布団だけでなく衣類や靴の乾燥にも使用できる、株式会社giobai アロマ送風式布団乾燥機 FLEURISTE(フルリスト)。「短時間で布団がポカポカになる」「出しっぱなしにしていても気にならないデザイン」と評判です。しかし、「広範囲には温まらない」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の布団乾燥機とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、布団乾燥機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
株式会社giobai アロマ送風式布団乾燥機 FLEURISTE(フルリスト)は、ダニ対策にこだわる人には不向きです。実際に「ふとん乾燥(冬)モード」使用中の布団内の温度を測ると、足元と中央部分は60℃以上を維持できたのに対し、頭や右上・左下部分は40℃台にとどまる結果に。比較した商品には布団全体で高温を維持できたものもあったなか、ダニ対策に有効とされる条件を満たせませんでした。
稼動中に高いモーター音が響くのも気がかりです。稼動音は平均56.3dBと比較したほかの商品と同程度でしたが、使用中は部屋を分けたほうがよいでしょう。ホースは本体に格納できるものの、電源コードは本体とひとまとめにできず、収納の際にかさばりやすいのも難点。奥行132mmのスリムな形状ですが、取っ手はないため頻繁に移動させて使う人にも不向きといえます。
一方、布団乾燥以外にも靴・枕・クローゼット・衣類と幅広く使えるのがメリットです。比較したなかには布団以外に使えない商品もあったのに対し、さまざまな用途に対応できる1台がほしい人には向いています。使い方もホースを布団に直接差し込むだけと簡単。マットを広げて置くタイプより手軽に使えるので、忙しい毎日でも取り入れやすいでしょう。
就寝時に十分な温かさを感じられるのもよいところ。「ふとん乾燥(冬)モード」で稼動させた後の布団内の温度は、頭・中央・足元で心地よく寝られるとされる33℃を超えました。冬場でも温かい布団で寝られるでしょう。寝汗を想定して染み込ませた200mLの水は107.1g蒸発し、乾きやすさも十分。夏場でなければ、ある程度のカビ対策が期待できます。
比較したほとんどの商品と同様に、電気代がかさみにくいのもうれしいポイントです。2週間に1回、家族4人分の布団乾燥を想定した電気代は、年間2142.72円でした。総じて、豊富なコースや十分な温め性能を備えた商品ですが、ダニ対策への効果や静音性・収納性を求める人は、ほかの商品を検討してください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際に株式会社giobai アロマ送風式布団乾燥機 FLEURISTE(フルリスト)と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの布団乾燥機と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
株式会社giobai アロマ送風式布団乾燥機 FLEURISTE(フルリスト)の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
今回ご紹介するのは、アロマ送風式布団乾燥機 FLEURISTE(フルリスト)。3方向に温風を送る「3D温風」を採用した商品で、隅々まで熱を送ることで花粉やダニ・汗・湿気などの対策ができるとアピールされています。
アロマ機能がついているのもポイント。別売りのアロマカートリッジを使えば、快適な睡眠環境をサポートできるとされています。操作方法はダイヤルを回してボタンを押すだけと簡単で、浴室やクローゼット・靴・衣類・枕など、あらゆるシーンで使用できますよ。部屋に置いていても目立ちにくい、シンプルなデザインも魅力です。
販売元のgiobaiは、「アフォーダブル・ラグジュアリー=手の届く贅沢」をテーマとし、洗練されたデザイン家電を手がける企業です。布団乾燥機のほか、薬用入浴剤のような商品も取り扱っています。
今回は株式会社giobai アロマ送風式布団乾燥機 FLEURISTE(フルリスト)を含む、人気の布団乾燥機を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
温めやすさは高評価です。本商品を「ふとん乾燥(冬)モード」で稼動したところ、稼動完了時点で頭付近は33.7℃・中央部分は52.8℃・足元は73.8℃と、すべての箇所で心地よく寝られるとされる33℃を上回りました。
比較した商品には足元付近の温度が20℃台にとどまるものもあったなか、足元が冷えやすい人にもぴったりといえます。「広範囲には温まらない」との口コミに反し、寒い冬場にもポカポカの温かな布団で眠れるでしょう。
乾きやすさの評価も悪くありませんでした。一晩あたりの寝汗を想定した200mLの水をシーツに染み込ませて「ふとん乾燥(冬)モード」で乾かした結果、蒸発した水分量は107.1g。全体的に少し湿り気を残したのの、おおむね乾燥できました。
比較したなかで150~200gの水分を飛ばせた上位商品ほどではありませんが、寝汗や湿気が気になる夏場以外なら、ある程度のカビ対策が期待できるといえます。
ホースを直接布団に差し込んで使う、お手軽タイプなのも魅力です。比較した商品には付属のマットを広げて布団に入れる手間のかかる商品もありましたが、こちらは家事に時間をかけられない人でも簡単に使えるでしょう。使い方もダイヤルを回してボタンを押すだけと、直感的に扱えます。
コースは、くつ乾燥・まくら乾燥・ふとん乾燥(冬・夏)・クローゼット・衣類乾燥と充実していました。比較したなかには布団にしか使えないものも多くありましたが、本商品は1台でさまざまな場所に使えるのが便利です。ホースの長さも79cmと短くはないため、使いづらさは感じにくいでしょう。
評価には含めていませんが、電気代が安いのもポイントです。実際に「ふとん乾燥(冬)モード」を使用した際にかかった1回あたりの電気代は22.32円。2週間に1回、家族4人分の布団を乾かしたときの1年間あたりの電気代は、2142.72円に収まりました。
比較した結果、布団乾燥機の電気代は商品によって大きな差はなくどれも安く抑えられている印象です。頻繁に使っても、電気代がネックになることはないでしょう。
ダニ対策のしやすさは、いまひとつの結果に。「ふとん乾燥(冬)モード」で稼動したところ、足元と中央部分の温度は60℃以上を維持できたものの、頭は47.4℃・右上は45.9℃・左上は43.4℃までしか上がらず、布団全体でダニを死滅させるほどの温度にはなりませんでした。
ダニを死滅させるためには、55℃を60分間持続または60℃を30分間持続することが有効とされており、本商品はダニ対策に使うには力不足といえます。
比較した結果、付属のマットを布団で包み込むタイプの商品は隅々まで熱をいきわたらせやすく、検証でもすべての箇所でダニ対策に有効な条件まであたためられました。しっかりダニ対策したいならマットありタイプをチェックしてみてくださいね。
稼動音が気になりやすい点にも注意が必要です。1m離れた位置での「ふとん乾燥(冬)モード」使用時の稼動音は平均56.3dBと大きめでした。
比較した全商品の平均値57.71dB(※2025年4月時点)よりはわずかに下回ったものの、モーター音のやや高い音が響くのがネック。ドアを隔てた場所で使うなら会話の邪魔にはなりにくい印象ですが、静音性を重視する人には使いづらい可能性があります。
収納のしやすさの評価も伸び悩みました。ホースは本体に格納できますが、長さ159cm(プラグ含む)の電源コードは本体に収納できず。比較したなかには本体とコードをひとまとめにして収納できるものもあったのに対し、使わないときは束ねるなど工夫が必要です。
奥行きは132mmとスリムで、重量も2,732gと重すぎないものの、取っ手がなく抱えて持ち運ぶ必要があるのも惜しいところです。頻繁に移動させて使うことが多い人にも不向きでしょう。
マットタイプ | マットなし |
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ダニ対策機能 | |
対応布団サイズ | 不明 |
乾燥コースを使用した時の一回あたりの電気代 | 22.32円 |
良い
気になる
消臭機能 | |
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コース切替 | 冬コース、夏コース、ダニ対策コース、くつ乾燥コース・まくら乾燥コース・ふとん乾燥コース・クローゼット乾燥コース・衣類乾燥コース |
対応布団素材 | 不明 |
コードの長さ | 1.53m |
重量 | 約2.7kg |
幅 | 260mm |
奥行 | 132mm |
高さ | 368mm |
消費電力 | 温風時:700W |
予約機能 | |
形状 | |
ノズル本数 | シングルノズル |
付属品 |
アロマ送風式布団乾燥機 FLEURISTE(フルリスト)は、公式サイトのほか、Amazonや楽天市場などのECサイトで購入可能です。公式サイトから注文すると10,000円オフのクーポンが適用され、以下の特典も受けられます。ぜひチェックしてみてください。
<特典一覧>
2025年4月時点
最後に、本商品の気になる点を補う商品をご紹介します。
ダニ対策を徹底したいなら、山善の布団乾燥機 ZFD-Y500がおすすめです。付属のマットを広げる手間はありますが、ダニ対策コースではダニが死滅する温度を布団全体で維持できました。温めや乾きやすさの性能も申し分なく、湿気・カビ対策としても活躍するでしょう。布団以外に小物衣類や靴の乾燥にも使えますよ。
すっきり収納したいなら、レイコップのふとん乾燥機モナミ RFK-100もチェック。奥行が10cmとかなりスリムで、コードも本体に収納可能です。背面に取っ手があり持ち運びもしやすいでしょう。ダニ対策コースでも、布団の一部を除いてダニ対策に有効な条件を満たしていたため、定期的な乾燥で十分ダニ対策が見込めます。
マットタイプ | マットあり |
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ダニ対策機能 | |
対応布団サイズ | シングルサイズ |
乾燥コースを使用した時の一回あたりの電気代 | 17.36円 |
良い
気になる
消臭機能 | |
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コース切替 | あたためコース、夏コース、冬コース、ダニ対策コース、小物衣類乾燥コース |
対応布団素材 | 羊毛、羽毛、綿 |
コードの長さ | 1.92m |
重量 | 約2.7kg |
幅 | 305mm |
奥行 | 140mm |
高さ | 242mm |
消費電力 | 500W |
予約機能 | |
形状 | |
ノズル本数 | シングルノズル |
付属品 | 靴乾燥アタッチメント、エアマット |
山善 布団乾燥機 ZFD-Y500の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
マットタイプ | マットなし |
---|---|
ダニ対策機能 | |
対応布団サイズ | 不明 |
乾燥コースを使用した時の一回あたりの電気代 | 13.64円 |
良い
気になる
消臭機能 | |
---|---|
コース切替 | あたためコース、冬コース、夏コース、ダニ対策コース |
対応布団素材 | 羽毛、綿、化学繊維 |
コードの長さ | 2.06m |
重量 | 約1.8kg |
幅 | 215mm |
奥行 | 100mm |
高さ | 287mm |
消費電力 | 600W |
予約機能 | |
形状 | |
ノズル本数 | シングルノズル |
付属品 | 布団乾燥アタッチメント、靴乾燥アタッチメント、洗濯物乾燥アタッチメント |
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