1.47インチの見やすい大画面にこだわったスマートバンド、HUAWEI Band 6(ファーウェイ バンド6)。インターネット上では「つけ心地がよい」「バッテリー持ちがよい」と評判です。しかし、「血中酸素濃度の測定値にばらつきがある」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のHUAWEI Band 8やXiaomi Smart Band 7などのスマートバンドとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートバンド選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ヘルスケア・運動記録機能も充実していました。ワークアウトは96種類で、比較したなかに未搭載のものもあった自動検出機能も搭載。睡眠分析も高性能で、睡眠習慣の改善案も提案できました。血中酸素濃度は常時測定できます。運動中に使えば、体の疲れにくさや健康状態を知ることができますよ。
測定値も正確です。歩数計の精度は比較した商品ではばらつきがあったのに対し、大手メーカーの誤差基準である5%未満を満たしました。血中酸素濃度と心拍数の測定値も、専門機器との誤差は約1%。「測定値にばらつきがある」との口コミを覆す結果となりました。入眠・起床時刻の測定も正確で、正しいデータに基づいた生活改善ができそうです。
評判どおりバッテリーは長持ちします。実際に使用したところ、4日以上使えました。比較したほとんどの商品が3日以上使えましたが、メーカーでは14日間持続すると謳っているだけあって、長時間の外出でもバッテリーを気にせず使えるでしょう。
装着感も良好です。使用したモニターは「ほとんど重さを感じない」とコメント。留め具が若干引っ掛かるものの、バンドの穴が多い点や、フィット感のあるなめらかな素材も装着感のよさに繋がりました。バンドは公式販売していないものの、非公式なら57種類あります。無料の盤面は301種類あり、服装に合わせて楽しめますよ。
執筆時点での価格は6~7,000円ほどと、比較したなかでは中価格帯。スマートウォッチより小型ながら、視認性のよい大型画面を搭載した絶妙な見やすさが魅力です。基本性能はもちろん、健康管理に役立てられる機能も豊富なので、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
実際にHUAWEI Band 6と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
HUAWEI Band 6よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもスマートバンドとは、腕につけるウェアラブル端末のことで、スマホとあわせて使うデバイスです。スマホに届く通知を腕を持ち上げるだけで確認できるので、スマホを取り出す手間が省ける点が特徴。健康・運動管理にも使えて、睡眠の質・ストレスレベルなどの生体データを記録・蓄積することで、データに基づいた生活習慣の改善が期待できます。
スマートウォッチとの違いはサイズと機能性です。スマートバンドは通知・健康管理など基本的な機能を搭載した小型で細身なタイプ。価格も安く、初心者や基本的な機能があればよい人におすすめです。一方、スマートウォッチは大きめの画面と高機能を備えたタイプ。高精度な測定やアプリ追加に対応していますが、価格は1〜6万円ほどでやや高めです。
今回紹介するHUAWEI Band 6は、2021年5月10日に発売されたモデル。「より大きく、より見やすく」がキャッチフレーズで、1.47インチの大画面ディスプレイが特徴です。以前のモデルより148%、画面表示領域を拡大。(※)画面占有率は64%の低ベゼル仕様で、ひと目でより多くのデータを確認できるようにこだわっています。
HUAWEI Band 4 Proとの比較。ファーウェイラボのテスト結果を参考にしています。
販売元は、中国を代表する通信機器メーカーHuawei。スマートバンドでは、薄型軽量のモデルや文字盤の常時点灯に対応したモデルなどを取り扱っています。
健康管理のパートナーとしても使えます。血中酸素・心拍数を24時間モニタリングし、既定の数値を外れるとアラートを表示する設計。心拍数を測定するHUAWEI TruSeen™ 4.0には、光学レンズ・AIベースの技術を組み合わせたシステムを採用しています。ほかにも、睡眠状態の検出と課題の提案・ストレスモニタリング・月経管理が可能です。
医療機器ではありません。
スマホを便利に活用する機能も搭載。着信・メッセージ・天気・リモートシャッターなどを手首から快適に行えます。タッチ操作に対応しているので、直感的に操作しやすいでしょう。防塵性能はないものの、防水性能を備えているので、水に濡れるシーンでも使いやすいですよ。
本体にはUV処理を施したシリコン素材を使用し、軽量で汚れが付着しにくい設計。バンドのカラーは以下の4色展開です。
<カラー展開>
サイズは、幅約25.4×高さ約43×奥行約10.99mm(最薄部)。ベルト以外の重さは約18gほどで、快適な装着感が得られると謳っています。またHUAWEI Watch Face Store(※)からダウンロードできる盤面の種類は、無料のものだけでも301種類以上。気分に合わせて使い分ける楽しみ方もできますよ。
Android™ 6.0以上、iOS™ 12.0以上で対応。
バッテリー駆動時間は最大14日。ヘビーユースの人でも10日間もつとしています。充電はマグネット式で、5分充電すれば約2日間仕様可能な高速充電機能も搭載していますよ。
今回はHUAWEI Band 6を含む、スマートバンド全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まず、機能性の検証です。
睡眠モニタリング機能・歩数計・血中酸素濃度測定機能の有無など、各機能がどの程度そろっているかをチェック。運動量・睡眠・ストレスなどのデータを測定・分析でき、付加機能・スマホとの連携機能が充実しているかを評価しました。
比較したところHUAWEIやSamsungの商品は、睡眠ステージの分析が細かく睡眠習慣の改善案を提案できました。眠りの深さごとに睡眠を分析したり、目が覚めた回数や呼吸の質など7項目を個別に評価したりできます。睡眠の質を見直す際に役立ちますよ。
血中酸素濃度の測定は常時可能。比較したなかには睡眠時しか測定できないものもあったのに対し、運動中も記録します。ほかにも、心拍数・ストレス・消費カロリーなどの測定に対応していました。測定方法は本体・アプリでイラストつきで解説され、はじめてでも使いやすいつくりです。
また、ワークアウトが96種と豊富な点も評価されました。比較した商品には未搭載のものもあった自動検出は、4種類も可能。通勤・通学の移動など、日常生活で何気なく行う運動も自動で記録します。歩幅・運動強度などを細かく確認でき、なかなか運動習慣が身につかない人におすすめです。
次は、測定値の正確性・使い勝手の検証です。
まず、歩数・心拍数・血中酸素濃度・睡眠トラッキングの各数値を、専門機器での測定値と比較。専門機器を基準として正確性をパーセント表示で算出しました。続いて、操作ボタンの有無・右フリックで前の画面に戻れるかなどをチェック。文字サイズも確認して、操作がスマホのように簡単で、文字も大きく読みやすいかを確認しました。
正確性は高評価に。比較した商品よって精度にばらつきが見られた歩数計は、大手メーカーの誤差基準である5%未満を満たしました。運動を正確に記録したい人におすすめです。
血中酸素濃度・心拍数の測定値は、専門機器と比べ誤差は約1%と非常に優秀。比較したどの商品も大きなズレはなかったものの、血中酸素濃度は精度のばらつきを指摘する口コミを覆す結果となりました。
睡眠測定の精度も十分。とくに入眠・起床時刻の測定が正確でした。比較したなかには睡眠の分析だけを行うスマートバンドもありましたが、睡眠データに基づいた睡眠習慣の改善も提案します。睡眠に悩みがある人にもおすすめですよ。
通知タイトルのフォントサイズは10.5~11pt。比較したなかには8pt未満で通知が見えにくいものがあったのに対し、大きめの文字サイズで非常に見やすく感じました。画面サイズも大きいため、画面の自動調光機能がなくても、直射日光下での視認性が高いですよ。
続いて、装着感・ファッション性の検証を検証しました。
5人のスマートバンドに興味があるモニターが、実際に各商品を腕につけて装着感をチェック。付け心地がよく邪魔だと感じないかを評価しました。続いて、各商品の本体のカラーの種類やウォッチフェイスの数などを確認。盤面・バンドの種類を服装に合わせて選べるかを確認しました。
装着感も高い評価が得られました。とくに装着したときの軽さがモニターから好評。比較したなかには重量感がある商品があったなか、「ほとんど重さを感じない」といった声が相次ぎました。
邪魔に感じにくいつくりも魅力です。バンドの穴が多く、サイズ調整しやすい点がモニターから好印象でした。比較したなかにはバンドの締めつけが強い商品もありましたが、「素材がなめらか」と心地よいフィット感も支持されています。
一方、バンドのつけやすさは意見が分かれる結果に。「リングの内側の突起が邪魔」とリングの留め具が引っかかりやすいという指摘もありました。
<バンドのつけやすさ・邪魔に感じるかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方、公式販売のバンドはなく、非公式のバンドも57種類とそれほど多くありませんでした。とはいえ、本体のカラーバリエーションは4色。大きめの画面で盤面デザインがよく見えるため、ファッションアイテムとして楽しみやすいですよ。
最後は、バッテリーの持ちの検証です。
スマホとペアリングしたうえで実際に使い、72時間を上限にバッテリー持続時間を確認。充電をうっかり忘れても数日使えるかを評価しました。
実際に使用してバッテリーの持ちを確認したところ、4日以上使えました。比較したほとんどの商品が3日以上充電せずに使用できましたが、ロングバッテリーだといえるでしょう。
評判どおりバッテリー持ちは非常に良好です。長時間の外出でも電池切れを気にすることなく使えますよ。
2021/05 発売
連続稼動時間 | 最大14日間 |
---|---|
本体高さ | 43.0mm |
本体幅 | 25.4mm |
本体厚さ | 10.99mm |
本体重量 | 18.0g |
ワークアウトの種類数 | 96種類 |
良い
気になる
OS | HarmonyOS |
---|---|
タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 加速度センサー、ジャイロスコープ、光学式心拍センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | シリコン |
充電方法 | 専用ケーブル(磁気充電ポート) |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
HUAWEI Band 6は、Amazon・Yahoo!ショッピングで販売しています。取扱店舗によって値段が異なるので、送料を含めていくらになるのか、比較してから購入するのがおすすめですよ。
最後に、そのほかの高性能スマートバンドを紹介します。
HUAWEI Band 8は、本モデルの最新機種。アプリ通知の個別設定に対応するなどグレードアップしました。運動時には強度・平均歩幅も測定可能。測定値の正確性はヘルスケア・運動記録機能ともに非常に優秀でした。正確で細かいデータに基づいて分析でき、細かく健康管理したい人にぴったりです。
リストバンドのようなデザインが好みなら、Xiaomi Smart Band 7もおすすめ。細身ながら画面は大きく、ナイトモードで睡眠への配慮も感じられます。ワークアウトは110種類。血中酸素・心拍数測定では専門機との誤差は約1%前後でした。交換バンドの種類も豊富で、ファッションとして楽しめます。
連続稼動時間 | 14日間(336時間) |
---|---|
本体高さ | 43.45mm |
本体幅 | 24.54mm |
本体厚さ | 8.99mm |
本体重量 | 14.0g |
ワークアウトの種類数 | 100種類 |
良い
気になる
OS | HarmonyOS |
---|---|
タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 6軸慣性センサー、光学式心拍センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | シリコン、TPU |
充電方法 | 専用ケーブル(磁気充電ポート) |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
連続稼動時間 | 約14日間(通常使用)/約9日間(ヘビーユース) |
---|---|
本体高さ | 46.5mm |
本体幅 | 20.7mm |
本体厚さ | 12.25mm |
本体重量 | 13.5g |
ワークアウトの種類数 | 110種類 |
良い
気になる
OS | 独自OS |
---|---|
タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 心拍センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | 熱可塑性ポリウレタン |
充電方法 | 専用ケーブル(磁気充電ポート) |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
Xiaomi Smart Band 7をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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