三金 ハンディクリーナーCL-H02をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

残念ながら、吸引力の評価はあまり芳しくありません。

まずはフローリング。全体的にきれいになりましたが、よく見ると壁際にゴミがわずかに残っています。

畳の上でも、吸引もれが少しありました。検証に使ったゴミのうち、小麦粉は吸引されたものの、ホコリやお菓子のクズが取り切れていません。

とくにカーペットでは、全体的にゴミの取り残しがある結果に。フローリングの上では力を発揮できたものの、滑りにくい場所では吸引もれが目立ちました。

上位商品の吸引力は場所による大きな差はなく、隅のゴミまで吸い取れていた点が高評価につながりました。

一方、本商品は場所やゴミの種類によって吸い取り方にムラがあるのが難点です。そのため、吸引力は水準レベルにも満たない評価となりました。

操作性はほぼ合格点いう評価です。

どこを掃除するにも、軽くて持ちやすいのが加点ポイントとなりました。とくに細い口がソファやサッシのすき間に入れやすく、掃除が楽に行えます。

スイッチは1度入れれば使いつづけられるため、押しつづけながら使用する他商品と比べると便利です。本体を持ち上げて掃除する机・棚の上でも使いやすいと好評でした。

しかし、吸引口が細いので、机の上のような広い面積の掃除には向いていないのが惜しいところです。

本体の軽さと持ちやすさが光る本商品。操作性は上位にランクインした商品にも劣らないと評価されました。

まずまずゴミは捨てやすいという評価です。

ダストカップを本体から外したあと、中のフィルターを外し、ゴミを捨てます。工程数は少ないものの、フィルターのゴミを取るのに多少手が汚れるのがネックです。

一方、フィルターもダストボックスも丸洗いできて、清潔に保てるのは美点です。ただし、より評価の高い商品と比較すると、ダストボックスが小さく、やや洗いづらさがあります。

ゴミの捨てやすさは長所と短所が入り混じり、惜しくもトップレベルには及びませんでした。

やはり掃除機なりの音はするという結果です。

稼働音は76.4dBを計測。セミの鳴き声に匹敵するような騒音値で、使用中は大きな声で話さないといけないレベルです。使う場所と時間を選ぶため注意しましょう。

しかし、他商品もある程度の音は出てしまいました。本商品の音は割と抑えられているほうで、静音性の評価は及第点です。