「鮮やかな映像を提供する」と謳う屋外用防犯カメラ、TP-Link Tapo C120。「画角が広い」と高く評価される一方で、「光量不足」との口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の屋外用防犯カメラとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、屋外用防犯カメラ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
TP-Link Tapo C120は、初期費用を抑えてしっかり防犯したい人におすすめです。5,000円以下の低価格帯ながら(※2025年1月時点、ECサイト参照)、動体検知の性能が優秀。比較した大半の商品になかった、動体検知直前に遡って記録できる機能を備えています。実際に使ったところ、小さな動作には反応しにくいものの、人が横切る動きは感知し、昼夜問わず7m先の映像を撮影できました。
撮影可能な範囲も広め。実測した水平画角は100度と、高評価の基準値90度を上回りました。「画角が広い」という口コミどおり、死角が少ないといえます。撮影した映像は昼夜ともに高画質。確認したところ、昼間は車のナンバープレートの文字をすべて把握できるほど鮮明です。夜間の映像でも歩行者や自転車に乗った人の性別・服装などは確認でき、「光量不足」との口コミほど見えづらさは感じませんでした。
マグネットや両面テープで固定でき、設置しやすさも良好。比較したなかには壁にビス留めする必要がある商品もあったのに対し、本商品は穴が開けられない賃貸住まいでも設置できます。常時給電式のため配線の手間はかかりますが、バッテリー式の商品のようなこまめな充電は不要です。
カメラの状況はアプリに通知され、検知した不審者にはアプリごしにライト・警告音での威嚇や声かけができます。映像はSDカードのほか、比較した一部商品が対応していなかったクラウド上にも保存可能。月額400円で1か月間残せます。映像はPCから視聴できませんが、アプリからはアクティビティごとにデータが確認できるうえ、リアルタイム視聴も可能です。
お手頃価格ながら、「鮮やかな映像を提供する」と謳うとおり高画質で撮影できるコスパのよい本商品。動体検知の精度も高く、これから防犯対策をはじめてみようと考えている人にぴったりです。ぜひこの機会にチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
TP-Linkは、アメリカのカリフォルニア州に本社を置くネットワーク機器メーカーです。世界170を超える国や地域で個人・法人向けのネットワーク製品・セキュリティ機器などを展開し、ソフトウェアやクラウドを通じたサービスの提供にも力を入れています。
今回ご紹介するTP-Link Tapo C120は、クリアな映像にこだわる屋外・屋内対応防犯カメラです。2K QHDの超高画質を誇り、低照度環境でも精細な映像が撮影できるスターライトセンサーを搭載。昼夜問わずフルカラー撮影できるのが特徴です。クラウドストレージのサブスクリプションサービス「Tapo Care」へ加入すれば、スマートAI検知機能を使った人物・車両・ペットの識別も可能。検知対象もカスタマイズできます。
幅67.4×本体奥行57.4×本体高さ44.1mmと、本体サイズはコンパクト。付属の説明書で取り付け・設定手順を確認できますが、電源ケーブルが3mほどなので設置場所に注意しましょう。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
今回は、TP-Link Tapo C120含む人気の屋外用防犯カメラを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の屋外用防犯カメラを比較検証したところ、TP-Link Tapo C120には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
動体検知の性能は優秀です。実際に商品を稼動させ、カメラの真下から3m・5m・10m離れた位置を横切って録画するかを検証。すると、比較した多くの商品と同様、昼夜ともに最大7m先の動きにもしっかり反応できました。5m離れた地点だと、手を振る程度の小さな動作で反応しなかったのは惜しい点ですが、人が横切ると反応したため、不審者の侵入経路を確認しやすいでしょう。
撮影可能な範囲も広め。カメラから90cm離れた画角中央部分に目印を設置し、目印から左右の画角内の長さで水平画角を算出したところ、100度と広範囲をカバーできました。高評価の基準値90度を上回り、「画角が広い」という口コミにも納得の結果です。撮影時の死角は少ないといえます。
動体検知直前に遡って記録できるのもポイント。比較した商品のほとんどが動体検知直後から録画が開始される仕様でしたが、こちらは録画スケジュールを検知から録画に変更することで、より不審者を見逃しを防ぎやすいつくりです。クラウドサービスTapo Careの有料プランに加入すれば、検知対象のカスタマイズや、スマートAIを使って誤検知を防止できます。
画質のよさも申し分ありません。昼間に撮影した動画を実際に確認したところ、歩行者や自転車に乗った人の人相まで捉えられるほど鮮明でした。車のナンバーに至っては、すべて把握できるほど映像はクリア。比較した商品内に4桁のナンバー以外の文字を把握できた本商品のほかになく(※2025年1月時点)、優秀な結果です。
比較した多くの商品が夜間に撮影した映像の画質が、昼間よりも落ちており、本商品も例外ではありません。とはいえ、夜間に撮影した映像でも、歩行者や自転車に乗った人の性別や服装などは把握可能。車のナンバープレートも4桁の数字は確認でき、「光量不足」という口コミほどの見えずらさではありませんでした。
「鮮やかな映像を提供する」と謳うだけあって、昼夜問わずある程度の人物像を把握できるので、不審者の特定に役立つでしょう。
マグネットや両面テープで簡単に固定できるのも利点です。比較した商品内にビスでの固定が必要なものもあったのに対し、賃貸物件にも使用しやすいでしょう。
通信はWi-Fiに対応していて、給電方法は有線です。設置時に配線が必要なものの、充電する手間が必要ありません。比較したバッテリー式のように充電切れの心配がないため、設置後に手間がかからないのはメリットでしょう。
アプリの使い勝手も良好です。比較した一部商品のように首振り・ズームなどの遠隔操作はできませんが、離れた場所からアプリを通して不審者にライトや警告音声での威嚇が可能。カメラにはマイク・スピーカーが内蔵されているため、直接声がけもできます。
カメラの状況はアプリに通知されるため、警告タイミングを逃しません。Amazon AlexaやGoogle Homeなどのスマートホームとの連携により、音声操作もできるところも便利でした。
クラウドサービスも充実しています。比較したなかにはクラウドサービスがない商品も。対してこちらは、クラウドサービスTapo Careの有料プランに加入すれば、月額400円で録画データを1か月間も残しておけます。比較した商品内には、有料プランの加入に1,000円以上かかるものもあったことをふまえると、ランニングコストを抑えられるのも利点です。
スマホアプリからはアクティビティごとの録画が確認できるため、必要な映像にすばやくアクセスできて便利。リアルタイム視聴も可能です。ただし、PCから動画を確認したい人は、SDカードへ保存する必要があるので注意してください。
手に取りやすい価格帯で、気軽に導入できるのも魅力です。必要な機能を備えながらも、ECサイトでの販売価格は5,000円以下(※2025年1月時点)とリーズナブル。比較した全商品のなかでも安価な部類に入るため、初期費用を抑えたい人におすすめです。
TP-Link Tapo C120は小さな動きが検知できない点は惜しいものの、大きく気になる点はとくにありませんでした。マイベストが自信をもっておすすめできる商品なので、ぜひ購入を検討してみてください。
撮影範囲(水平) | 100度 |
---|---|
アプリ対応OS | iOS、Android |
カメラの遠隔操作可能 |
良い
気になる
本体幅 | 67.4mm |
---|---|
本体奥行 | 57.4mm |
本体高さ | 44.1mm |
録画保存方法 | microSD、クラウド保存(課金あり) |
フレームレート | 20fps(明るさに応じて自動適応) |
撮影範囲(対角画角) | 120度 |
最大動画保存期間(無料) | |
クラウド月額費用 | 400円~(登録デバイス数によって異なる) |
連携可能外部サービス | Google、Alexa |
電源 | 常時給電式 |
解像度 | 2560×1440p(2K QHD 4MP) |
同時管理可能台数 | 不明 |
防塵・防水 | IP66 |
威嚇機能 | |
特徴 | 目立ちやすい |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
5,742円
(最安)
販売価格:5,800円
ポイント:58円相当
送料無料
TP-Link Tapo C120は、AmazonなどのECサイトで販売されていました。価格は5,000円弱(※2025年1月時点、ECサイト参照)。検証結果を参考に購入をぜひ検討してくださいね。
最後に、配線不要の商品をご紹介します。
すっきり設置したい人には、TP-Link Tapo C425がおすすめです。給電方法はバッテリー式で配線の手間がかからず、別売りのソーラーパネルを繋げばこまめな充電も不要。録画映像は高画質で、動体検知直前に遡って記録できるのも魅力です。マグネットで固定できるため、賃貸住まいでも設置できます。
撮影範囲(水平) | 135度 |
---|---|
アプリ対応OS | iOS、Android |
カメラの遠隔操作可能 |
良い
気になる
本体幅 | 116.2mm |
---|---|
本体奥行 | 64.8mm |
本体高さ | 64.8mm |
録画保存方法 | microSD、クラウド保存(課金あり) |
フレームレート | 15/20/(25/30)fps |
撮影範囲(対角画角) | 不明 |
最大動画保存期間(無料) | |
クラウド月額費用 | 400円~(登録デバイス数によって異なる) |
連携可能外部サービス | Google、Alexa |
電源 | バッテリー充電式、ソーラー式(ソーラーパネル別売り) |
解像度 | 2560×1440p(2K QHD 4MP) |
同時管理可能台数 | 不明 |
防塵・防水 | IP66 |
威嚇機能 | |
特徴 | 目立ちやすい |
TP-Link Tapo C425の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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