パナソニック 紙パック式掃除機 MC-PA120Gをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

フローリングで試したところ、髪の毛の束や小麦粉も吸い取り、全体的にきれいになりました。

比較したなかには、壁際のゴミを取りこぼした商品もあったなか、本品は隅々までしっかり吸引できています。

カーペットでも、わずかにお菓子のクズが残る程度で、十分満足できるほどゴミはなくなりました。

今回の比較では、とくにカーペットは取りこぼしが目立ちましたが、本品は気にならない程度です。家にマットや絨毯を敷いている人に向いています。

畳にもしっかり対応できています。比較したほかの商品は、畳のヘリや目の部分にも詰まったゴミを取り切れないものもあったのに対し、本品はほとんど残さずきれいに吸引できました。

家に和室がある人にとっては、うれしいポイントといえます。

ソファの下は、ヘッドを自由に動かして掃除できました。

比較した商品のなかには、可動域が狭いものもありましたが、こちらはソファの下まで潜り込めるほどの広い可動域です。

ヘッドを取り外すとライト付きの子ノズルが現れ、暗い場所を照らしながら掃除できるのも便利なポイントですね。

小回りが利くため、机やイスの下も滑らかに動かせました。比較した商品のなかには、ヘッドが横に動きづらいものもあったのに対し、力を入れずに簡単にスイングできました。

家具の多いリビングやダイニングの掃除も、ストレスなくできそうです。

フローリングでは、自走式のパワーブラシが大いに活躍。比較したほかの商品は、動きが重たく感じられるものもあったのに対し、こちらほとんど力を入れずにスイスイ動きました。持ち手が枝分かれしていて、形状も持ちやすいですよ。

また、花粉などをセンサーで感知しランプでお知らせするクリーンランプも搭載。目に見えないゴミもしっかり吸い取れるのはうれしいですね。

階段を掃除では、全体重量が約4.5kgが大きいぶん、ヘッドの重さが気になりました。比較したなかには、軽くて楽に掃除できたものもあったのに対し、こちらは腕に負担がかかりそうです。

段差の多い場所を長時間掃除すると、口コミどおり疲れを感じるかもしれません。

続けて、商品から1m離れた位置で運転音の大きさを測定しました。

すると、最大吸引力モードの運転音は89.3dBを記録。比較した商品のなかには70dB台のものもあり、静かとはいえない音量でした。

環境省の資料をみると、80dB後半の音量はパチンコ店内に相当するとのこと。集合住宅に住んでいる人は、掃除機をかける時間に配慮しましょう。

紙パックを処理する際は、掃除機のフタを開ける・紙パックを取り出す・捨てると、たった3工程でOK。そのうえ、ゴミも舞い散りませんでした。

集じん容量は1.4L。比較したサイクロン式の商品は0.2L程度しかないのに対し、たっぷりゴミを溜められて、ゴミ捨ての回数を減らせます。

アタッチメントの掃除は必要ですが、ダストボックスを掃除する必要はなし。メンテナスが面倒という人にうってつけです。