使いやすいと評判の、ティファール グランブルー・プレミア ディープパン。インターネット上では高評価な口コミが多い一方で、「チャーハンがこびりつく」「重くて振りにくい」といった不安になるような声もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ティファール グランブルー・プレミア ディープパンを含む深型フライパン全21商品を実際に使ってみて、使いやすさ・熱ムラの少なさ・熱伝導のよさを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
辻調理師専門学校フランス校を卒業し辻調グループで11年間西洋料理を教える。フランスの二ツ星(当時)レストランに勤務経験のある本格派。シェフを経て料理研究家に転身し、科学的に料理を考えて作るレシピの達人になる。2010年よりキッチンまわり評論家として毎月30品~100品の食品や調味料を実食検証を実施。モノ比較雑誌の識者で調理家電や調理器具、食品類を日本一比較し、コストコ・カルディ・無印良品・成城石井・コンビニの食品に精通している。Youtube「さわけんシェフTV」も拡大中。
すべての検証は
マイベストが行っています
ティファール グランブルー・プレミア ディープパンはかなり深さがあり、つくりやすい料理が限られてしまいます。カレーやスープなどの煮込み料理にはよいですが、鍋のような使い心地なので目玉焼きをつくるのには向いていません。
注ぎ口がなく、スープをお皿に移しにくいのも気になります。ずっしりと重いため、洗うときに落とさないよう注意しましょう。
一方で、食材がくっつきにくいのはよい点。油を使わなくても、スムーズに炒めることができます。加熱してからサーモカメラで撮影してみると、ほぼムラなく全体がきちんと温まっていました。熱伝導のよさも十分で、比較的早く水が沸騰します。
しかし、あらゆる料理をストレスなくつくりたいなら、他の商品もチェックしてみてください。
世界で初めてフッ素樹脂加工のフライパンを発売したメーカー、ティファール。調理器具だけでなく、高品質な小型家電なども多数手がけています。
今回ご紹介するのは、焦げ付きにくさにこだわってつくられたフライパンです。
表面には、チタン・プレミアと呼ばれるコーティングがされているのが特徴。チタン粒子を配合したハードベースと厚みのあるフィニッシュ層を組み合わせることで、耐久性を高めました。
予熱が完了すると模様が変わるお知らせマークが焼き面の中央についており、食材を入れるベストタイミングがひと目で分かります。
外側に施されているのは、美しいブルーのホーロー加工。ホーローはキズに強いので、きれいな光沢が長続きしますよ。
深型タイプのサイズは、22cmと26cmの2種類。
同シリーズからは、より丸みのあるウォックパンや、卵焼きをつくるときに役立つエッグロースターも販売されています。つくりたい料理にあわせて選んでみてくださいね。
今回は、ティファール グランブルー・プレミア ディープパンを含む深型フライパン全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:使いやすさ
検証②:熱ムラの少なさ
検証③:熱伝導のよさ
まず初めに、使いやすさの検証です。
鶏肉のトマト煮込みをつくり、焼きやすいか・煮込みやすいかを確かめました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
使いやすさについては、3.5点といたって普通。油を使わなくても、食材がくっつきにくいのはよい点です。
かなり深さがあるため、パスタを茹でるときに折る必要がありません。カレーやスープといった煮込み料理にもぴったりです。
しかし、フライパンというよりも鍋に近い使い心地なので、目玉焼きなどをつくるのには向いていません。注ぎ口がなく、スープをお皿に移しにくいのも気になります。大きいうえに重量があり、洗うのも大変でした。
次に、熱ムラの少なさの検証です。
中火で1分間温めてから、サーモカメラで撮影して熱ムラをチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
熱ムラの少なさについては、4.5点と高評価を獲得。サーモカメラで撮影してみると、大きな熱ムラはほとんどありません。
全体がしっかりと温まるので、食材に均一に火を通すことができそうです。
最後に、熱伝導のよさの検証です。
1リットルの水を入れ、100℃になるまでの時間を計測しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
熱伝導のよさは4.0点で、合格点をマーク。水が沸騰するのにかかった時間は、3分52秒でした。今回検証した商品の中では比較的早く温まるので、野菜をサッと茹でたいときにも便利です。
ティファール グランブルー・プレミア ディープパンはかなり深さがあり、つくりやすい料理が限られるのが惜しいところ。最後に、他のおすすめ商品も紹介したいと思います。
使いやすさにこだわるなら、レミパン プラス ホワイトをチェック。煮込みやすいのはもちろんのこと、食材を焼くのもスムーズでした。大きさも十分で、汁物であれば3〜4人分はつくることができそうです。自立するガラス製のフタがついており、蒸し料理にも役立ちます。
デュラブルシリーズ炒め鍋も、ストレスなく使うことができました。取っ手にはくびれがあるため握りやすく、片手で動かしても安定感があります。熱伝導がよいうえに、大きな熱ムラがないのも魅力。揚げ物にも向いており、これひとつで幅広い料理が楽しめそうです。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。