Ring Stick Up Cam Batteryをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

設置のしやすさは高評価。本体はネジで固定するか、平らな場所に置くだけと簡単に取りつけられます。バッテリー充電式のため、「場所を選ばずどこでも置ける」との口コミどおり、コンセントのない場所にも設置できる点が魅力です。

「セットアップに時間がかかる」との口コミどおり、最初はメールアドレスの登録とSMSの2段階認証が必要で、やや手間がかかります。とはいえ、登録完了後はアプリの指示どおりスムーズにセットアップできました。説明書やアプリ内のアイコン・文章がわかりやすく、スマホへの通知・検知感度などの設定は直感的に行えます。

また、対角画角が130度と非常に広範囲を撮影できるのも特徴。比較したところ対角画角が110度以上あると、車1台分のガレージを隅々まで捉えられることがわかりました。本商品は撮影範囲は十分な広さで、映したい場面が見切れるリスクを回避できるでしょう。

メーカー公称値によると、防塵・防水機能は多少の雨ならば耐えられるIP55でした。雨をしのげない場所でも問題なく使用するにはIP65以上が望ましいものの、屋外でも十分使用できます。

比較したなかでは、アトムテック「ATOM Cam 2」やAnker「Eufy Security Solo OutdoorCam C22」は、IP67と防水・防塵性能が非常に優れていました。故障リスクを避けたい人は、こちらもあわせてチェックしてみてください。

実際に撮影した映像を確認すると、昼夜ともに人の背格好を大体把握できる程度の画質でした。とくに夜間や建物の入り口など暗い場所では、相手の人相を判別できません。「画像が澄んでいてきれいな映像」との口コミがありましたが、高画質とはいえない結果です。

比較したアトムテック「ATOM Cam 2」は、夜間でもカラーで映せて近くの人物の人相まで判別できました。対してこちらは、人物の特徴まで捉えられず証拠としては弱いでしょう。

人物検知の感度は優秀でした。カメラの前を人が通ると、わずか約1秒でスマホに通知が届きました。

比較したなかでラグが2秒以下の商品は、映像がガタつきにくくスムーズに再生される傾向がありました。本商品も映像の時差が気になることはほぼないでしょう。

保存・確認のしやすさも高評価。比較したほかの商品同様に、映像はスマホアプリから確認できます。有料プランに加入するとクラウド上への保存も可能。最長で過去180日間の動画・7日間の静止画を確認できます。動画のダウンロードも行えるので、証拠として残したい映像を個別に管理したいときに便利です。

有料プランの料金がデバイス1台につき月額350円と安いのも魅力。比較したほかの商品では月額500～1,000円かかるものもあり、費用を抑えやすいですよ。登録住所のデバイスであれば何台でも利用できる月額1,180円のPlusプランもあるので、家族で映像を共有したい人も使いやすいでしょう。

なお、クラウド保存できるモデルは月額料金が必要ですが、microSDカードに保存する方法よりもデータを安全に保管できます。データの盗難や間違って消すリスクを避けられるため、安全性を重視したいならクラウドで保管するのがおすすめですよ。

防犯に役立つ威嚇機能をしっかり装備している点も魅力です。スマホからの遠隔操作でカメラから警告音を鳴らせる機能を搭載。安全な場所から外の人物に話しかけられる双方向通話も可能なので、不審者の犯行を未然に防止できるでしょう。

なお、比較したすべてのモデルに備わっていた、人を検知するとスマホに通知が届く機能も搭載していました。異常があるとすぐに感知できるため、外出先でも自宅の様子を確認できますよ。

付加機能を確認したところ、基本的な機能は揃っていました。比較したほかの商品と同じく、映像と一緒に録音が可能。1つのアプリからカメラを複数台管理でき、自宅の各所に防犯カメラを設置しやすいのもポイントです。

ただし、カメラの遠隔操作には対応していません。微妙なアングル調整ができないため、設置するときは映像を確認しながら位置調整するとよいでしょう。なお、詳細は以下のとおりです。

1. 複数台管理ができるか｜◯
2. 録音機能があるか｜◯
3. 遠隔操作ができるか｜✕