天気に左右されず、夜でもよく映ると謳う屋内用防犯カメラ、アトムテック ATOM Cam2。インターネット上では「明るい場所はもちろん、夜でも見やすい」と評判です。一方で、「マイクの性能がよくない」といった口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、 アトムテック ATOM Cam2を含む屋内用防犯カメラ全13商品を実際に使って、画質のよさ・撮影範囲・動体検知機能・録画性能・録音機能・アプリの使いやすさ・警告通知機能・付加機能を比較してレビューしました。 購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
アトムテック ATOM Cam2は、複数台の導入もしやすい高画質・低価格な商品をお探しの人におすすめです。実際に撮影すると、部屋の明るさ問わず鮮明に映りました。比較した商品には暗いと見えにくくなるものもあったのに対し、文字間隔が確認できるほどはっきり。昼間はもちろん、夜間の防犯にも適しています。
広角レンズを搭載しており、撮影範囲も申し分ありません。水平は112.95度撮影でき、垂直は手動ながら180度の回転が可能です。動体検知も優秀で、検知後2秒以内にメールが届きました。比較した商品には誤って検知されたり、メールが来なかったりするものもあったなか、本商品の優秀さが伺えます。警告音や相互通話で不審者に威嚇できるのも魅力です。
録画機能も優秀で、24時間録画できます。ただし、microSDカードは32GBまでの対応のため、実質5時間録画となる点は注意しましょう。長時間録画したい人は、無料のクラウドサービスをご活用ください。アプリは初期設定も接続も簡単でした。複数台を1つのスマホで管理でき、家中を見守れます。
ネックなのは、アプリでの首振り操作ができない点。上位商品の多くが遠隔操作での首振り・自動追跡に対応していたのに対し、被写体や不審者の動きを追えません。「マイクの性能がよくない」との口コミどおり、録音機能もいまひとつでした。ギリギリ人の声と判別できる程度なので、内容までは聞き取れません。
謳い文句どおり暗所でも画質がよく、動体検知の精度も高い本品。執筆時点で税込3,480円(公式サイト参照)と安いので、複数台設置して死角をカバーするような使い方にはぴったりでしょう。スマートディスプレイの大画面でも映像を確認できますよ。より高機能な商品を選びたい人は、予算を5,000円程度まで上げてほかの商品を検討してみてください。
実際にアトムテック ATOM Cam2と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
アトムテック ATOM Cam2よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
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映像も音声もしっかり記録。バランスのよい性能が魅力!
そもそも屋内用防犯カメラとは、部屋全体を撮影して外出先からでも家の様子を見られるカメラのこと。専用モニターが不要でスマホとの連携が可能なものも増えています。スタイリッシュな見た目で、防犯用だけでなくペットや介護の見守りカメラとしても活用できますよ。
今回ご紹介するATOM Cam2は屋内用カメラやドアの開閉センサーなど、スマートホーム製品を手掛けるアトムテック株式会社の製品。夜でも鮮明に撮影可能な「カラーナイトビジョン」を売りにしています。
IP67の防水・防塵設計で、天気に左右されず撮影ができるのも魅力です。屋内だけでなく、屋外カメラとしても使えますよ。
本体はホワイトカラーが前面に押し出された、スタイリッシュなデザイン。付属の金属プレートに磁石、もしくは固定ネジをつけて設置するだけで完了します。
最近の防犯カメラの傾向として、専用モニターがいらないうえ目立ちにくいものが増えてきています。2021年に発売された本品もそのうちのひとつで、防犯カメラとわかりにくい見た目を採用。アプリと連動すれば、複数台のカメラを1台のスマホで確認できます。
本体サイズは幅50×奥行58×高さ52mm。重量は100gで、電源ケーブルは1.8mです。マルチアングルスタンド採用で上下180度の首振りができ、スムーズに撮影角度を調整できると謳っています。
動体をAIで検知する機能があるため、防犯対策としてはもちろん、ペットの見守りにも活躍。内蔵マイクで双方向の通話もできます。外出先から声掛けしたり、ペットが鳴いていないかを確認したりと、さまざまなシーンで活躍するでしょう。
防犯目的で使用するなら、目立つ形で設置しましょう。カメラを目立たせることで証拠を押さえられることを恐れさせ、犯罪を予防する効果が期待できますよ。
反対に、見守りで設置する場合には目立たせないことが重要です。カメラに気づかれないことで普段どおりの撮影が可能になるので、意識されないような場所での設置を検討してみてください。
今回は、アトムテック ATOM Cam2を含む屋内用防犯カメラ全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画質のよさ・撮影範囲・動体検知機能の検証です。
画質のよさではリビングを再現した空間を用意。実際に撮影して、明所・暗所で文字がどこまで読めるか、通過した人が手に持つ書類の文字を判別できるかを確認しました。撮影範囲では、水平方向・垂直方向に何度撮影可能か、広角レンズを備えているかを評価しています。
動体検知機能では実際にカメラを横切り、動体を確認後何秒後に通知するかを確認。リアルタイムで通知が届き、異常に早く気づけるものほど高評価としています。
その結果、画質のよさでは高評価を獲得。明るい部屋・暗い部屋ともに鮮明に写り、文字を判別できました。「明るい場所はもちろん、夜でも見やすい」という口コミどおり、申し分ない画質です。移動する人が手に持つ書類も、ある程度は文字が確認できました。
比較したほかの商品には、明るい部屋では文字が見えても暗くなるど画質が低下してしまうものもありました。本品はカラーナイトビジョン機能を搭載していることから、暗所でもしっかりと撮影可能。「1080Pの高解像度」と謳うとおりの画質で、夜間の防犯対策にも適しています。
撮影範囲も広く、部屋中を撮影できるだけの範囲を備えていました。広角レンズを搭載していて、水平方向は112.95度撮影可能。垂直方向は手動ながら180度回転ができ、撮影範囲が限定されません。
比較した結果、広角レンズを搭載した商品は撮影範囲が広い傾向がありました。本商品も広角レンズを採用しており、不審者や見守り中のペットの様子などがわかりやすいですよ。
動体検知機能も高評価を獲得。動体を検知して2秒後には通知が来るため、異常時でもいち早く映像を確認できます。比較したなかには検知後にメールが届くまで5秒以上かかったり、誤って検知を知らせるメールが届いたりするものもあり、優秀さが伺えました。
警告音を発する機能も搭載しています。比較した商品には警告音を出せないものもあったなか、本品ではブザー音を出すことが可能。防犯に一役買うでしょう。
続いて、録画・録音機能の検証です。
録画機能については、常時録画ができるか・クラウドサービスの保存期間・SDカードの対応GB数を評価しました。録音機能についてはカメラから1m離れたところでスマホの動画を再生。動画内の会話の内容がどの程度聞き取れるかを確認しました。
録画は動体検知時・24時間録画の両方に対応していました。動体検知後12秒という録画制限はありますが、14日間の無料クラウドサービスもあります。月額660円でアップデートすれば、時間制限なしのプランにも変更できますよ。
ただし、対応しているmicroSDカードは32GBまで。古いデータは上書きされていくので、クラウドサービスを利用しない場合は実質5時間しか録画できません。比較したなかには256GB対応の商品もあり、録画可能時間はやや短めです。ぜひクラウドサービスをご活用ください。
録音機能は優秀とはいえない結果に。撮影した際の動画では、会話の内容が聞き取れるレベルではありませんでした。
比較した結果、多くの商品が録音は苦手としており、会話が聞き取れたのは全体の約2割だけ。「マイクの性能がよくない」と口コミでも指摘されているため、録音目的での利用にはあまり向いていません。
次に、アプリの使いやすさの検証です。各商品のアプリを立ち上げ、初期設定・カメラ操作のしやすさ・接続のしやすさ・メニューの見やすさを評価しました。
その結果、アプリの使いやすさはまずまず。メニュー画面はイラストだけですが、シンプルでわかりやすく、アプリを立ち上げてすぐに接続できました。セットアップも指示に従うだけなので、簡単にできますよ。
一方でカメラ操作ができない点で減点に。比較した商にはアプリでカメラの首振りができたものもありましたが、本品は手動での首振りのみです。撮影範囲外に被写体が動くと映らないため、死角が気になる人は複数台導入しましょう。
次は、警告通知機能の検証です。カメラが侵入者を確認したときに、外出先からでも一時的な対処ができる機能を搭載しているかを確認。アプリへの通知・警報機能・相互通話それぞれが搭載されているものほど高評価としました。
その結果、すべての機能が搭載されており高評価を獲得しました。とくに、比較した商品の約6割が非搭載だった警告音を鳴らせるのは魅力的です。アプリの通知を見て不審者を確認した場合にすぐ警告できるため、防犯用として心強いでしょう。
相互通話を使えば、スマホから声をかけて直接警告することもできますよ。
最後は、付加機能の検証です。アプリからのカメラ操作・自動追尾機能などを確認し、より多くの機能がついている商品を高評価としました。
付加機能は少なめです。スマートディスプレイとの連携、複数のカメラを一括管理しか対応していませんでした。まとめて家中のカメラを確認できるのは魅力的ですが、多機能とはいいがたい結果でした。
惜しかったのは、アプリからのカメラ操作ができない点。自動追跡機能もないため、撮影範囲外に動いてしまうと不審者や見守り対象の様子がわかりません。検証結果の詳細は以下のとおりです。
録画保存方法 | microSDカード、クラウド保存(課金あり) |
---|---|
撮影範囲(垂直) | 不明 |
撮影範囲(水平) | 103度 |
検知機能 | 動体、音 |
録画方法 | 動体・音声検知時のみ録画 |
---|---|
最大動画保存期間(有料) | 14日間(1クリップあたり時間無制限) |
最大動画保存期間(無料) | 14日間(1クリップあたり12秒間) |
広角レンズ搭載 | |
アプリ対応OS | iOS、Android |
スマートディスプレイ対応 | 不明 |
カメラの遠隔操作可能 | |
自動追跡機能 | |
暗所撮影可能 | |
相互通話機能 | |
スポット登録機能 | 不明 |
複数カメラの一括管理可能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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アトムテック ATOM Cam2は、公式サイトで販売しています。執筆時点の値段は税込3,480円(※公式サイト参照)です。地域によって配送料金が変わるので、確認のうえ購入してくださいね。
大手ECサイト(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング)でも購入が可能です。取扱店舗によって値段が少し異なるため、比較したうえで購入しましょう。
最後に、アプリで遠隔操作して被写体の動きを追える商品をご紹介します。
TP-Link Tapo C210は、映像も音声もしっかり残せる商品です。広角レンズを搭載しているうえ、首振り範囲は水平360度・垂直114度と広め。部屋の明るさに関係なくきれいに録画でき、動きを検知して1秒後に通知が届きました。相互通話機能があり、万が一のときに声で威嚇できるのも魅力です。
SwitchBot 見守りカメラは、microSDカードがあればフルHD画質で24時間録画できます。垂直115度・水平360度と首振り範囲が広いうえに、自動追尾機能も搭載。動体検知の通知はやや遅めながら、部屋が暗くても鮮明に撮影できました。アプリの初期設定も簡単ですよ。
録画保存方法 | microSDカード、クラウド保存(課金あり) |
---|---|
撮影範囲(垂直) | 114度 |
撮影範囲(水平) | 360度 |
検知機能 | 動体 |
録画方法 | 常時録画、動体・音声検知時のみ録画 |
---|---|
最大動画保存期間(有料) | |
最大動画保存期間(無料) | 不明 |
広角レンズ搭載 | |
アプリ対応OS | iOS、Android |
スマートディスプレイ対応 | Google Nest Hub、Amazon Echo Show |
カメラの遠隔操作可能 | |
自動追跡機能 | 不明 |
暗所撮影可能 | |
相互通話機能 | |
スポット登録機能 | 不明 |
複数カメラの一括管理可能 |
TP-Link Tapo C210の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
録画保存方法 | microSDカード、クラウド保存(課金あり) |
---|---|
撮影範囲(垂直) | 115度 |
撮影範囲(水平) | 360度 |
検知機能 | 動体 |
録画方法 | 常時録画、動体・音声検知時のみ録画 |
---|---|
最大動画保存期間(有料) | 30日間 |
最大動画保存期間(無料) | 不明 |
広角レンズ搭載 | 不明 |
アプリ対応OS | iOS、Android |
スマートディスプレイ対応 | Amazon Echo Show |
カメラの遠隔操作可能 | 不明 |
自動追跡機能 | |
暗所撮影可能 | |
相互通話機能 | |
スポット登録機能 | 不明 |
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