高さ調節や設営が簡単と謳う、Soomloom タープポール アルミ製 伸縮ポール 2本セット。「荷物がかさばらない」「長さを楽に変えられる」と評判です。しかし、「つくりはしっかりしているが重い」という口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のVASTLANDやLOGOS(ロゴス)などのタープポールとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、タープポール選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Soomloom タープポール アルミ製 伸縮ポール 2本セットは、体勢問わず快適に過ごせる空間を作りたい人におすすめです。比較したほかの商品には、最長で240cmと低く圧迫感を覚えたものがあったなか、ポールの可動域は80~260cmまで対応。立った状態で使うハイスタイル・座った状態で使うロースタイルのどちらでも、ゆったり過ごせるでしょう。
高さ調節の段数も豊富です。240cm以上では、比較した商品の半数が1段しか調節できなかったのに対し、5段階の調節ができました。左右で高さを変えれば、雨天時の横からの降り込みを防ぐことも可能です。180~220cmの間は細かい高さ調整はできませんが、1段であれば変えられました。
折れにくさも良好です。実際に風速1〜10m/sの風をあてたところ、最長260cmの状態で風速5m/sまで耐えました。比較した風速7m/s以上耐えた商品には及ばないものの、突風が吹かない限り歪むことはなさそうです。
「荷物がかさばらない」との口コミどおり、伸縮式で1つにまとめられるのもうれしいポイント。収納時の幅は約82cmと長くタープ袋には入りませんが、収納袋つきなので問題ないでしょう。ただし、「つくりはしっかりしているが重い」という口コミどおり、重量は2本で2.25kgと重めでした。
プッシュボタンを押す際に、指を挟みそうになったのもネックです。指先で力を入れる必要があり、「長さを楽に変えられる」との口コミや、「設営・撤収が楽」との謳い文句とはやや異なる結果に。作業のスムーズさを重視するなら、ほかの商品も検討してみてください。
実際にSoomloom タープポール アルミ製 伸縮ポール 2本セットと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイタープポールと、風が吹いたときの折れにくさ・高さ調整段数の多さ・設営や片づけの簡単さ・持ち運びやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Soomloom タープポール アルミ製 伸縮ポール 2本セットの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもタープポールとは、タープを支えるための柱のこと。タープを張る際には必須のアイテムです。タープとポールがセットになっているものと比べて、バラ売りのタープポールは耐久性が高く破損しにくいのが魅力。初期費用は高めですが、買い直す機会が減るため経済的に使えますよ。
今回ご紹介するタープポール アルミ製 伸縮ポール 2本セットは、本格的なキャンプ用品をリーズナブルな価格で販売している中国発のアウトドアブランド、Soomloomの商品。ボタン部分には白いラインが引かれており、ボタンを探す手間を短縮できる設計です。
伸縮方法は、ロック部分を回転させてスライドするだけ。太さが異なるシャフトを、望遠鏡の筒のようにスライドさせます。接続などの組み立ては不要で、設営・撤収が楽と謳っていますよ。
接地面は、滑りにくいエンドキャップ型。本体素材にはアルミニウムを採用し、軽さと強度を追求しています。表面にはアルマイト加工が施され、腐食や傷を防ぐ仕様ですよ。
太さが異なる合計4本のポールを組み合わせており、一番外側にあるポールの直径は約35.6mm。2本セットで、重量は約2.25kgです。
タープポールには、メインポールとサブポール(キャノピーポール)の2種類があります。メインポールはタープを支える役割があるのに対し、サブポールはタープをアレンジするためのもの。明確な区別はありませんがそれぞれ役割が異なるので、用途に合わせて使い分けてくださいね。
タープを支えるのに必要不可欠なメインポールは、太くて頑丈なつくりのものがほとんど。目安として、直径が25mm以上のものがおすすめです。高価なものが多いですが、タープを張るための必要経費だと割り切りましょう。
一方、アレンジで使うサブポールは細いものが多く、景観の邪魔をしないのが特徴です。タープの端を跳ね上げたり、ロースタイルを楽しんだりする際に活躍しますよ。なお、今回ご紹介するタープポールはメインポール向きの商品です。
今回は、Soomloom タープポール アルミ製 伸縮ポール 2本セットを含むタープポール全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、風が吹いたときの折れにくさの検証です。巨大扇風機を使って各商品に風速1〜10m/sの風を当て、ポールが曲がったときの風の強さを確認しました。
検証の結果、最長260cmの状態で耐えられた風速は5m/s。突風が吹かなければ、歪むことなく使えるレベルです。
しかし、比較したなかでも本品と同様のプッシュボタン式のものは、風速7m/s以上の風に耐えられたものがほとんどでした。上位商品ほどの耐風力には及ばないものの、悪天候を避ければ折れる心配は少ないでしょう。
続いて、高さ調整段数の多さの検証です。立った状態で使いやすい240cm以上・座ったままでも調節できる180~220cmの間で高さを変えられるかをチェックしました。
リサーチしたところ、高さ調節の段数は全部で9段と多く、高評価を獲得。240cm以上では、比較した商品の半数が1段しか調整できなかったのに対し、5段階の調整に対応しています。雨天時に左右で高低差をつければ、横からの降り込みを防止できますよ。
180~220cmの間でも1段階の高さ調節は可能。ただし、座った状態で細かく調節しようとすると、完全に固定できない点はネックです。メーカーが謳うように計36段階の調節が可能ではあるものの、実際にがっちり固定できたのは9段階でした。
とはいえ、最長の長さは260cm。高さがあるため、タープの中心に立っても天井が頭に当たらず、快適に過ごせます。腰を曲げる必要がなく、解放的な空間を作れるでしょう。
次に、設営・片づけの簡単さの検証です。ローレット加工や曲げ加工・エンドキャップや円錐型の加工の有無に着目。分解や収納がしやすいつくりかなど、チェックしました。
結果、評価はそこそこです。アルミ製で錆びにくいうえ、接地面がエンドキャップ型のため、設営の際に滑りにくい点はメリット。望遠鏡のようにスライドさせる伸縮式で、連結する手間がないのも利点です。しかし、ローレット加工や曲げ加工がなく、タープからポールが抜けやすい点が評価を下げる要因に。
収納方法はプッシュボタン式ですが、ボタンで指を挟むリスクがある点もネックです。比較したほかの商品には指の腹で簡単に押し込めるものがあったなか、指先で押す必要がありました。「長さを楽に変えられる」という口コミや、「設営・撤収が楽」との謳い文句には頷きにくい結果に。ボタンを押す際は、指を挟まないようタオルなどを使うとよいでしょう。
結果はまずまず。収納時の幅が約82cmと大きく、タープの袋には入れられません。重さは2本分で2.25kgと、比較した全商品の平均約2.08kg(執筆時点)とほぼ変わらない重量でした。「つくりはしっかりしているが重い」という口コミは否定できない結果といえます。
とはいえ、専用の取っ手つき収納袋がついているのは利点。比較した商品の6割弱(執筆時点)が伸縮できなかったのに対し、本品は伸縮可能で1本にまとまるのがうれしいポイントです。「荷物がかさばらない」という口コミどおり、コンパクトに収納できるでしょう。
入り本数 | 2本 |
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構造 | プッシュアップ式 |
収納時の幅 | 82cm |
最長の長さ | 260cm |
高さ調整段数 | 9段 |
耐えることができた風速 | 5m/s |
良い
気になる
素材 | アルミニウム |
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ローレット加工 | |
曲げ加工 | |
接地面の形状 | エンドキャップ型 |
Soomloom タープポール アルミ製 伸縮ポール 2本セットは、Soomloomの公式オンラインショップで購入可能。価格は税込4,880円(※執筆時点・公式サイト参照)です。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECサイトでの販売も確認できました。サイトによって送料がかかることもあるので、購入の際はよく確認してくださいね。
タープポールを保管する際は、片づける前に必ず水分を拭き取りましょう。濡れたままにしておくと、スチール製の場合はサビの原因に、アルミやアルミ合金のポールは塗装の劣化につながります。
また、湿気や直射日光が劣化の原因となることも。タープポールを保管する際は、乾燥した陽の当たらない場所を選んでくださいね。
最後に、プッシュボタンで指を挟むリスクが少ないタープポールをご紹介します。
VASTLAND タープポール 280cm 2本組は、タープポールでは珍しいオレンジ色が特徴。プッシュボタンは、指の腹を使って軽い力で押せました。最長の280cmの状態で風速10m/sの風が吹いても、ポールの歪みがみられなかったのもよい点です。強風時でも問題なく使えるでしょう。
ロゴスの プッシュアップポール250cmは、合計34段の調節ができアレンジしやすいのが魅力。指の腹でボタンを押せるため、軽い力で解体できました。耐風性にすぐれ、最長250cmでも風速7m/sの風に対応可能です。重量は2本で1.2kgと、持ち運びやすい軽さもメリットですよ。
入り本数 | 2本 |
---|---|
構造 | プッシュボタン式 |
収納時の幅 | 67cm |
最長の長さ | 280cm |
高さ調整段数 | 18段 |
耐えることができた風速 | 10m/s |
良い
気になる
素材 | アルミニウム合金 |
---|---|
ローレット加工 | |
曲げ加工 | 不明 |
接地面の形状 | エンドキャップ型 |
VASTLAND タープポール 280cm 2本組をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
入り本数 | 1本 |
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構造 | プッシュアップ式 |
収納時の幅 | 103cm |
最長の長さ | 250cm |
高さ調整段数 | 34段 |
耐えることができた風速 | 7m/s |
良い
気になる
素材 | アルミ(アルマイト加工) |
---|---|
ローレット加工 | |
曲げ加工 | 不明 |
接地面の形状 | エンドキャップ型 |
ロゴス プッシュアップポール 250cmをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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