配線が不要なフルワイヤレスで、場所を選ばず自由に設置できる設計の屋外用防犯カメラ、TP-Link Tapo C425。「映像は昼夜ともにきれいに映る」と評判ですが、「動きを検知してから録画までが遅い」と気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の屋外用防犯カメラとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、屋外用防犯カメラ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
12,510円
おすすめスコア
画質の良さ(昼)
画質の良さ(夜)
設置のしやすさ
撮影範囲の広さ
動体検知の精度の高さ
クラウドの使いやすさ
ソフトウェアの使いやすさ
撮影範囲(水平) | 135度 |
---|---|
アプリ対応OS | iOS、Android |
カメラの遠隔操作可能 |
良い
気になる
TP-Link Tapo C425は、動体検知前に遡って記録できる屋外用防犯カメラがほしい人におすすめです。「動きを検知してから録画までが遅い」との口コミに反し、録画スケジュールを設定すれば検知直前の数秒前から録画が可能。検知範囲も広く、昼夜問わず7mの距離まで動体検知できます。実測した撮影範囲の水平画角が135度と、比較した全商品のなかでもトップクラスに広かったのも魅力です。
画質のよさも十分。昼間に撮影した映像を確認すると、歩行者・自転車に乗った人の人相まで把握でき、車のナンバープレートも4桁の数字までわかりました。夜間でもだいたいの人物像が把握できるほか、比較したほとんどの商品でわからなかった車のナンバープレート4桁の数字も確認可能。「映像は昼夜ともにきれいに映る」との口コミどおり、不審者の特徴をしっかり捉えられます。
設置は簡単。比較した多くの商品が設置に1個以上ビスが必要だったなかで、こちらはビスを使わずマグネットや両面テープで固定できます。バッテリー式で配線は不要。コードがなくすっきり設置でき、「場所を選ばず自由に設置できる」という謳い文句にも納得です。別売りのソーラーパネルをつなげば、こまめに充電しなくてすみますよ。
ソフトウェアは使いやすく、アプリを使えばライト・警告音を出したり双方向通話をしたりが可能。カメラの状況はアプリに通知されるので、状況も把握しやすいでしょう。スマートホームと連携でき、音声操作も可能。動画の保存期間が長く、比較した商品の約半数が2週間程度の保存期間だったなか、こちらは有料のプレミアムプランに加入でクラウド上に1か月間保存できます。
小さな動きは検知しにくいものの、プレミアムプランに加入しスマートAI検知機能を使えば、誤検知を軽減可能です。アプリでの動画再生・リアルタイム視聴・アクティビティごとの録画データ確認など、便利な機能も豊富に備えています。高性能かつ設置もしやすいので、屋外用防犯カメラ選びに悩んでいる人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回ご紹介するTP-Link Tapo C425は、フルワイヤレスの屋外用防犯カメラ。配線不要なので、場所を選ばず自由に設置できる設計です。カメラの台座はマグネット付きでそのまま金属面に設置でき、角度調整も手軽に行えるよう作られています。
画素数は400万を誇り、フルHDよりも高画質な2K QHD画質を採用。2560×1440pの高解像度で、「細かい部分まで色鮮やかに映し出す」と謳っています。暗い場所や夜間もフルカラーで鮮明に映せるよう、スポットライトとスターライトセンサーを搭載。撮影範囲は対角画角150度・垂直画角134度・水平画角77度を公称し、超広角撮影に対応しています。
販売元のTP-Linkは、アメリカに本社を置くネットワーク機器メーカー。世界170を超える国で、Wi-Fiルーター・無線LAN中継機などの製品の製造や、クラウドサービスの提供を行っています。スマートホーム製品を取り扱うブランドとして設立されたのがTapo。スマートカメラのほか、ロボット掃除機・スマートプラグなどを取り扱っています。
指定したエリアで動きを検知して通知を送る、アクティビティゾーンを搭載。IP66の防水・防塵性能を備え、雨や粉塵などの悪天候時も安心して使える仕様です。
電源はバッテリー式で、1回の充電で最大300日間の連続使用時間を公称。専用のソーラーパネルと接続すれば、充電の必要なく継続して電力供給が行える仕様です。通常は付属品として説明書・マグネット台座などしかつかないため、ソーラー充電を行いたい場合は「tapo c425 kit」購入しましょう。
同じくフルワイヤレスモデルであるTapo C410との違いは、スマートAI検知機能の有無です。C425は人物・ペット・車両のAI検知が可能ですが、C410は人物の検知にしか対応していません。バッテリーの性能もC425よりやや低く、1回の充電で最大180日の連続使用時間を公称しています。
画質もC410のほうが若干劣りますが、暗所の撮影にはC410がぴったり。大口径レンズ・スポットライトを搭載しており、夜間でも最大9m先まで鮮明に映せるよう作られています。
C410は10,000円以下で販売されているサイトもありました(※2025年1月時点、ECサイト参照)。C425よりコストを抑えられる点もメリットといえます。用途や予算に合わせて自分に合ったものを選んでくださいね。
今回はTP-Link Tapo C425を含む、人気の屋外用防犯カメラを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の屋外用防犯カメラを比較検証したところ、TP-Link Tapo C425には5つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
撮影範囲は広めです。カメラから90cm離れた画角中央部分に目印を設置し、目印から左右の画角内の長さを計測。そこから水平画角を算出したところ135度と、比較した全商品のなかでもトップクラスの広さでした。
動体検知の距離も広めです。実際にカメラの真下から3m・5m・10m離れた位置を横切って、録画が開始するか確認したところ、昼夜ともに7mの距離で検知が可能でした。家に近づく前に不審者へ気づきやすいでしょう。
常時録画はできないものの、動体検知からの録画範囲が広いのもうれしいポイント。「動きを検知してから録画までが遅い」との口コミもありますが、録画スケジュールを設定すれば、検知直前の数秒前から録画できて便利です。TapoCareのプレミアムプラン(有料)に加入することで、スマートAI検知を利用でき誤検知を軽減可能。検知対象のカスタマイズもできますよ。
ただし、動体検知の感度は低め。比較した商品には、5m離れた位置でも手を振るなど小さな動作で検知したものもあったのに対し、こちらは横切る動作でないと認識できませんでした。
口コミどおり、映像は昼夜ともにきれいに映ります。昼間に商品を使って撮影し、録画した映像を確認したところ、映った歩行者のTシャツの文字まではわからなかったものの、人相は確認できました。自転車に乗っている人も、人相を確認可能。比較したなかには車のナンバープレートが認識できない商品もありましたが、こちらは4桁の数字まで確認できました。
夜間撮影では、ナイトビジョンモードによりフルカラー録画が可能。夜に撮影した映像を確認しても、歩行者・自転車にともに性別・服装などだいたいの人物像がわかりました。比較したほとんどの商品では判別できなかった、ナンバープレートも4桁の数字も把握でき、不審者の特徴をしっかり捉えるのに役立つでしょう。
取り付け方は簡単です。比較した多くの商品が設置に1個以上ビスが必要だったなか、こちらは設置時にビスは不要。金属面はマグネット・なめらかな表面は両面テープ・それ以外はネジ2本で固定することで設置できます。
バッテリー式かつWi-Fi通信対応なので、配線の必要はなし。比較したケーブルのある商品よりすっきり取り付けでき、謳い文句どおり場所を選ばず自由に設置可能です。バッテリーが気になる人は、別売りのソーラーパネルをつなぐことで充電の手間を省けますよ。
ソフトウェアが使いやすいのも魅力。遠隔操作はできないものの、アプリを使えば双方向通話が可能です。比較した商品には警告音が非搭載のものもあったなかで、こちらはアプリから操作すればライトや警告音声を出せます。自分で吹き込んだ音声をアラーム音として鳴らしたり、不審者に向けてライトを光らせたりでき、犯罪を未然に防ぐのに役立つでしょう。
比較したほかの商品はスマートホームとの連携に非対応でしたが、こちらはAmazon AlexaやGoogle Homeと連携して音声操作が可能です。動体検知後にスマホにお知らせがくるインスタント通知を使えるのもポイント。有料のプレミアムプランに加入すれば、画像付きの通知も受け取れます。
クラウドの使い勝手の評価も優秀です。動画はMicroSDのほか、クラウド(TapoCare)に1か月間保存可能。比較した商品の約半数が2週間程度の保存期間でしたが、こちらはプレミアムプランに加入すれば、録画データを1か月間残しておけます。
クラウドの利用料金(プレミアムプラン)は月額400円と、比較した商品のなかでもそれほど高額ではありません。動画はPCでは見られませんが、アプリ内で視聴ができます。リアルタイムでの視聴のほか、アクティビティごとの録画も可能と、さまざまな機能が使え便利です。
撮影範囲(水平) | 135度 |
---|---|
アプリ対応OS | iOS、Android |
カメラの遠隔操作可能 |
良い
気になる
本体幅 | 116.2mm |
---|---|
本体奥行 | 64.8mm |
本体高さ | 64.8mm |
録画保存方法 | microSD、クラウド保存(課金あり) |
フレームレート | 15/20/(25/30)fps |
撮影範囲(対角画角) | 不明 |
最大動画保存期間(無料) | |
クラウド月額費用 | 400円~(登録デバイス数によって異なる) |
連携可能外部サービス | Google、Alexa |
電源 | バッテリー充電式、ソーラー式(ソーラーパネル別売り) |
解像度 | 2560×1440p(2K QHD 4MP) |
同時管理可能台数 | 不明 |
防塵・防水 | IP66 |
威嚇機能 | |
特徴 | 目立ちやすい |
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26,800円
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販売価格:26,800円
ポイント:0円相当
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TP-Link Tapo C425は、Amazon内の公式ショップにて販売中。また、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも取扱店舗を確認できました。
価格は通常のマグネットタイプで15,000円前後・ソーラーパネル付きのkitで15,000~18,000円程度(※2025年1月時点、ECサイト参照)です。クーポン・ポイントを利用してお得に購入したい人は、ぜひそれぞれのサイトで検索してみてくださいね。
最後に、より手頃な価格で購入できる屋外用防犯カメラをご紹介します。
TP-Link Tapo C120は、高性能ながら安価なのが魅力です。価格は5,000円程度と低めですが(※2025年1月時点、ECサイト参照)、画質がよく、昼間は歩行者や自転車に乗った人の人相まで確認可能。夜間の映像でも車のナンバープレート4桁までわかりました。小さな動作までは検知しにくいものの、動体検知直前に遡って記録できるので、得たい情報を見逃しにくいでしょう。
撮影範囲(水平) | 100度 |
---|---|
アプリ対応OS | iOS、Android |
カメラの遠隔操作可能 |
良い
気になる
本体幅 | 67.4mm |
---|---|
本体奥行 | 57.4mm |
本体高さ | 44.1mm |
録画保存方法 | microSD、クラウド保存(課金あり) |
フレームレート | 20fps(明るさに応じて自動適応) |
撮影範囲(対角画角) | 120度 |
最大動画保存期間(無料) | |
クラウド月額費用 | 400円~(登録デバイス数によって異なる) |
連携可能外部サービス | Google、Alexa |
電源 | 常時給電式 |
解像度 | 2560×1440p(2K QHD 4MP) |
同時管理可能台数 | 不明 |
防塵・防水 | IP66 |
威嚇機能 | |
特徴 | 目立ちやすい |
TP-Link Tapo C120の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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