ブラシに毛が絡まなくて手入れがしやすいと評判のPanasonicのMC-SR580K。インターネット上でも高い評価を受けていますが、「ヘッドが重たい」「ゴミを捨てるときに粉じんが舞う」などの気になる口コミもあり、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、PanasonicのMC-SR580Kを含むキャニスター掃除機16商品を実際に使ってみて、吸引力・操作性・ゴミ捨ての楽さ・静音性を比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
また、一般的に「静かな音」と感じるレベルではありませんが、比較した商品の中では静音性に優れているのもポイントです。
ただし評価できる点はあっても、吸引力を重視するなら他商品を選ぶのがベター。3種類の床材すべてで吸い残しがあり、特に壁際の掃除が苦手な印象でした。
ダストケースの着脱は簡単ですが、ゴミが飛び散りやすいのも気になります。吸引力やゴミの捨てやすさを重視したい方は、他商品も検討してみてください。
Panasonicのキャニスター掃除機・MC-SR580Kは、「からまないブラシ」を新搭載しているのが特徴です。
従来品よりブラシを密集させたことにより、ペットの毛や髪の毛などが絡むのを軽減。日々のお手入れがグッと楽になります。
ブラシが円錐型になっており、中央にゴミを集めやすい形になっているのもポイントです。
ヘッド内部にはワイドイオンプレートも備え、静電気を抑えつつゴミを吸引。床面に付着した菌を剥がすように掃除するため、面倒なフローリングの床掃除からも解放されます。
ホース内部にはクリーンセンサーも搭載しており、ゴミを検知するとセンサー部分が赤く点灯。花粉やハウスダストなどの目に見えない微細な汚れも、しっかり掃除できます。
さらにヘッドを簡単に取り外せる親子ノズルも採用。子ノズルの先端にはLEDライトも備え、すき間に溜まりがちなゴミを目視で確認しながら吸引できます。
ダストケースには2種類のメタル部品を使用。ゴミの付着や髪の毛の絡みを抑えて内部を清潔に保つので、ダストケースのお手入れは約2年間不要です。
従来のプリーツフィルターから遠心分離ユニットに変更しており、フィルターのメンテナンスも必要なし。徹底的に手入れの手間を省いています。
本体の基盤・ダストケースやノズルの素材をはじめ、すべての素材に軽量素材を使用しています。本体質量は電源コードを含めても約2.6kgです。
一般的な掃除機よりもハンドルを長く、ホースを下部に配置し、手元にかかる負荷を減らし操作性を高めています。
今回はPanasonicのMC-SR580Kを含むキャニスター掃除機16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:吸引力
検証②:操作性
検証③:ゴミ捨ての楽さ
検証④:静音性
まずは吸引力の検証です。
マット・フローリング・畳の3種類の床に一定量のゴミを撒き、1往復でどの程度ゴミを吸引できるかチェックしました。
フローリングは、コーナーのみ吸引漏れがありました。大半はきれいにできていますが、コーナーにお菓子のゴミが残っています。
畳は、塵ゴミをイメージした小麦粉が吸えませんでした。疑似埃やお菓子のゴミは完全に吸引できていますが、細かい塵ゴミを吸うには複数回往復しなければなりません。
マットもわずかに吸い残しが見られました。壁際・コーナーにお菓子のくずが残り、小麦粉も吸いきれていない印象です。
どの床材も残念ながら、1往復では完全に吸いきれず。床材による得意不得意はないものの、特に壁際の掃除は念入りに行わなければなりません。
次は、操作性の検証です。
ソファの下・イスの下・床・階段を掃除して、小回りや追従性がよいかをチェックしました。
検証の結果、ヘッドの可動域の広さが高評価でした。ほぼ水平まで曲がるので、ソファ下の掃除もスムーズにできます。イスの脚の周りを掃除する際も、不便は感じませんでした。
自走式ヘッドの効果で、スイスイ進む感覚があるのも好印象です。
本体の追従性も十分でした。小回りが利くので、本体の重さをあまり感じません。枝分かれしたような独特の持ち手も、握りやすいと好評でした。
しかし、階段での使用に関しては重さがネックに。ヘッドとノズルの重さは合計1.05kgと重量感があるので、段差を移動する際には重く感じました。
続いて、ゴミ捨ての楽さの検証です。
実際に掃除機に溜まったゴミを捨て、工程数が少ないものほど高評価としました。なお、手入れのしやすさも評価に加えています。
しかし、捨てる際にゴミが飛び散りやすいのは気になりました。埃や粉じんがゴミ箱の周囲に散らないよう、注意して捨てるようにしましょう。
一方、お手入れのしやすさは高評価。ヘッドが分解しやすいので、定期的なブラシの手入れも簡単にできます。
ダストケースも取り外して丸洗いが可能。洗いやすいシンプルな形状も魅力です。ただし、紙パック式に比べるとメンテナンスの手間はかかる印象でした。
最後は、静音性の検証です。
掃除機を最大吸引力で稼働し、稼働音を騒音計で測定しました。
検証した全商品の中では、稼働音が静かなモデルです。ただし強モードで82.4dB、弱モードでも76.5dBと静かと感じる音ではありません。
使用する際は、稼働音が迷惑にならないよう配慮が必要です。
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どの床材でもしっかりゴミを吸い取る、三菱電機のBe-Kがおすすめ。検証では畳のわずかなゴミ以外、吸い残しはありませんでした。可動域の広いヘッドで、家具の下の掃除もノンストレス。紙パック式でゴミ捨ての手間が少ない、日々のストレスを軽減できる商品です。
クリーンセンサー搭載の、PanasonicのMC-PA12Gも吸引力が高い商品。検証ではマットだけ少し吸引漏れが見られたものの、他の床材は1往復できれいになりました。スイングが軽い自走式パワーブラシや可動域の広いヘッドなど、快適に掃除できるポイントが多数。紙パック式でゴミ捨ても楽々です。
カラー | ダークシルバー |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
コードレス対応 | |
総重量 | 3.8kg |
集じん方式 | 紙パック式 |
紙パック1枚あたりの価格(目安) | |
操作方法 | ボタン |
標準モードの連続使用時間(公称値) | |
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | |
騒音値(公称値) | 58~64dB |
騒音値(実測値) | 88.5dB |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.5L |
消費電力 | 300~1000W |
吸込仕事率 | 100~500W |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
ゴミセンサー付き | |
静音モード搭載 | |
節電モード搭載 | |
10cmの隙間に差し込める | 不明 |
付属品 | サッシノズル、紙パック |
本体重量 | 2.4kg |
本体幅(公称値) | 21cm |
本体奥行(公称値) | 32.3cm |
本体高さ(公称値) | 21cm |
カラー | シャンパンゴールド |
---|---|
タイプ | キャニスター |
電源コード | |
集じん方式 | 紙パック式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 不明 |
ヘッド種類 | 自走式パワーブラシ |
充電時間(公称値) | 不明 |
騒音値(実測値) | 89.3dB |
コードの長さ | 5m |
集じん容積 | 1.40L |
消費電力 | 1100~約300W |
吸込仕事率 | 540~約110W |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ゴミセンサー付き | |
付属品 | ワンタッチ手元ブラシ、すき間用ノズル、紙パックAMC-HC12(1枚) |
本体重量 | 4.5kg |
本体幅(公称値) | 196mm |
本体奥行(公称値) | 365mm |
本体高さ(公称値) | 242mm |
パナソニック 紙パック式掃除機 MC-PA120Gをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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