほかの商品のなかには小麦粉や砂のざらつきが残るものがありましたが、そのようなことはなく、隅々まですっきり仕上がっています。
畳もほとんどのゴミをスッキリ吸引。上の画像からもわかるとおり、若干の小麦粉が残ったのは惜しい点ですが、数往復すればきれいに仕上がるでしょう。
カーペットは、スナック菓子のカスがわずかに残ってしまいました。小麦粉の白さもうっすら感じられ、すっきりとまではいかない結果です。とはいえ奥に入り込んだ細かな青砂は除去できており、畳と同様2~3往復すればしっかり吸い取れるでしょう。
次に、操作性のよさを検証します。
ソファの下・イスの下・床・階段の4か所を実際に掃除し、本体の追従性や取り回しのよさをチェックしました。
操作性も優秀です。ヘッドにはローラー付きの自走式パワーブラシが採用され、軽いかけ心地が好評。ヘッドのサイズは大きめですが、可動域が広く小回りが利いてスイスイ動かせたのもよいところです。
ゴミの有無を検知してランプで知らせる「ゴミ残しまセンサー」も搭載しており、家具の下にある見えないゴミも効率よく吸い取れますよ。
テレビ台とソファの下は、ヘッドを水平にしても浮くことがなく、スムーズに操作できました。ヘッドライトがついているので、見えにくい奥もきれいに掃除できます。
ヘッドは大きめですが、可動域が広く小回りが利くため、机や椅子周りも思いどおりに操作できました。細かく動かしてもヘッドが浮くことはなく、ゴミの取り残しがなかったのも好印象です。
段差がある場所でも楽に使えました。本体重量は約2.3kgと軽いため、本体を左手で持ちながら掃除しても負担を感じにくいのがメリット。階段の角など細かな部分までアプローチできますよ。
ほかの商品のなかには、本体もしくはヘッドのどちらかの重さが気になったものがあったことを考えると、本機は軽さ重視の人にもおすすめといえます。
続いて、最大モードで稼働させたときの運転音の大きさもチェックしました。結果、騒音値は全体平均を下回る82.8dBを記録し、静音性の評価は良好です。
<参考データ(執筆時点)>
ゴミ捨てについては、ホコリが周囲に舞ってしまったのがネック。ダストカップにはホコリの舞い上がりを抑える帯電防止加工が施されていますが、完全には防げていない印象でした。
一方、お手入れが簡単だったのは利点です。ヘッドは工具なしで手で分解することが可能。ダストカップ・回転ブラシともに水洗いに対応しているので、本体を清潔に保てますよ。
集じん容量は0.2Lと、検証したなかでもかなり少なめ。ゴミを約1/7に圧縮する「トルネードプレス」機能を搭載しているため、数値より多く吸引できますが、紙パック式と比べるとゴミ捨ての回数が多いのが難点です。
ただ、ランニングコストがかからず経済的なのはメリット。ゴミ捨ての手間が気にならないのであれば、サイクロン式が便利でしょう。
三菱電機のTC-FD2Bは、床の種類を問わず隅々まできれいに仕上がる1台です。吸引力の検証では、たった1往復でカーペットの奥のゴミまですっきり除去。操作性も段違いによいと好評でした。集じん容量1.5Lの紙パック式で、ゴミ捨ての頻度が少なく済むのも魅力ですよ。
サイクロン式をお探しなら、パナソニックのMC-SR39Kもおすすめです。自走式ヘッドでかけ心地が軽く、どの床材のゴミも強力に吸い取れました。特殊なヘッド構造により、髪の毛がほとんど絡まないのもメリット。ゴミ捨てはダストケースのボタンを押すだけなので、手間もそれほど感じません。
カラー | プレミアムゴールド |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
コードレス対応 | |
総重量 | 3.8kg |
集じん方式 | 紙パック式 |
紙パック1枚あたりの価格(目安) | 不明 |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | |
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | |
騒音値(公称値) | 58~65dB |
騒音値(実測値) | 65~約58dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.5L |
消費電力 | 1,000~約300W |
吸込仕事率 | 500~約100W |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | |
付属品 | 2WAYロングノズル、紙パック(MP-9) |
本体重量 | 2.4kg |
本体幅(公称値) | 21cm |
本体奥行(公称値) | 32.3cm |
本体高さ(公称値) | 21cm |
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カラー | ブラウン |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
コードレス対応 | 不明 |
総重量 | 不明 |
集じん方式 | サイクロン式フィルターレス |
紙パック1枚あたりの価格(目安) | 不明 |
操作方法 | 不明 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
ヘッド種類 | 自走式パワーブラシ |
充電時間(公称値) | 不明 |
騒音値(公称値) | 不明 |
騒音値(実測値) | 約59〜62dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 0.25L |
消費電力 | 約250〜720W |
吸込仕事率 | 約60〜200W |
ダストステーション付き | 不明 |
充電スタンド付き | 不明 |
HEPAフィルター付き | 不明 |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | 不明 |
水拭き対応 | 不明 |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | 不明 |
節電モード搭載 | 不明 |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | ワンタッチ手元ブラシ、2WAYノズル |
本体重量 | 2.6kg |
本体幅(公称値) | 23.8cm |
本体奥行(公称値) | 32.7cm |
本体高さ(公称値) | 29cm |
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