BRUNO ふとん&衣類ドライヤー エレファンをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、乾きやすさの検証。敷布団の上部に200mL、中央と足元に100mLずつの水をかけます。乾燥モードで30分運転したのち、どのくらい水分を減らせたかチェックしました。

その結果、比較したなかでもトップクラスの高評価を獲得しています。布団の中央は完全に乾いており、足元や頭付近の水分も5%未満に。平均して約15.2%の水分が蒸発しています。

1. 枕元：稼動前22.5％→稼動後3.9％
2. 中央：稼動前16.3％→稼動後0％
3. 足元：稼動前13.3％→稼動後2.5％

寝汗をかきやすい枕元もしっかり乾燥できるため、暑くなり始めた梅雨の季節にもうってつけ。

比較した商品のなかには、30分運転させても水分が数%しか減らない商品もありました。本商品は枕元や足元もしっかりと乾かせており、湿気が気になる季節もカラッと快適な布団で眠れるでしょう。

次は、ダニ対策のしやすさ・温めやすさを検証しました。

ダニ対策では、実際に布団の頭側からホースを入れて、ダニ対策モードで布団を2時間温めます。その後、温湿度ロガーを使って、布団の枕元・中央・足元・左上・右上・左下・右下・裏側の8か所で温度を計測。ダニを死滅させられる55℃を基準に、8か所の平均温度が高いほど高評価としました。

温めやすさでは、実際に温めモードを使って20分運転。布団の中央・枕元・足元・ホースを入れた反対側の温度を計測し、それぞれの温度が高いほど高評価としました。

次は、使いやすさの検証です。本体の重さやホースの長さ・コース内容・持ち手の有無などをチェックし、「セットが複雑ではなく、毎日でも使いやすいか」を軸に評価しました。

使い方は、ホースを布団に差し込むだけと手軽。さらにメーカーが謳うとおり、布団乾燥以外の用途で使えて便利です。衣類乾燥コースを使って90度首振りをONにすれば、部屋干しの洗濯物にまんべんなく風を当てられますよ。温風・冷風を切り替えて、扇風機やスポットヒーターとしても使えます。

ただし、ホースの長さが45cmと短め。比較したなかでは、ホースが1m以上と長く、本体を床に置いたままでもベッドに伸ばせた商品もありました。本商品は床に置くとホースが布団まで届かないため、本体ごとベッドに乗せるとよいでしょう。

さらに重量は3.2kgと軽いわけではなく、本体は奥行18.5cmと厚め。コードは本体に収納できず、都度縛る必要があります。

とはいえデザインがおしゃれなので、出しっぱなしにしてもインテリアを邪魔しないでしょう。セットしやすく用途も広いため、「布団乾燥機をわざわざ買うのはためらわれる」「梅雨シーズンしか使わなさそう」と思っている人にもおすすめです。

最後は、静かさの検証です。温めモードで運転させて1m離れた位置から運転音を測定し、音が小さいほど高評価としました。

「運転音が静か」という口コミのとおり、静音性は文句なし。稼動音は48.6dBと、高評価の基準とした55dBを難なくクリアしています。比較したなかには60dBオーバーの商品も多数あったところ、本商品はかなり静かな部類です。

なお、45dB前後は美術館の館内と同程度（参照：環境省）。夜寝るまえや、子どもが眠ってからも使いやすいでしょう。