サボン シャワーオイルをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

はじめは、洗浄力の検証です。着色した人工皮脂をスライドガラスに塗布。4時間以上放置したあと、ボディソープを溶かしたお湯の中で2分間ぐるぐる回して洗います。完全に乾いた状態の重さを計測し、どのくらい洗い落とせたかを調べました。

5回検証を繰り返した結果、オフできたのは平均1.12gと高評価の基準値0.9gを上回る結果に。比較した大半の商品と同じく優れた洗浄力を発揮し、皮脂によるベタつきが気になる人も気持ちよく洗えるでしょう。

続いて、しっとり感・香りのよさの検証です。

普段のボディソープ代わりに、20〜50代の男女モニターが商品を使用。洗い上がりの肌感や香りの強さなどを評価しました。

さらに、泡の濃密さを検証しました。泡立てネットでボディソープ1プッシュ分を泡立てます。その上に10円玉を水平に乗せ、沈むまでの時間を計測。泡立ち具合いを調べました。

同じ工程を3回試したところ、10円玉が沈むまでの時間は平均1.67秒とかなり短め。高評価の基準とした10秒には大きく及ばず、評価は伸び悩みました。

比較した結果、液体タイプの商品は濃密な泡を作りやすい傾向がありましたが、こちらは当てはまらず。細かい泡はできるものの、水っぽい泡質でへたりやすいのがネックです。弾力のあるモコモコ泡で洗いたい人には不向きでしょう。

最後は、成分の検証です。商品の成分表を確認し、理系美容家のかおりさんに肌へのやさしさを評価していただきました。

洗浄成分には、サルフェート系のコセス硫酸Naを使用。専門家は洗浄力の高さが見込めるとしつつも、「敏感肌には少し使いにくそう」とのコメントを残しました。

比較した商品の洗浄成分は、石けん系・両性イオン系などさまざま。なかには敏感肌でも使いやすいノニオン系・アミノ酸系の洗浄成分をメインに使用した商品もあったため、肌がデリケートな人はほかの商品も候補に入れてみるとよいでしょう。