16インチと大きめの描画面ながら薄型の洗練されたデザインがよいと評判の液タブ、Xencelabs ペンディスプレイ16 バンドル LPH1612U-A。「画面はきれいで視差も少ない」と高評価の口コミばかりがみられますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の液タブとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、液タブ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Xencelabs ペンディスプレイ16 バンドル LPH1612U-Aは、描画性能や機能性にこだわる人におすすめです。筆圧検知の精度は比較した商品内でもトップクラス(※2024年11月時点)で、実際に描くと100g単位の筆圧の細かな変化もしっかり表現できました。傾き検知の精度もよかったため、鉛筆を使用しているのに近い感覚で描けますよ。
描画面は枠部分とシームレスなうえにマットな質感で、描く際にはペン・手ともになめらかに滑らせられました。比較したほかの商品には引っかかりを感じるものもあったなか、使用したモニターからは「大きな絵も描くときも移動はスムーズ」と好評。強い力をかけると芯のブレを感じたものの、スラスラ描けるため快適にイラスト制作を楽しめます。
描画面は解像度が4K UHDと高く、拡大しなくとも細かい描写が可能です。色域もsRGBが99%・Adobe RGBが98%と広めで、理想に近い色を再現できるといえます。視差を抑える工夫も施されており、描きたい位置とペンのズレが発生しにくいでしょう。描画面は16インチと大きいうえに表示はきれいなため、背景画や漫画制作にも活躍します。
作業効率をアップさせる機能・付属品も豊富です。標準ペンには4個・スリムペンには3個のファンクションキーが搭載されており、よく使う操作を割り当てられます。好きな位置での操作を可能にする左手デバイスや2段階の画面スタンドがついているのも利点。替え芯も付属しており、別でアイテムを用意する手間はかかりません。
公式サイト・ECサイトでの販売価格は税込で20万円弱と比較した商品内ではやや高価(※2024年11月時点)ですが、筆圧・傾き検知精度の高さや4K有機ELの描画面など高性能であることをふまえると納得できます。イラストのクオリティや作業しやすさを重視する人は、この機会にぜひ購入を検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
デジタルイラストを描くのに欠かせない、液タブ。iPadでも描くことは可能ですが、よく使う操作を瞬時に行えるショートカットボタンなどの機能は特別備わっていません。液タブには描きやすさに特化した機能が豊富に搭載されているため、本格的な絵を描きたい人にはぜひ使ってほしいアイテムです。
今回ご紹介するペンディスプレイ16 バンドル LPH1612U-Aは、プロのクリエイター・デジタルアーティスト向けに液タブ・ペンタブなどのデジタルツールの製造・販売を行うXencelabs(センスラボ)が手がけています。
外出先でもイラスト制作を楽しめるよう、スリムかつ軽量に設計しているのが特徴。パソコンとは付属のUSB-C Altモード対応ケーブル1本で接続が可能です。専用のキャリングケースも付属しており、「ほとんどのバックパックに収まり、どこへでも持ち運べる」と謳っています。
描画面には、4K有機ELスクリーンを採用。より正確な色彩を再現するため、10億7,000万色の表示に対応しています。sRGB・Adobe RGBなどよく使われる5つの色域はプリセット登録されているので、細かな設定をしなくとも作業内容にあわせて選択できますよ。
描画面の表面に、眩しさを軽減し視認性を高めるスーパーAGエッチング加工を施しているのも魅力です。明るい環境でも見やすいよう、工夫がされています。
人気の液タブを比較検証したところ、Xencelabs ペンディスプレイ16 バンドル LPH1612U-Aには6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
筆圧検知の精度は、比較した全商品のなかでもトップクラスの高さです(※2024年11月時点)。筆圧レベルは8,192段階と細かく、実際に10〜15gの軽い負荷では薄い線・100g以降は負荷が増えるたびに線の色は濃くなりました。
細かな筆圧の強弱をしっかり出せるため、繊細なイラストを描けます。
傾き検知の精度もおおむね良好です。実際にペンを30度傾けると、引いた線は太く薄くなりました。角度が60度・90度では線に大きな差は出ませんでしたが、細く濃い色で描けています。
90度・60度でも線に違いを出せた上位商品ほど高精度とはいえないものの、アナログに近い感覚で使えるでしょう。
描き心地はよく、付属のペンではスラスラ描けました。比較したほかの商品には、描画面がザラザラしていてペンが引っかかるものもあったなか、実際に使用したモニター11人のうち9人が「ペンを滑らせやすい」と回答。滑りがよすぎて止めるときに少し苦戦したものの、作業に支障が出るほどではありません。
ペン先は斜めに描いたり強い力をかけたりすると芯のグラつきを感じましたが、モニターからは「おおむね安定している」と好評でした。
比較したほかの商品には手との摩擦感が気になるものもありましたが、手を大きく動かしたいときもスムーズに滑らせられます。作業中に触れても不快さは感じなかったため、快適にイラスト制作を楽しめるでしょう。
<手の滑りやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
解像度が4K UHDと高く、画面がきれいなのも魅力です。画面上を拡大しなくとも細部まで描けます。
色域のカバー率もsRGBが99%・Adobe RGBが98%と十分な広さでした。色の再現性が高いため、自分の思っていた色でイラスト制作ができるでしょう。
視差を抑える工夫もされています。ポイント調節機能を搭載しており、ペンのタッチ位置の微調整が可能です。
描画面は接着剤を使わずにガラスと液晶パネルをくっつける、光学密着を採用。ガラスと液晶パネルを圧着させて画面とペンの位置を近づけるフルラミネーション加工が施された上位商品に評価はおよびませんが、描きたい位置とペンのズレが発生しにくいでしょう。
光学密着には熱に強いという特徴もあるため、長時間作業をよくする人にも使いやすいですよ。
作業効率をアップさせる機能も備わっていました。好みの操作を割り当てられるファンクションキーは、付属の標準ペンに4個・スリムペンに3個を搭載。比較したほかの商品にはファンクションキーが1個と少ないものもあったなか、手元でさまざま操作を行えます。
本体にファンクションキーはないものの、左手デバイスが付属しているため、効率よく作業を進められますよ。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
付属品も豊富でした。描画面には2段階の画面スタンドがついており、自分好みの角度で使えます。替え芯は、通常芯が6本・フェルト芯4本と合計10本がセットに。基本的なアイテムがそろっているため、別で用意する手間を省けます。
Xencelabs ペンディスプレイ16 バンドル LPH1612U-Aにはたくさんのよい点がある反面、気になる点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
ECサイトでの販売価格は20万円弱とやや高めです(※2024年11月時点)。比較したほかの商品には、5万円と手頃な価格ながら筆圧検知・傾き検知の精度が高いものもありました。
高性能な液タブがほしい人は候補になりますが、とりあえず液タブを試したいなどはじめて使う人には手を出しにくいでしょう。
筆圧段階 | 8192 |
---|---|
ダイレクトボンディング加工(フルラミネーション加工) |
良い
気になる
解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
---|---|
色域 | sRGB:99%、Adobe RGB:98% |
本体のファンクションキー | 0個 |
ペンのファンクションキー | 4個(標準ペン)、3個(スリムペン) |
対応OS | Windows、Mac OS、Linux |
角度調整スタンドあり | |
幅 | 410.0mm |
奥行 | 259.4mm |
高さ | 12.0mm |
重量 | 1210g |
スマホ対応 | |
ペン立て付き | |
替え芯付き | |
付属品 | Mobile Easel、ペンケース、3ボタンペン+消しゴムv2、スリムペン+消しゴムv2、ワイヤレスレシーバー、スリムペンクリップ、3ボタンペンクリップ、クイッキーズ、ペン先(スタンダード×6本、フェルト×4本)、ペン先抽出器、ステッカー、クリーニングクロス、グローブ(M)、キャリングケース |
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ここでは、Xencelabs ペンディスプレイ16 バンドル LPH1612U-Aとは違う魅力を持った商品をご紹介します。購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね!
Artisul SP1603は、性能と価格のバランスがよいのが魅力です。ECサイトでの販売価格は税込で43,000〜52,000円台と手頃(※2024年11月時点)なため、はじめの1台としても手に取りやすいでしょう。
肝心の描き心地もよく、実際に使用したモニターからは「ペンの滑りがなめらか」「芯がグラつきにくく描きやすい」と好評でした。筆圧検知・傾き検知の精度も十分な高さで、思いどおりに描けます。
付属ペン・本体のそれぞれにファンクションキーを搭載しているのも強みです。ペン立て・画面スタンド・替え芯もセットに含まれているため、すぐに作業環境を整えられるでしょう。
P-PEN Artist Pro 19 Gen2は、描き心地のよさを重視する人におすすめです。描く際にペンの引っかかりは気にならず、紙に鉛筆で描いているような感覚でイラスト制作を行えました。芯も安定しており、思いどおりの場所で動きを止められます。
描画面はサラッとした質感で、手の移動もスムーズです。使用したモニターからは「30分間描き続けても指や腕に疲れはほぼ感じなかった」との声が寄せられました。長時間作業をしたい人にも適しています。
筆圧検知・傾き検知の精度もおおむね高く、細かな表現が可能です。クオリティの高いイラストを描けますよ。
Xencelabs ペンディスプレイ16 バンドル LPH1612U-Aは、公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。なお、公式サイトでの販売価格は税込199,800円です(※2024年11月時点)。検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
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